絶対に忘れない辞書&単語帳アプリ「DiQt(ディクト)」が、CEFR-J Wordlistの単語帳とCEFR-J Grammar Profileの文法問題集をリリースしました。
東京外国語大学が開発した語学レベル別単語リスト「CEFR-J WordList」とレベル別文法リスト「CEFR-J Grammar Profile」を学べる問題集をDiQtで利用できるようになりました

株式会社BooQs(本社:埼玉県入間市、代表取締役:相川真司、以下「BooQs」)は、絶対に忘れない辞書&単語帳アプリ「DiQt(ディクト)」にて、東京外国語大学の研究グループが主導して開発した語学レベル別単語リスト「CEFR-J Wordlist」および語学レベル別文法リスト「CEFR-J Grammar Profile」を学習できる問題集を提供いたしましたことをお知らせします。
■DiQt(ディクト)とは
「DiQt(ディクト)」は、語学者の「語彙の忘却」を解決する、忘れない辞書&単語帳アプリです。
心理学に基づいた学習アルゴリズムを活用し、効率的かつ継続的に語彙学習が可能です。
特に、挫折しがちな語彙学習をサポートする仕組みが多くのユーザーから支持されています。
またディクトは、2024年12月より東京外国語大学に導入いただいております。
■CEFR-Jとは
CEFR-Jとは、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)を日本の英語教育の文脈に合わせて再整理・再定義した指標のことです。
CEFRはヨーロッパを中心に外国語の学習・教育・評価のために使われる枠組みですが、この枠組みをそのまま日本の英語学習者に適用しようとすると、主に初級レベル(A1、A2あたり)で習得度合いの差が大きく出るなど、きめ細かい区分が必要な状況に十分対応できない場合がありました。
そこで、東京外国語大学の研究者グループを中心に、日本人英語学習者の実態に合わせ、より細分化したレベル区分やCan-doリスト(できること記述)を整備したのがCEFR-Jです。
CEFR-Jでは、学習者の習熟度の段階をきめ細かく設定されています。
これにより、CEFR-Jを利用することで、初学者から上級者まで、自分の到達度や学習目標に合わせて必要な英語力を段階的に身につけられるようになっています。
■CEFR-J WordlistおよびCEFR-J Grammar Profileとは
CEFR-J Wordlistとは
CEFR-J Wordlistは、CEFR-Jで定義される各レベルにおいて「どの英単語を習得するか」をまとめたリストです。
学習者が必要とする単語をレベル別に確認しながら学習できるため、たとえばA1レベルの初心者からB2レベル以上の中上級者まで、効果的にボキャブラリーを増やすことが可能です。
単語一つひとつの難易度が考慮されているので、学習者がいきなり難しい単語に手を出して挫折する、といったリスクを抑えることができます。
CEFR-J Grammar Profileとは
CEFR-J Grammar Profileは、CEFR-Jで定義される各レベルごとに「どの文法事項を習得するか」を整理したものです。
たとえば、A1レベルではbe動詞や簡単な現在形を中心に、B2レベルでは仮定法や分詞構文のような応用的な文法を含む、というように段階を追って学習できるため、自分の今のレベルに合わせた文法事項を無理なく習得することができます。
■問題集の提供の背景
弊社株式会社BooQsは、平素よりCEFR-Jを開発している東京外国語大学と連携を深めてまいりました。
弊社は、東京外国語大学の専攻言語である28言語でCEFR-Jを構築するプロジェクト「CEFR-J x28 project」に参画しており、その一環として、弊社の辞書&単語帳サービス「DiQt(ディクト)」は東京外国語大学に導入いただきました。(参考リンク)
また毎年開催されているCEFR-Jのシンポジウムでは、弊社は協賛企業として参加・登壇しており、その活動を支援してまいりました。
2025年の3/25と26日に京都大学で開催されたCEFR-J 2025 International Symposiumでは、弊社はプラチナスポンサーとして参加させていただき、「辞書アプリ「DiQt」におけるCEFR-J活用および東京外国語大学との連携について」という内容で登壇させていただきました。

このようなCEFR-Jとの連携の背景もあって、弊社はCEFR-J WordlistとCEFR-J Grammar Profileの利用許可をいただき、このたび、CEFR-J Wordlistの単語帳とCEFR-J Grammar Profileの文法問題集を提供させていただく運びとなりました。
■問題集のご利用方法
この度ディクトでは、CEFR-J WordlistとCEFR-J Grammar Profileそれぞれにおいて、CEFR-JにおけるA1(入門レベル)、A2(基礎レベル)、B1(中級レベル)、B2(準上級レベル)の問題集をリリースいたしました。
CEFR-J Wordlistの問題集(単語帳)は、A1からB2まで以下のリンクからご利用いただけます。
A1(入門レベル):
https://www.diqt.net/ja/chapters/1d054c11
A2(基礎レベル):
https://www.diqt.net/ja/chapters/c62761e9
B1(中級レベル):
https://www.diqt.net/ja/chapters/63273341
B2(準上級レベル):
https://www.diqt.net/ja/chapters/669d1121
CEFR-J Grammar Profileの問題集(文法問題集)は、A1からB2まで以下のリンクからご利用いただけます。
https://www.diqt.net/ja/chapters/b78ce8cb
上記のCEFR-Jの教材をディクトで学習することによって、ディクトの独自機能によって、効率的かつ効果的に自身のレベルに合った英語力を身につけることができます。
たとえばディクトの復習機能を用いて、英単語を覚えられるまで効率的に自動で復習することができます。

また弱点分析機能を用いれば、苦手な英単語や英文法を集中的に学習し、克服することが可能です。

この他にもディクトでは、CEFR-Jに基づき英語を習得するための工夫をご用意しております。
詳しくは、CEFR-Jやディクトについて解説した以下のnoteをご覧くださいませ。
https://note.com/kawanjin01/n/nd9020920028e
■DiQt(ディクト)について

DiQt(ディクト)は、語学者の抱える「語彙の忘却」という課題を解決する辞書&単語帳サービスです。
記憶と学習効率およびモチベーションと習慣に関する心理学に基づいたシステムによって、語彙の効率的な学習を、挫折せずに続けることができます。
たとえばディクトでは、辞書で調べたわからない単語を忘れないように復習を設定したり、単語帳で間違えた問題を効果的なタイミングで復習できます。

またDiQtは生成AIとユーザーによる編集(CGM)の組み合わせにより多言語辞書を構築しており、2023年にはこの取り組みを評価され、総務省の主催する研究開発支援プログラム「ICTスタートアップリーグ」に採択され、ご支援いただきました。
ディクトの中でもとくに人気のあるコンテンツは、NGSL(New General Service List)と呼ばれる、一般的な英文を読むために必要な語彙を網羅した英単語帳です。
この英単語帳は、累計1000万回以上解かれるなど人気を博しております。
サービス紹介記事はこちら
また2024年より、ディクトは東京外国語大学様に導入いただいております。
ディクトは、Webアプリだけでなく、iOSアプリ、Androidアプリ、GoogleChrome拡張機能とクロスプラットフォームで提供されています。
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