21卒「採用続けている」は約4割、22卒採用予定人数「前年より増やす」「前年と同じ」は約6割【高校新卒採用についての動向調査21年・22年卒(12月)】

高校生の就職を支援するジョブドラフトの運営と企業の高校新卒採用支援を行う株式会社ジンジブ(本社:東京都港区、代表取締役:佐々木 満秀)は、新卒採用担当者向けに2021年・2022年卒の高校生の新卒採用の募集人員の増減や高卒採用の活動内容に関する調査を実施いたしました。
(調査期間:2020年12月9日~2020年12月25日、有効回答数: 753人、うち高卒採用実施は407人)
調査結果サマリー
  • 高校新卒採用の募集人数は、「充足した」36%、「充足していない」64%。「充足しておらず採用活動を続けている」大卒の「充足した」31%と比較し、高卒は39%。
  • 会社説明会や面接、職場見学などオンライン対応した企業は約半数。遠方の生徒参加や効率の良さなどがメリット。
  •  22年卒の高校新卒採用の募集人数は、「前年より増やす」15%、「前年と同じ」41%、「前年より減らす」18%。

調査背景
高校新卒の就職活動は、ほとんどが学校による職業あっせんによるもので、学校に届く求人票から情報収集を行っています。また都道府県ごとにルールが定められた一人一社ずつの応募、求人公開する7月からの短期間での応募先選定、学内選考、内定を受けた企業に入社するなどの慣習が存在します。
2021年度卒の高校就活については、この度の新型コロナウイルス拡大の影響を受け、高校現場においては休校明けの学校カリキュラムへの対応や学習指導の遅延対応などで進路指導に関する業務が圧迫されています。10月末現在の全国の求人数は約37万人(昨年同期比20.7%減少)、求人倍率が2.43倍(同0.32ポイントの減少)と減少しました。11月末現在での就職内定率は80.4%(昨年同期比3.2ポイントの増加)でしたが、地域や学校課程による格差が生じている点、未だ進路未決定や内定を得ていない生徒がいる点など、新型コロナウイルスの影響下で就職活動を行う高校生にとっては厳しい環境にあると言えます。また企業にとっても採用の見直しや来年度の採用計画の見通しがつかないなどの不透明な状況に置かれております。
当社では、今年度の高校新卒採用に関する採用活動の実態や来年度の募集人員の増減を把握すべく調査を行いました。

調査概要
【調査期間】 ①2020年12月17日~12月25日 ②2021年12月16日~12月25日 ③2020年12月9日・12月16日
【調査内容】 2021年卒の新卒採用に関するアンケート
【調査方法】 ①インターネット調査法 ②メールによるアンケート回収 ③セミナー参加者へのアンケート回収
【調査対象】 新卒採用ご担当者
【有効回答】 N=753人(うち高卒採用実施は407人)


<主な調査結果>

1. 新卒採用全体の募集計画に対して充足しましたか。(n=667)

2021年卒の新卒採用全体の募集計画に対しての充足を質問したところ、「充足した」40.2%、「充足していないが採用活動を終えた」20.5%、「充足しておらず採用活動を続けている」32.8%、「充足しておらず採用活動を続けるか検討中」6.4%でした。

2.2021年卒の大学・大学院・短大・専門卒採用の募集計画に対して充足しましたか。(n=610)

2021年度の大学・大学院・短大・専門卒採用の募集結果をについて質問したところ、「充足した」が41.5%、「充足していないが採用活動を終えた」が20.7%、「充足しておらず採用活動を続けている」が30.5%、「充足しておらず採用活動を続けるか検討中」が7.4%でした。

■21年卒の高卒採用活動について
3.2021年卒の高卒採用の募集計画に対して充足しましたか。(n=407)

2021年度の高校新卒採用の募集結果をについて質問したところ、「充足した」が36.1%、「充足していないが採用活動を終えた」が17.7%、「充足しておらず採用活動を続けている」が38.8%、「充足しておらず採用活動を続けるか検討中」が7.4%でした。採用を続けている回答が大卒と比較し8.3ポイント高い結果となりました。

4.今年度(21卒)高卒採用での求人募集数は昨年(20卒)と比較し増減がありましたか。(n=406)

高校新卒採用の募集人数の増減を質問したところ、「前年より増やした」17.2%、「前年と同じ」45.8%、「前年より減らした」21.2%でした。前回計測した9月時点(「前年より増やす」22%、「前年と同じ」47%、「前年より減らす」22%)と比較し、「前年より増やす・同じ」の回答が69%から63%へと6ポイント減少しています。

5.高卒採用でオンライン化したものはありますか。【複数回答可】(n=407) 

高卒採用のオンライン化した取り組みついて質問をしたところ、「オンライン化していない」との回答が54.1%、次いで「会社説明会」29.5%、「面接」22.1%、「職場見学」17.9%、「学校訪問」17%と回答がありました。約半数がオンライン対応したことが分かります。
 
6.高卒採用でオンライン職場見学の受入れは行いましたか。(n=367)

 

オンライン職場見学の受入れを行ったか質問したところ、「オンラインを中心に受け入れをした」が12.5%、「希望者のみ受け入れを行った」が22.3%、「希望はあったが受け入れをしなかった」が4.4%、「準備はしたが受け入れは行っていない」が12.5%、「準備をしておらず受け入れをしていない」が48.2%でした。実際に受け入れを行った回答は34.8%に留まりましたが、47.3%が受け入れの準備を行ったと回答がありました。

7.高卒採用でオンライン面接の受入れは行いましたか。(n=367

オンライン面接の受入れを行ったか質問したところ、「オンラインを中心に受け入れをした」が16.1%、「希望者のみ受け入れを行った」が17.2%、「希望はあったが受け入れをしなかった」が3%、「準備はしたが受け入れは行っていない」が14.2%、「準備をしておらず受け入れをしていない」が49.6%でした。高校新卒採用では一人一社制の制度や企業と生徒が直接接点を持てる場が限られているため対面での面接を求める傾向があり、大卒採用と比較し面接のオンライン化の進みが遅い理由として考えられます。
一方で、柔軟にオンライン化を進めている企業も企業規模の大きい企業を中心に見受けられました。

8.オンライン職場見学・面接などを導入し、良かった点はありますか?【複数回答可】(n=159)

オンライン職場見学・面接などを導入し、良かった点を質問したところ、1位が「遠方の生徒が参加できた」「効率の良さ」50.3%、3位が「多くの生徒を受け入れることができた」36.5%、4位が「面接官がリモートで対応できた」32.7%でした。

9.オンライン職場見学・面接などを導入し、課題点はありますか。【複数回答可】(n=157)

オンライン職場見学・面接などを導入し、課題点を質問したところ、「コミュニケーシが取りにくい」が62.4%、「学校によって通信設備に差があった」が40.1%、「社員と会わせる機会がない」が29.3%、「合否の判断が困難」が26.8%でした。

■22年卒の高卒採用活動について
10.来年度(22卒)大学・大学院・短大・専門卒採用を行う予定はありますか。(n=702)

新卒採用を行っている方全体に来年度(22卒)大学・大学院・短大・専門卒採用を行う予定があるかを質問したところ、「行う」が59.3%、「検討中」が23.5%、「行わない」が7.1%、「未定・分からない」が10.1%でした。

11.来年度(22卒)高卒採用を行う予定はありますか。(n=702)

新卒採用を行っている方全体に来年度(22卒)高卒採用を行う予定があるかを質問したところ、「行う」が49.1%、「検討中」が22.8%、「行わない」が18.9%、「未定・分からない」が9.1%でした。

12.高卒採用の求人募集人数は今年度(21卒)と比較し増減がありますか。(n=609)

来年度(22卒)高校新卒採用の募集人数の増減を質問したところ、「前年より増やす」14.6%、「前年と同じ」41.1%、「前年より減らす」18.2%でした。「前年より増やす」「前年と同じ」を合わせ55.7%と半数以上が積極的に採用することが分かります。また、「前年より減らす」が「前年より増やす」と比べ多いことや「未定・分からない」の回答が24.8%あることから今後の採用の見通しが不透明の企業が多い状況も伺えます。

13.次年度以降の高卒の採用活動について新型コロナウイルスの影響による不安なことは何ですか。【複数回答可】(n=569)

次年度以降の高卒採用活動において新型コロナウイルスの影響による不安なことを質問したところ、1位が「採用スケジュールが立てにくい」43.6%、2位が「業績が見通せず採用計画が立てにくい」40.6%、3位が「高校訪問の行動量が少なくなるのではないか」33.7%、4位が「職場見学の受入ができないのではないか」27.4%、5位が「職場見学の応募が少なくなるのではないか」27.2%でした。

<アンケート調査結果を受けて>
本アンケート調査によると、21卒の高校新卒採用活動において実際の採用活動では「充足しておらず採用活動を続けている」と回答する企業が39%と大学・大学院・短大・専門卒採用の31%と比較して、年を越しても採用活動を継続する企業が多いことがわかります。また、オンライン対応については大卒採用活動と比較すると、高校が高校生と企業の担当者の間に立ち対応をすることや学校の通信設備を使用することに重ね、高校生は一人一社ずつしか応募ができないことへの考慮し対面での職場見学や面接の実施が求められる傾向がありました。しかしながら職場見学を受け入れた企業は35%、オンライン面接を受け入れた企業が33%あることから一定のオンライン化対応への変化が見て取れます。
来年度の募集人員については、高校新卒採用は今年度の募集増減の調査と比較し「増やす・変わらない」の回答が6ポイント減少し、新型コロナウイルスの影響により「採用スケジュールが立てにくい」「今後の業績が見通せず採用計画が立てにくい」という不安の声が多数あることから、来年度(22卒)の採用活動への影響が伺えます。一方、来年度高卒採用を行う予定は現時点で49.1%と、今年度の53.1%に近い数値であることから高卒採用を行う予定の企業の割合は多いと見込めると言えます。

上記を踏まえ当社では、ジョブドラフトNaviや求人票発送代行など企業への採用活動支援サービスの継続開発とともに、高校生・先生・保護者への就職情報発信や進路ガイダンス、LINE就職相談、合同企業説明会やオンライン企業説明会などの就職サポートを通じて新しい時代の変化に即した、高校生、先生、企業のそれぞれに出逢いの機会をより多く創出して参ります。

 

<回答者属性>

<ジョブドラフトの特徴>

当社では、就職する高校生が学歴や「高卒」という偏見に捉われることなく、自己決定の上希望を持って社会に出ること、企業が若手採用を継続すること、これらを実現するために、高卒採用にまつわる社会課題の解決に取り組んでおります。
利用者数4万人の高校新卒の求人サイト「ジョブドラフトNavi」の運営や合同企業説明会等の運営を通じ、高校生への就職情報提供、高校の進路指導サポート及び、企業の高校新卒の採用支援や人材の定着支援を行っています。2020年12月末現在、延べ3,000社以上の企業にご活用頂いております。

●掲載社数No.1サイト 高校生の就職を支援する「ジョブドラフトNavi」 
URL:https://job-draft.com/


これまで文字情報のみだった企業の「求人票」の情報を、求人サイトに掲載しています。高校生目線を重視した会社の雰囲気・先輩インタビューなど写真や動画を用いて紹介することが可能です。高校生は7月の求人情報解禁後は求人票をダウンロードできるので、そのまま進路指導の先生に相談し、職場見学や応募をしていただけます。

●高校生と企業が直接交流できる合同企業説明会「ジョブドラフトFes」

高卒求人予定の企業を集めた国内最大級の就職活動イベントです。高校生は1日で多くの企業と出会えるため、求人票だけでは得ることのできない会社の雰囲気や情報が得られます。2019年は東京・大阪・福岡にて5回開催し、参加企業325社、のべ参加者数1,552名を動員しました。
2020年は7月より全国13都市で開催し、参加企業594社、のべ参加者数3,362名を動員しました。

●入社後の定着支援 「ルーキーズクラブ」

人事の悩みである高卒人財の入社後の育成・定着をサポートする、1年間を通じた研修とメンテナンスサービスです。2020年はオンライン開催も活用し東京・大阪で実施しております。
高卒1年未満の早期離職は大卒の11.6%と比較し17.2%(※)と高く、よりきめ細やかなフォローが必要です。集合研修、チームごとの研修の中でファシリテーターが付き、メンテナンスのサポートを行います。
※新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況) 厚生労働省発表

●一人ひとりに合わせた就職相談 「個別相談」
キャリアコンサルタントが対面やオンラインで、個別に就職相談を行います。進路相談や就職先探し、面談練習、履歴書の書き方など、生徒一人ひとりに寄り添ったサポートをいたします。
対面では学校内・当社オフィス、オンラインではLINEメッセージやLINE通話で相談を受け付けています。

●社会で生き抜く力を身につけるキャリア教育 「ジョブドラフトキャリア」
高校1年~3年生向けに、将来の生き方に関するキャリア教育、進路決定のサポート、就職指導を3年間通して実施する高校向けのサービスです。キャリア教育では、自分の生き方を決める考え方、自己理解、目標設定の仕方、課題解決等のプログラムを、進路決定のサポートでは、職業観育成、具体的な進路決定のサポートを行います。
更に就職希望者に対しては面接対策や履歴書添削等、実際の就職活動サポートまで、キャリア教育から内定に至るまでの就職サポートを行います。

<会社概要>
◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/
本社所在地:東京都港区浜松町2丁目7-19 KDX浜松町ビル5階
代表取締役:佐々木 満秀
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日
資本金:9,800万円
2016年「革新ビジネスアワード2016」(主催:イノベーションズアイ、フジサンケイビジネスアイ[日本工業新聞社])にて「よい仕事おこし賞」、2017年「第106回かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」(主催:公益財団法人 川崎市産業振興財団)にて「かわさき起業家優秀賞」を受賞。
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