地籍調査・14条地図作成システム「Mercury-LAVIS」(マーキュリーラヴィス)を大幅にアップデートし、2023年7月18日(火)リリース
国交省が取り組む「地籍調査の加速化及び法務局地図作成事業の推進」をソフトウェアで支援
【背景】
国⼟交通省では、所有者不明土地等に係る諸課題について、政府一体となって総合的な対策を推進するための「所有者不明土地等対策の推進のための関係閣僚会議」を設置し、平成30年より協議が進められております。その中で、令和5年6月6日に開催された会議において、所有者不明土地等対策に関する基本方針及び工程表が決定され、地籍調査の加速化及び法務局地図作成事業の推進について、新技術の積極活用や必要な予算の確保に向けた取り組みを実施する旨の発表がされました。
こういった状況から、今後地籍調査及び法務局地図作成事業の更なる拡大が予想されるため、「Mercury-LAVIS」の大幅な機能強化を図ると共に市場への導入を促進し、本事業における業務効率化、生産性向上を支援して参ります。
【アップデート概要】
「Mercury-LAVIS」は、法務局データから貸与される要約書 CSV(登記)を利用して、地籍調査および法14条地図整備におけるD工程〜H工程まで一連の業務を支援するシステムです。
管理プログラム・事務支援・公図CAD・地籍計算・地籍CADの5つのプログラムで構成されており、今回主に地方公共団体と民間地籍事業者および公共嘱託登記土地家屋調査士協会における業務効率化を支援する機能として、「地籍測量の成果」、「街区境界調査」、「14条地図の成果」、「窓口業務の一筆詳細図」といった部分の機能強化を主体としているほか、「R5地籍測量の記載例」、「成果の検査」、「外部ファイル取扱い」、「地図XML編集」など、全58項目に及ぶ機能強化を図っております。
【リリース日】
2023年7月18日(火)
【価格】
E工程パッケージ:¥150,000/年間(税別)
計算CADパッケージ:¥360,000/年間(税別)
※その他パッケージ、単体プログラムの価格設定もございます。詳しくはお問い合わせください。
【アップデート詳細】
●管理プログラムの強化
相続関係説明図の作成
作成した相続関係説明図の外部ファイル対応として、PDFに加えExcel出力に対応。
地籍成果管理の制限
官公庁の地籍成果管理の対応として、座標・地番・所有者管理の制限数を拡張。
●事務支援の強化
お気に入り帳票の登録
納品成果や使用頻度の高い調書を、「お気に入り帳票」として任意グループに集約が可能。
CSV入出力の拡張
外部のCSVファイルを利用して調査前後の各種情報を更新。更新可能な属性を拡張。
●公図CADの強化
公図(地図XML)の配置編集
公図(地図XML)の配置編集で、重なる公図から、統一した縮尺による再配置に対応。
街区境界調査の成果
街区境界調査票の作成で、所在図の作成方法の改善と街区境界点の編集に対応。
●地籍計算の強化
R5記載例の成果
地籍測量及び地積測定における作業の記録及び成果の記載例(令和5年3月)に対応。
背景表示(レイヤ機能)
地籍計算CADデータの背景表示(レイヤ)に対応。複数の成果データを参照モードで背景表示。
地番検査の機能
充実した地番の検査機能。地番結線の重複、隣接する構成点、地番重複の検査を装備。
確定測量の成果
換地を伴う土地改良事業の確定測量、「法およびテラスの登録」と「地積測定の調書」に対応。
●地籍CADの強化
窓口対応の一筆詳細図
一筆詳細図作成の図郭作成、編集後の全体図(元ページ)を利用した抜取り保存に対応。
14条地図作成の成果
14条地図成果の地積測量図、設定用ファイル(csv)及び図面ファイル(TIF)の作成に対応。
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