U35起業ビジネスコンテストAGORA LEVEL UP STAGE(アゴステ)最終プレゼン審査会終了。高校生、大学生、大学院生、社会人がファイナリストとして登壇@武相イノベーションアワーvol.7
ビジネスの仲間集めに繋がるイベント「武相イノベーションアワー」今回は若手起業家向けビジネスコンテスト「アゴステ」最終審査会として2020年1月31日(金)に開催した。
武相イノベーションアワーとは
「武相イノベーションアワー」は、インキュベーション オフィス「BUSO AGORA」を運営する株式会社キープ・ウィルダイニング(代表取締役社長:保志真人)が企画するビジネスイベントである。今回はスペシャル版と題して、U35の若手起業家達のビジネスコンペティション「AGORA LEVEL UP STAGE」のファイナリスト最終選考会として2020年1月31日(金)に開催した。
AGORA LEVEL UP STAGE(通称:アゴステ)とは
「AGORA LEVEL UP STAGE」とは、U35の創業準備中・創業期の起業家に向けた、コンペティション型無料オフィス支援プログラム。受賞者には、施設利用3ヶ月間無料の他、専門家からコンサルティングを無償で受けることができ、さらにエンジニア・デザイナー・美容師・飲食人等、多分野のプロフェッショナルとの繋がるチャンスも。今回、多数の応募があった中で、インキュベーションマネージャによる厳しい審査を若手起業家7名が見事通過。若手起業家、大学生、大学院生なんと最年少で高校生もエントリー。
最終選考として、BUSO AGORAが企画するビジネスイベント「武相イノベーションアワー」にて、自身のビジネスプランをプレゼンテーションし、イベント参加者と審査員の投票で各表彰を行った。
今回のイベント内容
今回の武相イノベーションアワーは、「AGORA LEVEL UP STAGE」ファイナリスト7名が、自身のビジネスプランのプレゼンテーションを披露。イベント参加者と審査員の投票・合議により、プライズを決める。結果発表・表彰を行なった後、異業種交流会を行う。
今回は若手起業家、大学院生、エントリー最年少の高校生までもがファイナリストに残った。
武相イノベーションアワー始まって以来過去最多の85名がイベントに参加し、会場はイベント前から熱気と活気にあふれていた。彼らはどのようなプレゼンテーションをオーディエンスにぶつけてくれるのか?
▽レポートは以下をご覧ください▽
町田駅前のインキュベーション&シェアオフィス BUSO AGORA では毎月「イノベーションアワー」という起業/事業支援のイベントが開催される。起業家や事業家がプレゼンをして、参加者のみんなでアイデアを出して応援するイベントだ。
今回は、U35(=35歳以下)の起業志望者にビジネスアイデアをプレゼンしてもらい、競い合う「アゴラレベルアップステージ」初の開催となった。通常の「イノアワ」(イノベーションアワー)とは雰囲気が少し変わった。しかし、キーワードはいつも同じ「夢が加速する」だ。
今回のコンテストにはGOLDとSILVERの賞があり、みごとGOLDに輝けば、AGORAのオフィスブースが3ヶ月無料で使える特典がつく。また、専門家(インキュベーション・マネージャ)からのコンサルを受けられる。
一次、二次の選考をくぐり抜けた若き7名のプレゼンターがプレゼンに立つ。持ち時間はひとり7分。(以下、敬称略)。
髙野 雄一・服部 昂 -慶應義塾大学大学院SDM研究科 修士課程1年
女性の就業者数は2019年に3000万人を突破した。女性はとくに服装を仕事後に変えたいひとが多い。そこで私達は「スイッチスタイラー」というサービスを提案する。たとえば、私服で通勤し、オフィスに入る時「はたらく用の服」をレンタルできる。オフィスに「IoTクローゼット」を提供する。自由で個性的な生き方に近づこう。
寺方 良平 -株式会社LifeView 代表取締役
「Run-Up(ランナップ)」というサービスに注力している。いま日本では、今後10年間で127万社の経営者が不足する、という「事業承継問題」が取りざたされる。しかし、私は優良企業は廃業させてはならない、と考えた。他方、6人に1人のビジネスパーソンは「経営にたずさわりたい」と考えている。ここをマッチングできないか。事業承継を希望する企業に社会人インターンを参加させるための仕組みづくりをしたい。
東出 風馬 -株式会社Yoki 代表取締
「LOGY(ロジー)」という、子どもがものづくりができる環境を提供するサービスを展開している。いまのプログラミング教育には限界があり、ネットワーク環境や高速な処理に課題がある。僕らはハード面でもこれを解決しうる。また、教育カリキュラムは自由度を高くしている。さらにオンライン授業にしたことで、地方や海外の子どもが使ってくれている。
吉井 夏美 -すぎなみ協働プラザ
マネーリテラシーが育つボードゲーム「マネいく」を作りたい。子供の貧困率はいま、7人に1人と言われる。ミッションは「子供たちが ”生きづらさ” を抱えない社会へ」だ。いま、子供向けの金融教育が求められている。学習定着率が高いのは、体験型のゲームと言われる。家族や身近なひととコミュニケーションができるメリットもある。
中村 雄海 -のづた動物病院 獣医師
私は獣医師であり、「武相動物病院」(南町田)を開業する。この一年、開業の手前で立ち止まって課題を考えた。獣医療はいろいろな課題も抱えている。ミッションは「ペット数を増やして、離職率を下げる。ペットリテラシーが高いエリアを作る」だ。コンセプトのひとつは、病院が患者さんのコミュニティになること。たとえば、院内にコミュニティスペースを作る。犬の映画を観ることもできる。地域の子供が立ち寄って遊べる場所にもする。
井戸 峻雄 -国学院久我山高校
NBD(No Border Discussion)という団体を作ろうとしている。いま、“VUCA” という言葉の流行に表れるように、変化が大きく予測不能な社会が訪れつつある。そこで必要になるのは「複雑な問題に対して本質を見抜く力」だ。それを磨くためには、社会問題やトレンドに対して、対等な立場に立って考えを受け入れ合う議論の場を作ることが有効だろう。
野々村 一歩 -東京大学工学部システム創成学科3年
“Hello Professor” というサービスを立ち上げたい。これは研究者の悩みを解決するサービスだ。読書メーター(本のSNS)の「論文」版といったものだ。閲覧する企業にも人材の採用や共同研究といった点でメリットがある。「研究者」の定義に学士も含めて、幅広く捉えることで「広く」「早く」リーチするように考えている。
以上、7名の個性豊かなプレゼンの後、フロアの参加者による投票がおこなわれた。基準は「応援したい人」に入れること。また、審査員が小会議を開いた。
結果、GOLDは該当なし、SILVER3名が決まった。その3名は、吉井夏美、中村雄海、井戸峻雄だ。
AGORAのインキュベーション・マネージャである吉井慎人(よしい まこと)さんより講評があった。今回は投票数で結果を出した。事業が始まる前に収益性や社会性の観点で正確に審査するのはとても難しい。今回はこれを見送った。これから継続できるかどうかが大切ですね。
表彰式がおこなわれ、フロアからは拍手が起こった。
最後に、AGORAを運営する Keep Will Group 代表の保志真人(ほし まさと)さんから締めの言葉をもらう。「みなさんといっしょになって、やりたいことをやる人生を応援したい」。
懇親会はおおいに盛り上がり、22時まで名刺交換や歓談が続いた。「イノアワ」史上、最大の参加人数となったイベントは爽やかに幕を閉じた。
写真:佐藤淳
文章:木村洋平
◆BUSO AGORA
BUSO AGORAは、飲食事業を中心に事業展開をする株式会社キープ・ウィルダイニング(代表取締役社長:保志真人)が〝夢が加速する〟というコンセプトのもと、2019年8月1日 東京都町田市原町田6-9-8 アエタ町田4階(町田駅から徒歩3分) にOPENしたコワーキング&シェアオフィスです。カフェのリラックスした空間とオフィスの快適な設備を兼ね備え、約520平米(157坪)の広々とした空間で快適なワークタイムを提供します。東京都認定のインキュベーション施設として、インキュベーション マネージャー(事業アドバイスを行う専門家)が在籍しており、起業する方の相談・サポート、その他スタートアップ向けのイベントや地域の企業や専門との交流イベントも行います。
HP:https://www.incubation-office-agora.com/?prtimes20200211
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