建設業向けERP導入状況調査、約4割が「原価・利益の把握」や「非効率な管理方法」に課題感

〜 導入の壁は「コスト」と「現場定着」。業務時間削減と利益可視化への期待が明らかに 〜

株式会社 アイピア

株式会社アイピア(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:森 輝三章、以下 アイピア)は、建設業の経営者・管理部門を対象に「建設業界の業務課題とDX・ERP導入に関する実態調査」を実施いたしました。

現在、建設業界では「2024年問題」に伴う労働時間短縮や、資材高騰による利益率の低下が深刻な課題となっています。
本調査では、こうした状況下において、業務効率化や経営管理のデジタル化がどの程度進んでいるのか、また導入に際してどのような課題が存在しているのかを明らかにしました。

本調査のポイント

  1. 約6割の企業が業務管理に課題感 
    約6割の企業が何らかの業務課題を抱えており、特に「原価・利益をリアルタイムで把握できない(24.7%)」「Excel・紙管理が多く非効率(24.1%)」が主要な課題として挙げられました。

  2. 建設ERP導入は依然として限定的 
    建設業向けERPを「すでに導入している」企業はわずか5.2%。
    検討中の層を含めても、8割以上が未導入という結果となりました。

  3. 効率化への期待と導入不安のジレンマ
    ERP導入に期待する効果の第1位は「業務時間の削減(43.1%)」。
    一方で、「費用(30.4%)」や「現場で使いこなせるか(29.5%)」といった不安が、導入の障壁となっています。

  4. 選定時は「操作の分かりやすさ」を最重視 
    導入時に重視するポイントとして、「操作の分かりやすさ(42.3%)」が「費用対効果(41.3%)」をわずかに上回り、最も重視される結果となりました。


調査結果詳細

約6割の企業が業務課題を抱える、経営判断の遅れにつながる「原価把握の難しさ」

業務上の課題として最も多かったのは、「原価・利益をリアルタイムで把握できない(24.7%)」でした。続いて、「Excel・紙管理が多く非効率(24.1%)」、「情報共有ができていない(23.3%)」、「業務が属人化している(22.4%)」と続いています。

【考察】

多くの企業が、いわゆる「どんぶり勘定」からの脱却を課題として認識している一方で、Excelや紙によるアナログな管理が依然として主流であり、原価や利益をリアルタイムで把握できていない実態がうかがえます。

また、情報共有不足や業務の属人化は、担当者不在時の業務停滞を招きやすく、組織全体の生産性向上を妨げる要因となっている可能性があります。

建設ERP導入率は5.2%にとどまる。「興味はあるが未導入」が多数派

建設ERPの導入状況については、「すでに導入している(5.2%)」、「一部業務で導入している(12.3%)」を合わせても17.5%に留まりました。
一方で、「導入予定はない」との回答が53.4%と過半数を超えています。

【考察】 
デジタル化の必要性を感じつつも、建設業特有の複雑な業務フローや商慣習に対応できるシステムを選定する難しさが、導入をためらう要因となっていると考えられます。

費用と運用が導入の最大の障壁。現場定着への不安が根強い

導入に対する不安要素としては、「費用が高そう(30.4%)」が最も多く、次いで「現場で使いこなせるか不安(29.5%)」、「社内に定着しなさそう(24.7%)」という結果になりました。

【考察】 
金銭的なコストの負担だけでなく、ITリテラシーに個人差がある現場での受け入れへの不安や、導入・設定の手間がかかるという懸念(22.6%)といった、運用面に対する心理的ハードルが、DX推進の障壁となっている可能性があります。

期待される効果は「業務時間の削減」が4割超。2024年問題への対策が急務

「業務時間の削減」と「ミスの防止」への期待が突出 導入に期待する効果としては、「業務時間の削減(43.1%)」がトップとなり、続いて「ミス・手戻りの削減(36.3%)」、「原価・利益の見える化(35.5%)」となりました。

【考察】 
時間外労働の上限規制への対応が進む中、建設業界では、単なるデジタル化ではなく、業務時間の短縮や品質維持(ミス防止)といった実効性のある対策が重視されていることが読み取れます。

導入時の重視ポイントは「操作の分かりやすさ」、「価格」を上回る結果に

導入時に重視するポイントでは、「操作の分かりやすさ(42.3%)」が最も多く、僅差で「費用対効果(41.3%)」が続きました。

また、「自社の業務フローに合うこと(32.5%)」も重要な判断基準となっています。

【考察】 
『建設ERPの導入に不安を感じる点は何ですか?』の設問で「現場で使いこなせるか不安」という回答が上位に挙がった結果から、建設ERPにおいては、機能の多さよりも、操作の分かりやすさや現場での使いやすさが重視されている傾向がうかがえます。

建設業特有の複雑な業務フローに対応しつつ、現場の運用負荷を抑えられる仕組みが、今後のシステム選定において重要になると考えられます。

建設業界のDX成功の鍵は「現場目線」のシステム選定

今回の調査から、建設業界では「原価や利益をリアルタイムで把握したい」「アナログな業務から脱却したい」といったニーズが高まっている一方で、費用面や現場への定着に対する不安が、システム導入の障壁となっている実態が明らかになりました。

また、「業務時間の削減」を期待する回答が4割を超えたことは、人手不足が深刻化する中で、日常業務の効率化が喫緊の課題となっていることを示しています。
今後の建設DXにおいては、経営層が求める管理機能の充実に加え、現場の職人や事務担当者が迷わず使える操作性を両立させることが、投資対効果(ROI)を高める上で重要な要素になると考えられます。


アンケートに関する詳細

調査概要:建設業向けERPに関する導入状況及び意識調査
調査目的:建設業界における業務効率化のためのデジタルツール利用状況、意識調査のため

調査対象:25歳~60歳の建設業従事者
調査期間:2026年1月12日
調査方法:WEBアンケート

有効回答者数:1,000名

■本件に関する補足
本調査では、建設業従事者1,000名を対象にアンケートを実施しました。
その結果、建設業向けERPの導入率は他の調査と比べてやや低く出る傾向が見られました。
これは、調査対象に経営者・現場技術者・事務職・自営業者など幅広い層を含んでいることが一因と考えられます。
数値の解釈にあたっては、調査手法や対象者層の違いを踏まえてご参照ください。

■本件に関するお問い合わせ先
株式会社アイピア 編集部:info@aippear.com


◆建築業向け管理システム 「アイピア」について https://aippearnet.com/

アイピアは建築業に特化したクラウド業務管理システムです。

顧客情報や案件情報といった基本情報の管理から進捗管理・見積作成・原価管理・受発注などの営業管理、請求・入金管理まで建築業のバックオフィス業務を一元管理することで、事務作業時間の削減や業務の効率化、会社状況の見える化に貢献します。

◆株式会社アイピアについて

会社名:株式会社アイピア

所在地:〒650-0031 兵庫県神戸市中央区東町123-1 貿易ビル503

代表者:代表取締役 森 輝三章

事業内容:

・業務管理システム「アイピア」の開発・販売・サポート

・建築業向けメディア「建設ITラボ」運営

・建築業向け転職支援サービス「AIPPEAR JOB(アイピアジョブ)」の提供

・建築業向けエクセルテンプレート提供サイト「建築業向けテンプレート集 アイピア」の運営

・その他ITシステムの請負開発

・ITコンサルティング

連絡先: 078-335-8975

メール: info@aippear.com

会社HP:https://aippearnet.com/

アイピアジョブHP(人材事業) :https://kensetsu.aippear-job.com/

建築業向け管理システム「アイピア」活用術 :https://aippear-kenchiku.com/

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業種
情報通信
本社所在地
兵庫県神戸市中央区東町123-1 貿易ビル503
電話番号
078-335-8975
代表者名
森  輝三章
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2018年01月