AGRI SMILE、アカデミアDX領域においてキンコーズと業務提携
-アカデミアの生産性と競争力向上に向けた連携を開始-
業務提携の背景
当社は、これまでアカデミア領域における研究者および学会支援として、学会運営支援サービス「ONLINE CONF」を開発し、50,000名超の研究者にご利用いただいてきました。特にコロナ禍において現地での学会開催が難しくなる中で、オンライン学会の開催を多数支援し、現在では現地開催とオンライン開催を組み合わせた「ハイブリッド型」を中心に、参加者数100名から8,000名程度まで多様な規模の学会運営を多数支援しております。キンコーズ社では、従来より学会における印刷業務を支援してきた経験を活かし、学会ポスター発注システム「学ポス」を運営し、アカデミア領域におけるDXに取り組んでおります。
業界各社が学会運営を支援するなかで、当社とキンコーズ社はより参加者の間口を広げられるという意味で、ハイブリッド型の学会運営がアカデミアの知の交流および連携推進において重要になるという点で合意し、オンライン・ハイブリッド学会に強みを持つ「ONLINE CONF」と現地開催の効率を高める「学ポス」の相互連携を強化することになりました。両社のサービスおよび知見を組み合わせることで、主流となりつつあるハイブリッド型学会の更なる生産性向上につなげることができると考えております。
また、日本のアカデミアのグローバルにおける競争力向上に貢献していくために、アカデミア全般のDX領域についても今後両社で連携していくことを予定しています。
業務提携の概要
業務提携における主な取り組み内容は以下の通りです。
「ONLINE CONF」と「学ポス」の連携
研究者が研究発表の成果をオンライン/オフライン問わず、円滑に準備および発表ができる環境づくり、および学会運営者がハイブリッド型学会を円滑に運営できるように、「ONLINE CONF」と「学ポス」の連携を推進します。
具体的には、
・両社サービスにおける学会毎の専用ページにおいて相互リンクを設置し、研究者の相互のサービスの利便性を高めます。
・ポスターの入稿および会場掲示までの一連のプロセスが簡略化され、研究者は発表に集中し、運営者は管理がしやすくなります。
なお、中長期的には更なる利便性向上のために、「ONLINE CONF」上でのサービス連携強化も検討してまいります。
学会を起点とした、研究者の発信機会の創出に向けた連携検討
通常1学会では約50-1,000件程度の発表資料や掲載ポスターが作成されますが、現在では学会限りの資料となっており、入念に作成された資料・ポスターがその後利用されることはありません。今後両社が連携してこれらのデータを収集および活用する仕組みを作ることで、アカデミアの知の交流・連携を推進することや研究成果の社会実装に向けた取り組みにつなげることを検討してまいります。
アカデミアのDX化共同支援
学会だけでなく、農業におけるDXを推進してきた当社と、幅広い産業のDXを推進するキンコーズ社が連携することで、学会に限らず、アカデミア全般におけるDX化支援を行うことを検討していきます。
ONLINE CONFおよび学ポスについて
ONLINE CONFについて
ONLINE CONFは自社および共同研究先の研究者を中心に開発されたシステムであり学会参加者目線で構築されているため、研究者の反響もあり利用者数50,000人を突破しました。同システムがあればオンライン上でもポスターセッションを実現することができます。デジタルポスターやショートトーク動画を掲載できるほか、オンライン参加者でも双方向のやり取りができるようにコメント機能やビデオ通話機能も搭載しています。活発な議論が可能であるため、過去の事例においてポスター約700演題で約6,000を超えるコメントが掲載された実績を有しています。また、ポスター賞などの審査もオンラインで集計作業まで完結させられます。結果として各種登録から当日のプラットフォームまでをワンストップで兼ね備えたシステムとなっています。
▼サービス概要URL
ONLINE CONF Webサイト:https://gakkai.online/
本連携 Webサイト:https://gakkai.online/partner/kinkos
「学ポス」について
学会や講演会などで、オンデマンドプリントによるポスター印刷と、会場でのポスター掲出と撤去をセットにしたサービスです。昨年11月に開催された「日本生殖医学会学術講演会・総会」では、環境循環型の「学ポスECO」が採用されました。「学ポスECO」は、プリントメディアに石灰石を主原料としたシート素材『LIMEX(ライメックス)』を使用し、使用後は資源循環コーディネートサービス『MaaR for business(マール・フォー・ビジネス)』を活用して再資源化することで資源循環を確立させたポスター印刷サービスです。現在は神奈川県横浜市での開催を対象にサービスを提供しています。
▼サービス概要URL
学ポス Webサイト:https://www.kinkos.co.jp/service/rakuposu/
学ポスECO Webサイト:https://www.kinkos.co.jp/service/gakupos-eco/
キンコーズ・ジャパン株式会社について
当社は、お客様のライフとビジネスに寄り添い、サステナブルな社会を実現するオンデマンドソリューションサービスのサプライヤーとして様々なお客様からパートナーと認識されることを目指しています。有人接客型プリントサービスのキンコーズ及びコワーキングスペースのツクル・ワークといった店舗運営事業をはじめ、顧客の業務改善を支援するプラットフォームソリューションの開発・運用支援を行うデジタルソリューション事業、屋内外の装飾・展示会の出展向け大型インクジェット出力・加工・施工から、ショッピングモールでの販促支援室の運営、セールスプロモーションにおける企画立案・デザインなどのマーケティングサービス事業と多岐にわたるサービスを展開しています。
会社名 : キンコーズ・ジャパン株式会社
所在地 : 東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング27階
代表者 : 代表取締役社長 渡辺浩基
設立 : 1991年12月24日
資本金 : 100,000千円
従業員数: 744名(2022年9月1日現在)
URL : https://www.kinkos.co.jp/corporate/
株式会社AGRI SMILEについて
AGRI SMILEは、「テクノロジーによって、産地とともに農業の未来をつくる」を経営理念に据え、豊かな経験を持つ産地と、進化を続けるサイエンステクノロジーを融合することで、環境に優しい魅力あふれる農業の実現に取り組んでいます。
国内最大規模の産地ネットワークを活かし、データサイエンス技術による農業DXソリューション、最先端バイオテクノロジーによる生産技術、産地のブランディング支援などを展開しています。また、技術創出の源泉であるアカデミアの交流を活発化するプラットフォームを提供し、社内外で技術を連携させています。今後も、産地と調和した革新的なサービスを通じて、笑顔(SMILE)のある未来を創造し続けてまいります。
【会社概要】
代表者:代表取締役社長 中道 貴也
事業内容:農産業DXサービス、脱炭素に資するバイオテクノロジーの開発及び提供
設立:2018年8月31日
所在地:〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目28-5 Axle御茶ノ水
会社URL:https://agri-smile.com/
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