オンライン認知機能検査「脳検」受検時間の短縮化に成功、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載
~最短2分のセルフチェックで、認知機能の低下を検出~
株式会社脳活性総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:太田 芳徳、以下「脳活総研」)が開発した認知機能検査「脳検」の検査監修を行う東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授 佐藤 正之 先生を中心とした共同研究チームは、既存のオンライン認知機能検査「脳検」(受検時間5項目25分)を基に、計10分で脳年齢を測定できる短縮版の検査内容を開発(5項目、各2分)、既存の「脳検」との相関関係を明らかにし、その研究成果が2022年8月30日付で国際的な医学誌「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」に掲載されましたのでお知らせいたします。
■概要
当社は、2019年より健常時から認知機能をオンラインで簡単にセルフチェックすることが可能な、脳活性度定期検査「脳検」を開発・提供しています。
本研究チームが開発した「脳検」は、5つの検査項目からなり,加齢と共に低下する認知機能が直線的であることを示してスコア化。被験者の認知機能の低下具合を、平均的な老化の低下スピードと比較、その相関関係を明らかにすることで認知機能の急激な低下をいち早く検出することを可能にしました。
また、既存の医療機関などで使われる、既存の認知機能検査であるMMSE(※1)、RCPM(※2)、RBMT(※3)、TMT-A、TMT-B(※4)などと脳検との間に、有意な相関があることを示しました。
これらの研究成果は、2021年6月・12月に、医学専門誌である「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」に発表・掲載されました。(※5,6)
今回の論文では、「脳検」の短縮版を開発し計10分(5項目、各2分)の受検にて脳年齢を測定、既存のオンライン検査「脳検」との相関関係を明らかにしました。
■本研究成果により期待されること
「脳検」の受検時間短縮化により、クリニック等での定期健診への導入が容易となり、非薬物療法の導入や生活習慣の改善によって認知症への進展のリスクが軽減できることが期待されています。
さらには、自治体における高齢者の健康時からの認知機能のチェックや、自動車運転免許証の更新時の検査、認知症保険加入時の検査、企業の高齢者雇用や相続時の頭の健康チェックなど、健常時から認知機能の状態を把握し、経年の変化を見ながら、早めにアラートを出すことなどが期待され、今後も活用が広がることが見込まれます。
■研究概要
26歳から82歳の男女323名(平均年齢41.9歳)に、既存の「脳検」と、短縮版「脳検」を行い、ほぼ同じ結果が導き出され、双方の結果に強い相関関係があることを明らかにしました。なお、本研究は東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座との共同研究で行われました。
■原論文情報
「Shorter Version of the Brain Assessment Is Suitable for Longitudinal Public Cognitive Evaluations」
https://www.karger.com/Article/Abstract/526907
発表者
佐藤正之(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授)
田部井賢一(東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 産業技術専攻 助教)
阿部真貴子(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 助教)
太田芳徳(脳活総研 代表取締役)
藤田彩子(脳活総研)
神川ちあき(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座)
※1 MMSE ミニメンタルステート検査。国際的に用いられている認知機能の低下について評価するためのスクリーニング検査。
※2 RCPM レーヴン色彩マトリックス検査。非言語生の認知機能検査として、世界中で広く利用される。
※3 RBMT リバーミード行動記憶検査。国際的にも評価の高い、日常生活を反映した記憶検査。
※4 TMT-A、TMT-B トレイルメイキングテスト。実行機能評価法の一つとして広く用いられている,脳機能を評価する神経心理学的検査。
※5 2021年8月プレスリリース:早期健常時からのセルフ認知機能検査の研究成果が、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000049268.html
※6 2021年12月プレスリリース:オンライン認知機能検査「脳検」と既存の認知機能検査との相関関係を明らかにした研究成果が、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000049268.html
■脳活性度定期検査「脳検」について(URL https://www.nouken.jp/)
脳検は、認知症やMCI(軽度認知障害)などの兆候となる、脳の認知機能低下を、健常時から定期的にチェックするオンライン検査です。
検査名称 脳活性度定期検査(脳検)
検査方法 パソコン、タブレット、スマートフォンで受検
検査監修 東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授 佐藤 正之 先生
※問題について
●数字の記憶:並んだ数字を覚え、覚えた数字を次のページで、左から順に、または右から順に答える問題です。短期的な記憶力を測ること で、主に側頭葉(頭の横側、耳の上あたり)の機能を測ります。
●言葉の記憶:6つの単語を覚え、覚えた後に別の問題を2、3解きます。その後提示される単語が、先に覚えた6つの単語かどうかを答える問題です。「数字の記憶」同様、側頭葉(頭の横側、耳の上あたり)の機能を測ります。
●空間把握:積み木で作った立体を、複数回転させたものがあり、その中から、違うものを選ぶ問題です。
立体や空間を把握する力を測ることで、頭頂葉(頭の天辺)の機能を測ります。
●記憶と計算:画面に出てくる数字を覚え、次の画面に出てくる数字と足します。前後の2つの数字の足し算を繰り返していきます。記憶と計算する力、ルールを理解する力を測ることで、前頭葉(頭の前側)の機能を測ります。
●変化推理:図形がルールに従って変化しています。その変化を推測します。規則を読み取る力を検査します。ルールを理解する力を測ることで、前頭葉(頭の前側)の機能を測ります。
■脳活総合研究所(脳活総研)について
昨今、認知症に関する様々な報道がある中、健常時から予兆に気づくことで、病気を未然に防いだり、認知機能を改善したりできる研究が進められています。
脳の状態を早期から把握し、早期に対処をすることで、認知症を防ぎ、豊かで健康な生活を送ることが可能になるといわれています。
脳活総研は、ひとりでも多くの方の脳を健康な状態に保ち、活性化することで、社会全体の活性化を実現したいと考えています。
<会社概要>
会社名 株式会社脳活性総合研究所
代表者 代表取締役 太田 芳徳
所在地 東京都千代田区有楽町 2-10-1 東京交通会館 6F
設立 2019 年 2 月 15 日
事業内容 脳の活性度・認知機能を検査するテストの開発・販売
会社HP http://nokatsusoken.co.jp/
当社は、2019年より健常時から認知機能をオンラインで簡単にセルフチェックすることが可能な、脳活性度定期検査「脳検」を開発・提供しています。
本研究チームが開発した「脳検」は、5つの検査項目からなり,加齢と共に低下する認知機能が直線的であることを示してスコア化。被験者の認知機能の低下具合を、平均的な老化の低下スピードと比較、その相関関係を明らかにすることで認知機能の急激な低下をいち早く検出することを可能にしました。
また、既存の医療機関などで使われる、既存の認知機能検査であるMMSE(※1)、RCPM(※2)、RBMT(※3)、TMT-A、TMT-B(※4)などと脳検との間に、有意な相関があることを示しました。
これらの研究成果は、2021年6月・12月に、医学専門誌である「Dementia and Geriatric Cognitive Disorders」に発表・掲載されました。(※5,6)
今回の論文では、「脳検」の短縮版を開発し計10分(5項目、各2分)の受検にて脳年齢を測定、既存のオンライン検査「脳検」との相関関係を明らかにしました。
■本研究成果により期待されること
「脳検」の受検時間短縮化により、クリニック等での定期健診への導入が容易となり、非薬物療法の導入や生活習慣の改善によって認知症への進展のリスクが軽減できることが期待されています。
さらには、自治体における高齢者の健康時からの認知機能のチェックや、自動車運転免許証の更新時の検査、認知症保険加入時の検査、企業の高齢者雇用や相続時の頭の健康チェックなど、健常時から認知機能の状態を把握し、経年の変化を見ながら、早めにアラートを出すことなどが期待され、今後も活用が広がることが見込まれます。
■研究概要
26歳から82歳の男女323名(平均年齢41.9歳)に、既存の「脳検」と、短縮版「脳検」を行い、ほぼ同じ結果が導き出され、双方の結果に強い相関関係があることを明らかにしました。なお、本研究は東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座との共同研究で行われました。
■原論文情報
「Shorter Version of the Brain Assessment Is Suitable for Longitudinal Public Cognitive Evaluations」
https://www.karger.com/Article/Abstract/526907
発表者
佐藤正之(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授)
田部井賢一(東京都立産業技術大学院大学 産業技術研究科 産業技術専攻 助教)
阿部真貴子(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 助教)
太田芳徳(脳活総研 代表取締役)
藤田彩子(脳活総研)
神川ちあき(東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座)
※1 MMSE ミニメンタルステート検査。国際的に用いられている認知機能の低下について評価するためのスクリーニング検査。
※2 RCPM レーヴン色彩マトリックス検査。非言語生の認知機能検査として、世界中で広く利用される。
※3 RBMT リバーミード行動記憶検査。国際的にも評価の高い、日常生活を反映した記憶検査。
※4 TMT-A、TMT-B トレイルメイキングテスト。実行機能評価法の一つとして広く用いられている,脳機能を評価する神経心理学的検査。
※5 2021年8月プレスリリース:早期健常時からのセルフ認知機能検査の研究成果が、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000049268.html
※6 2021年12月プレスリリース:オンライン認知機能検査「脳検」と既存の認知機能検査との相関関係を明らかにした研究成果が、国際的な医学誌(Dementia and Geriatric Cognitive Disorders)に掲載
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000049268.html
■脳活性度定期検査「脳検」について(URL https://www.nouken.jp/)
脳検は、認知症やMCI(軽度認知障害)などの兆候となる、脳の認知機能低下を、健常時から定期的にチェックするオンライン検査です。
検査名称 脳活性度定期検査(脳検)
検査方法 パソコン、タブレット、スマートフォンで受検
検査監修 東京都立産業技術大学院大学 認知症・神経心理学講座 特任教授 佐藤 正之 先生
※問題について
●数字の記憶:並んだ数字を覚え、覚えた数字を次のページで、左から順に、または右から順に答える問題です。短期的な記憶力を測ること で、主に側頭葉(頭の横側、耳の上あたり)の機能を測ります。
●言葉の記憶:6つの単語を覚え、覚えた後に別の問題を2、3解きます。その後提示される単語が、先に覚えた6つの単語かどうかを答える問題です。「数字の記憶」同様、側頭葉(頭の横側、耳の上あたり)の機能を測ります。
●空間把握:積み木で作った立体を、複数回転させたものがあり、その中から、違うものを選ぶ問題です。
立体や空間を把握する力を測ることで、頭頂葉(頭の天辺)の機能を測ります。
●記憶と計算:画面に出てくる数字を覚え、次の画面に出てくる数字と足します。前後の2つの数字の足し算を繰り返していきます。記憶と計算する力、ルールを理解する力を測ることで、前頭葉(頭の前側)の機能を測ります。
●変化推理:図形がルールに従って変化しています。その変化を推測します。規則を読み取る力を検査します。ルールを理解する力を測ることで、前頭葉(頭の前側)の機能を測ります。
■脳活総合研究所(脳活総研)について
昨今、認知症に関する様々な報道がある中、健常時から予兆に気づくことで、病気を未然に防いだり、認知機能を改善したりできる研究が進められています。
脳の状態を早期から把握し、早期に対処をすることで、認知症を防ぎ、豊かで健康な生活を送ることが可能になるといわれています。
脳活総研は、ひとりでも多くの方の脳を健康な状態に保ち、活性化することで、社会全体の活性化を実現したいと考えています。
<会社概要>
会社名 株式会社脳活性総合研究所
代表者 代表取締役 太田 芳徳
所在地 東京都千代田区有楽町 2-10-1 東京交通会館 6F
設立 2019 年 2 月 15 日
事業内容 脳の活性度・認知機能を検査するテストの開発・販売
会社HP http://nokatsusoken.co.jp/
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