歯科医院において特にデジタル化したい項目、第1位は「技工物の受発注・管理・指示書のデジタル保存」に
~技工所とのやりとりにおいて不便と感じること、約半数が「紙の技工指示書での記載と発注」と回答~
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調査サマリー
- 調査概要
調査概要:技工物のデジタル化に関する歯科医師の実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年4月20日〜同年4月23日
有効回答:歯科医師101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「WHITE CROSS株式会社」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
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デジタル化により効率化したいと思う業務、「技工物の受発注・管理・指示書のデジタル保存」が48.5%で最多
「Q1.歯科医院において、デジタル化により利便性を高めたい・院内業務を効率化したいと思うことを教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「技工物の受発注・管理・指示書のデジタル保存」が48.5%、「患者予約」が41.6%、「受付・会計」が41.6%、「患者情報管理」が41.6%という回答となりました。
・技工物の受発注・管理・指示書のデジタル保存:48.5%
・患者予約:41.6%
・受付・会計:41.6%
・患者情報管理:41.6%
・機材・材料の受発注・管理:36.6%
・集患:321.7%
・スタッフ教育:22.8%
・自身の学習:18.8%
・採用:13.9%
・外部面談(業者・コンサル):12.9%
・その他:0.0%
・特にない:16.8%
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約7割が、技工指示書は「歯科医師」が記入
「Q2.お勤め先の歯科医院では、技工指示書は主に誰が記載していますか。」(n=108)と質問したところ、「歯科医師」が64.4%、「歯科医師の指示を受けた歯科衛生士」が15.8%という回答となりました。
・歯科医師:64.4%
・歯科医師の指示を受けた歯科衛生士:15.8%
・歯科医師の指示を受けた歯科助手:12.9%
・歯科医師の指示を受けた歯科技工士:6.9%
・その他:0.0%
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技工物の受発注・管理・指示書のデジタル化について、72.3%が「進めた方がよいと思う」と回答
「Q3.あなたは、技工物の受発注・管理・指示書のデジタル化についてどう思っていますか。」(n=101)と質問したところ、「デジタル化を進めた方がよいと思う」が42.6%、「どちらかというと進めた方がよいと思う」が29.7%という回答となりました。
・デジタル化を進めた方がよいと思う:42.6%
・どちらかというと進めた方がよいと思う:29.7%
・どちらかというと進めなくてもよいと思う:7.9%
・デジタル化を進めなくてよいと思う:12.9%
・わからない:6.9%
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約7割が、技工物の受発注・管理・指示書がデジタル化したら、「パソコン」での使用を希望
「Q4.技工物の受発注・管理・指示書がデジタル化した場合、何で使用したいですか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「パソコン」が68.3%、「タブレット」が47.5%、「共用のスマートフォン」が12.9%という回答となりました。
・パソコン:68.3%
・タブレット:47.5%
・共用のスマートフォン:12.9%
・個人のスマートフォン:10.9%
・あてはまるものはない/わからない:7.9%
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歯科医院内で使用されているデバイス、「パソコン」が約8割を占める
「Q5.次の中で、歯科医院内で使用されているデバイスを教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「パソコン」が82.2%、「タブレット」が52.5%、「個人のスマートフォン」が17.8%という回答となりました。
・パソコン:82.2%
・タブレット:52.5%
・個人のスマートフォン:17.8%
・共用のスマートフォン:12.9%
・あてはまるものはない/わからない:4.0%
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技工所とのやりとりにおいて不便と感じること、「紙の技工指示書での記載と発注」が47.5%で最多
「Q6.技工所とのやり取りにおいて、不便だと感じることを教えてください。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「紙の技工指示書での記載と発注」が47.5%、「技工指示書の保管」が34.7%、「紙の指示書と画像などのデータの紐付け管理」が26.7%という回答となりました。
・紙の技工指示書での記載と発注:47.5%
・技工指示書の保管:34.7%
・紙の指示書と画像などのデータの紐付け管理:26.7%
・紙の指示書とは別で行われる画像などのデータのやり取り:25.7%
・技工物スケジュール管理:23.8%
・過去の技工指示書の検索:22.8%
・技工物の詳細についての相互連絡:20.8%
・金属など材料の在庫管理:20.8%
・技工費用の支払いまわり:10.9%
・梱包・配送準備:9.9%
・その他:0.0%
・特にない:18.8%
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技工物の受発注・管理・指示書のデジタルサービスに欲しい機能、「技工指示書の電子送信」が43.5%
「Q7.技工物の受発注・管理・指示書のデジタルサービスに欲しい機能をお選びください(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「技工指示書の電子送信」が44.6%、「指示書や画像などの技工データの一元管理」が36.6%、「取引がある複数の歯科技工所の一元管理」が36.6%という回答となりました。
・技工指示書の電子送信:44.6%
・指示書や画像などの技工データの一元管理:36.6%
・取引がある複数の歯科技工所の一元管理:36.6%
・画像データの添付・表示:34.7%
・技工物スケジュール管理・共有:31.7%
・技工所とのチャット(画像・動画送信含む):25.7%
・見積書・納品書・請求書:22.8%
・技工物の発送・納品ステータス管理:18.8%
・金属など材料の在庫管理:11.9%
・その他:0.0%
・特にない/わからない:20.8%
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技工物の受発注・管理・指示書のデジタル化が進むことでの影響、「歯科医院と技工所の連携がスムーズになる」が48.5%で最多
「Q8.技工物の受発注・管理・指示書のデジタル化が進むことによって、歯科業界に特にどのような影響があると考えていますか。(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「歯科医院と技工所の連携がスムーズになる」が48.5%、「技工指示書の記載ミスがなくなり業務効率が高まる」が34.7%、「お互いのコミュニケーション齟齬が出にくくなる」が31.7%という回答となりました。
・歯科医院と技工所の連携がスムーズになる:48.5%
・技工指示書の記載ミスがなくなり業務効率が高まる:34.7%
・お互いのコミュニケーション齟齬が出にくくなる:31.7%
・紙での管理がなくなる:30.7%
・技工物のトレーサビリティしやすくなる:25.7%
・スタッフの業務負荷が下がる:20.8%
・歯科技工士のモチベーションが高まる:17.8%
・院内技工以外のデジタル化が早まる:15.8%
・歯科医師の業務負荷が下がる:14.9%
・技工士の業務負荷が下がる:11.9%
・その他:0.0%
・特にない/わからない:18.8%
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約6割が、技工物の受発注・管理・指示書のデジタルサービスがあれば「導入したい」と回答
「Q9.技工物の受発注・管理・指示書のデジタルサービスがあれば、導入したいと感じますか。」(n=101)と質問したところ、「導入したいと感じる」が31.7%、「どちらかというと導入したいと感じる」が32.7%という回答となりました。
・導入したいと感じる:31.7%
・どちらかというと導入したいと感じる:32.7%
・どちらかというと導入しなくてもよいと感じる:6.9%
・導入しなくてもよいと感じる:12.9%
・わからない:15.8%
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約4割の歯科医師が、「新規の技工所を探している」と回答
「Q10.新規の技工所に対する考え方について、お選びください。」(n=101)と質問したところ、「保険の技工物対応の新規の技工所を探している」が23.8%、「自費の技工物対応の新規の技工所を探している」が14.9%という回答となりました。
・保険の技工物対応の新規の技工所を探している:23.8%
・自費の技工物対応の新規の技工所を探している:14.9%
・特に新規技工所を探していない:48.5%
・あてはまるものはない/わからない:12.9%
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まとめ
今回は、歯科医師101名を対象に、技工物のデジタル化に関する歯科医師の実態調査を実施しました。
歯科医院において特にデジタル化したい項目は、「集患予約」を抑え、「技工物の受発注・管理・指示書のデジタル保存」が最も多い結果となりました。約7割が、技工物の受発注・管理・指示書もデジタル化について進めた方がよいと回答したり、半数近くが技工所とのやり取りにおいて「紙の技工指示書での記載と発注」が不便と思っていることから、技工物のデジタルサービス導入希望の声が多く挙がりました。
今後、技工物の受発注・管理・指示書のデジタル化が進むことで、歯科医院と技工所の連携がスムーズになったり、技工指示書の記載ミスがなくなり業務効率が高まるなど、歯科業界全体でよい影響がでると予想され、受発注や在庫管理などのDXが必要不可欠になっていくのではないでしょうか。
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WHITE CROSSの目指す社会
当社は「歯科医療の社会的価値を高める。大樹となり、社員とその家族の幸福を追求する。」をパーパスに、歯科医師、歯科衛生士を中心とした歯科医療従事者に対して、専門性の高い記事やコンテンツを提供するデジタル・プラットフォーム「WHITE CROSS」を運営しています。
業界内で働く全国の歯科医療職の方々に対して、有益で信頼性の高い歯科医療情報を素早く届けることで、患者さんに対してより良い治療が提供できると考えています。
口腔の健康は、全身の健康状態に影響を与えることが指摘されています。健康の入り口である歯科医療の質が底上げされることで、国民全体の健康寿命が底上げされ、ひいては国民医療費の削減につながると考えています。
当社は、そのような社会の実現を目指して、事業を行っています。
具体的な事業やサービスなどの詳細に関してはこちら:
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会社概要
会社名 :WHITE CROSS株式会社
設立 :2015年03月
代表取締役:赤司 征大
所在地 :東京都港区南青山3-3-6クアルソ南青山3F
事業内容 :歯科医療プラットフォーム事業、人材事業
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