キャリアや転職に特化した匿名相談サービス『JobQ』が転職意識調査を実施~転職に「成功した」と感じた人は全体の3割~

Job総研(パーソルキャリア)

 近年、転職者数は年々増加傾向にあり、2019年の9月でおよそ360万人に達しました。2010年の転職者数はおよそ280万人であり、10年前と比較すると、およそ80万人増加しています。

新卒で入社後すぐ、転職を考える人も増えていると同時に、転職して入った会社も合わず、度々転職を重ねる人も少なくありません。

実際のところ統計では、新卒採用において、1年以内離職率は1割、3年以内離職率は3割と、企業と学生の間にミスマッチが生じているのが現状です。
※総務省「労働力調査(詳細集計)」参照

https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/pdf/gaiyou.pdf >


その現状を踏まえ、株式会社ライボは、転職活動経験者を対象に、転職に関する調査を行いました。以下から、転職を経験したことのある、また現在転職活動中の『JobQ』ユーザーを対象に行ったアンケート結果です。


自身の転職活動に関してどうお考えですか?

                          (転職経験者、または現在転職活動中の人全体の結果)
  • 転職活動に「成功した」と感じた人は3割

『JobQ』ユーザーに自身の転職活動について、どう考えているかを調査した結果、「どちらともいえない」が全体の56.6%と約半分を占める中、「成功した」は全体の30%という結果になりました。
 

この結果によると、1割の人は自身の転職活動において、「失敗した」と感じる要因があるという事実に加え、約半数の人は自身の転職活動に関して、「失敗した」とも「成功した」とも言えない、ということが分かります。
 

さらに「失敗した」と感じる人に具体的な理由に以下があげられました。

 

「失敗した」と感じる具体的な理由は何ですか?(2つ回答)

                                (転職活動に「失敗した」人全体の結果)

  • 情報収集の不十分
  • 新しい職場が思っていた雰囲気と違った

「失敗した」理由の中で最も多かったのが「新しい職場が思っていた雰囲気と違った」で37.9%d、その次に「情報収集が不十分だった」で34.5%でした。

 

「新しい職場が思っていた雰囲気とは違った」に関しては、入社前に採用担当者以外と交流を図る、体験入社などで、自身の中の志望企業のイメージと、実際のギャップ無く入社を決めることで、企業とのミスマッチを防ぐことができると考えられます。

 

「情報収集が不十分だった」に関して、転職活動においてはやはり、より多くの情報を得ることが重要だとわかります。様々な転職サービスを使うこと、また知人や友人を伝って、志望業界に人脈を作っておくなど、みずから積極的に情報収集を行うことが、転職活動の成功につながると言えます。また、この他の回答にも「入社を決めた会社が業績がよろしくなかった」、「労務環境に問題があった」、「転職期間が長引いてしまった」などがあげられました。


一方で、「成功した」と感じる具体的理由には以下があげられました。

「成功した」と感じる具体的な理由は何ですか?(2つ回答)

                                (転職活動に「成功した」人全体の結果)
  • 具体的な転職理由があった
  • 年収や待遇に満足している

「成功した」理由の中で、最も多かったのは「具体的な転職理由があった」で42.5%、その次に「年収や待遇に満足している」に38.8%でした。

「具体的な転職理由があった」に関しては、「転職理由」が、企業側が応募者が入社後にどれほど活躍してくれるのか、を図る材料となっています。どうして転職したのか、また転職してからどんなことを実現していきたいのか、を細かく分析しておくことが転職成功につながると考えられます。

「年収や待遇に満足している」に関しては、応募者の希望給与や福利厚生が志望企業とものとマッチした、あるいは応募者がそれらにこだわりすぎなかった、ということがうかがえます。


転職活動中にしておけばよかった、と後悔していることはありますか?

                               (転職経験者、転職活動中の人全体の結果)
  • 転職活動中にしておけばよかったと後悔していることが「ある」人は、全体の29%

転職に「成功した」人の中で、しておけばよかったと後悔していることはありますか?

                                (転職活動に「成功した」人全体の結果)

  • 転職活動に「成功した」人でも、転職活動中しておけばよかった後悔は「ある」

「成功した」と感じる人の中でも、しておけばよかった後悔は「ある」と答えた人が、36%いることがわかりました。自分の転職に満足いった結果が得られたとしても、転職活動中もっとできることがあったのではないか、今よりさらに満足のいく転職活動をできたのではないか、と考える人が3割以上いた、と考えられます。              

転職中にしておけばよかった、と後悔したことを具体的に教えて下さい。(2つ回答)

                     (転職活動中、しておけばよかった後悔が「ある」人全体の結果)

  • 業界、職種についての価値
  • 自分の市場価値への理解

転職中しておけばよかったと後悔したことで、最も多かったのは「業界、職種についての調査」で47.3%、その次は「自分の市場価値への理解」で39.2%でした。
「業界、職種についての調査」に関しては、転職活動を「失敗した」と感じる理由でもあげられた「情報収集の不十分」と類似しています。やはり、転職活動にとって情報量が必要不可欠なようです。

また、「自分の市場価値の理解」に関しては、自分のスキル、経歴、業績を客観的に分析し、志望する企業にそれらが通用するのか、を考えなければなりません。職務履歴書や面接などで、自分のスキルを偽ったり、多少見栄をはってしまうと、入社後にギャップを感じ、業務が滞ってしまう可能性があります。
他の回答には「OB,OG訪問」、「ストレス発散方法を見つける」、「パートナー(夫、彼氏、親族など)への相談」などがあげられました。

調査概要

  • 調査内容:転職に関する意識調査
  • 対象:転職活動経験者(『JobQ』登録会員)※各比率において、項目によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
  • 有効回答:253件
  • 調査期間:2019年11月12日~15日
  • 調査方法:Web上でのアンケート


■ 「JobQ」について
https://job-q.me/ >

「JobQ」とは、キャリアや転職に特化した匿名相談サービスです。
求職者が匿名での質問を投稿でき、質問の内容に精通する個人から、リアルで具体的な情報をこれまでよりも低コストで入手できることが特徴です。
多くの人がこれからのキャリアについて考える際、現場のリアルな情報を手に入れられなかった経験があると思います。
就職や転職において求職者にとって、非常に重要であるのにもかかわらず、得ることの難しいこうした情報を共有し合うシステムを構築することで、その課題を解決します。

■ 株式会社ライボについて
https://laibo.jp >

株式会社ライボは、2015年2月の創業。
創業以来、「個が活躍する社会を創る」をビジョンとし、多様化するキャリアの意思決定を支えるサービスとして、キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を提供してまいりました。
社名であるライボ(Laibo)は、モノづくりを行う場所「Labo」の真ん中に個人(="i")が立つことを意味しています。
社会で活躍する1人1人が主役になる、そのような会社を目指しています。
2019年3月に総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社にグループ入りしました。
また、2019年6月8日に事業拡大による本社移転に伴いまして、各領域における人材募集を積極的に行っております。
 

  • 設立日:2015年2月3日
  • 本社所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目19−9 第一暁ビル3階
  • 代表者:小谷 匠
  • 事業内容:キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」の企画・運営
  • 連絡先:03-6416-1760 https://laibo.jp/contact/
 

 

 

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会社概要

パーソルキャリア株式会社

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URL
https://www.persol-career.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング9F
電話番号
03-6213-9000
代表者名
瀬野尾 裕
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年06月