2月9日副業の日、主要14業界・97業種 を対象「副業・兼業トラブルに関する業界・業種別実態調査」結果を公開
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副業事故防止・監査プラットフォーム「フクスケ」を提供する株式会社フクスケ(本社:東京都千代田区、代表取締役:小林 大介、以下「フクスケ」)は、2月9日「副業の日」にあわせ、主要14業界・97業種を対象に実施した「副業・兼業トラブルに関する業界・業種別実態調査」の結果を公開しました。「副業・兼業トラブルに関する業界・業種別実態調査」https://fkske.com/posts/sidehustletrouble
副業を実施している人の 約34%が何らかのトラブルを経験しています。この数値は、日本における交通事故の発生率よりも高い水準にあります。一方、副業に関するリスクの実態や適切な対策についての情報は、十分に共有されているとは言えません。
本調査では、単に「副業にはリスクがある」と警鐘を鳴らすのではなく、どのようなトラブルが発生しやすいのか、その原因や影響の大きさを明確にし、副業者・本業先・副業受入先の三者間においてどのような問題が生じやすいのかを分析しています。
副業の一般化が進む中で、適切なリスク管理を行い、安全かつ持続可能な副業環境を整えることが求められています。本調査の結果が、副業を行う個人や企業が適切な判断を下すための指針となり、副業のメリットを最大限に活かしながら、安全・安心な働き方を実現する一助となることを願っています。
■調査概要
調査名称:副業・兼業トラブルに関する業界・業種別実態調査
調査内容:主要14業界、97業種別の副業・兼業トラブルの発生に関する 統計調査
調査手法:モニター会社を利用したインターネット定量調査「Freeasy」
調査時期:2024年12月27日 ~ 2025年01月09日
調査対象:
[居住地]全国、[年齢]全国20歳〜65歳、[性別]男女、
各業界で会社員(正社員),会社員(契約・派遣社員)、パート・アルバイトとして勤務される方
回収サンプル数:業界サンプル数
農業・林業・漁業・鉱業 1,821
建設業 10,000
製造業 10,000
電気・ガス・水道業2,921
情報通信業 8,374
出版・印刷業 1,485
メディア・マスコミ・広告 1,878
運送・輸送業 10,000
商社・卸売・小売業 10,000
不動産業 3,211
調査業・シンクタンク 763
サービス業 10,000
教育業 8,715
医療・福祉 10,000
集計方法:令和2年国勢調査 産業(大分類別)×性別×5歳刻み年代別の雇用者の構成比に合わせてウェイトバック集計
※引用について:本調査を引用いただく際は出所を明示してください。
出所の記載例:株式会社フクスケ「副業・兼業トラブルに関する業界・業種別実態調査」
調査データ抜粋
■全業界における副業トラブル発生率:33.8%
主要14業界の副業経験者12,367名を対象に調査したところ、33.8%が副業に起因するトラブルを経験していました。
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■業界による副業トラブル発生率に最大2倍以上の差
14業界の副業経験者12,367名を対象に集計した結果、発生率は21%~52%と約2倍近い開きが見られます。農業・林業・漁業・鉱業が52%と最も高く、教育業や医療・福祉では21%にとどまりました。業界の特性や副業の種類に応じて大きな差が発生しています。
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■教育業界では「副業起因の過重労働による体調不良」が突出
トラブル発生者ベースでみると、教育業における「過重労働となり体調を崩した」(40%)の突出が目を引きます。
一方、商社・卸売・小売業(27%)や電気・ガス・水道業(25%)、製造業(25%)など複数のセクターでも「過重労働」が20%を超え、業界を横断するリスクとして捉えられます。
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■業界別の副業通知率:教育業・農林水産業が最高、出版・印刷業は半数以上が未通知
教育業(45%)や農業・林業・漁業・鉱業(43%)が最も高い届出率を示す一方、出版・印刷業では56%が「知らせていない」と回答し、未通知率の高さが際立ちます。上司や同僚への「非公式な知らせ」も含めると3割前後の業界が多く、副業の透明性やコンプライアンス対応には業界間で大きな差があることがうかがえます。なお、全体平均では届出率が32%にとどまり、本業先に公に報告しないまま副業を進めている層が少なくありません。
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■副業の通知率とトラブル発生率の関係性
副業の届出率とトラブル発生率を業界別にクロス集計した結果、農業・林業・漁業・鉱業(43%/52%)、製造業(37%/46%)ではいずれも高率となり、届け出だけでは十分なトラブル抑制につながらないケースが確認されました。一方、教育業(45%/21%)や医療・福祉(36%/21%)のように届出率が比較的高くトラブルが一定低い業界もあり、業界ごとの労働環境や就業形態に基づくリスク要因が異なることから、単に届出制度を整えるだけでなく、本質的なコンプライアンス教育や労務管理の仕組みづくりが求められる可能性があります。
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■特定業種のトラブル発生率が突出:業界平均33.8%を大幅に上回り、最大81%の業種も
業界平均のトラブル発生率は33.8%でしたが、業種別に細分化してみると、IT広告(DSP/SSP事業など)では81%と、平均を大きく上回る高率が確認されました。また林業、パルプ・紙・紙加工品、旅行なども70%を超えており、同じ業界内でも業種特性によってリスクが高まることが示唆されます。逆に医療・福祉の一部業種(「その他」や児童福祉など)では10%未満~10%台にとどまり、低率な業種がある点も顕著です。企業規模や労働環境、技術情報の取り扱い方針など多面的な要因によって生じており、単純な業界分類だけでは見えづらい固有のリスク構造に注目する必要があります
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上記サマリに加え、「97業種別副業トラブル発生率」、「業界・業種別のトラブル別発生ランキング」、「【副業起因による過重労働による体調不良リスクが最も高い業種トップ10】」「【本業先の企業名を副業で利用するトラブルが最も高い業種トップ10】」、「【副業起因で本業企業のイメージダウンになるトラブルが最も高い業種トップ10】」、「【副業起因で本業の社内関係者と関係が悪化するリスクが高い業種トップ10】」、「【副業起因で本業の社内関係者と関係が悪化するリスクが高い業種トップ10】」等を本調査の完全版では浮き彫りにしています。
「副業・兼業トラブルに関する業界・業種別実態調査」完全版は以下URLよりご覧いただけます。
URL:https://fkske.com/posts/sidehustletrouble
【副業事故防止・監査プラットフォーム「フクスケ」】
国内銀行、外資金融、5万人を超える製造業など大手企業が利用する副業事故防止・監査プラットフォーム「フクスケ」を運営。30業界を超える業種で共通の副業制度窓口を提供する国内最大級の副業制度プラットフォームを提供。
【事業内容】
・副業事故防止・監査プラットフォーム「フクスケ」開発、運営
・ニューリスクマネジメントクラウド開発
・ニューリスクコンサルティング
【会社概要】
名称:株式会社フクスケ
住所:東京都千代田区大手町2丁目7-1 TOKIWAブリッジ
代表:代表取締役 小林 大介
設立日:2019年7月
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