『グレートカンパニーアワード2022』6社が受賞

多角化経営と地域密着で2ケタ成長を続けるシアーズホームグループHDが大賞

船井総合研究所

中堅・中小企業を対象に専門コンサルタントを擁する経営コンサルティング会社の株式会社船井総合研究所(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:真貝大介、以下、船井総研)は、社会に著しい貢献が期待できる法人を表彰する制度『グレートカンパニーアワード2022』を開催いたしました。この『グレートカンパニーアワード』は社会性・教育性・収益性・成長性・環境性を兼ね備えた企業を賞賛するとともに、企業の社会的意義を世の中に広めるものです。本年度は、約9,000社の選考対象から、さまざまな業界で活躍する17社をノミネートし、その中から特に優れた6社の受賞を決定いたしました。
本年はレオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役 会長兼社長 CIO(最高投資責任者)の藤野英人氏、フォーブス ジャパン 執行役員 Web編集長の谷本有香氏も審査員として加わり、外部の視点も加味することでより審査の公平性を高めています。

■『グレートカンパニーアワード2022』受賞企業
  • 『グレートカンパニー大賞』    株式会社シアーズホームグループHD
  • 『顧客感動賞』          医療法人社団マザー・キー ファミール産院グループ
  • 『働く社員が誇りを感じる会社賞』 株式会社関家具
  • 『ユニークビジネスモデル賞』   47ホールディングス株式会社
  • 『社会貢献賞』          株式会社はたらクリエイト
  • 『業績アップ賞』         株式会社グリーンシステムコーポレーション

■ グレートカンパニーとは
社会的価値の高い「理念」のもと、その「企業らしさ」を感じさせる独特のビジネスモデルを磨き上げ、その結果、持続的成長を続ける会社のことです。そして、社員も顧客も誇りを持つような独特のカルチャーが形成されている企業を、グレートカンパニーと定義します。
※『グレートカンパニーアワード』は株式会社船井総合研究所が主催(第1回授賞式は2010年に開催)、本年は13回目を迎えます。

■ グレートカンパニーの5つの要件
1.持続的成長企業であること
2.熱狂的ファンを持つ、ロイヤルティの高い企業であること
3.社員と、その家族が誇れる、社員満足の高い企業であること
4.自社らしさを大切にしていると思われる、個性的な企業であること
5.地域や社会からなくてはならないと思われている、社会的貢献企業であること 

■『船井総合研究所 グレートカンパニーアワード2022』特設ウェブサイト
https://gca.funaisoken.co.jp/
今後、当ウェブサイトにて受賞・ノミネート各企業の活動を紹介してまいります。

■『グレートカンパニーアワード2022』 受賞企業6社 受賞理由

『グレートカンパニー大賞』
株式会社シアーズホームグループHD(住宅不動産、リフォーム事業)

1989年創業。熊本に23拠点、福岡・佐賀に計14拠点を持ち、2020年度のグループ総売上高は230億円。毎年二ケタ成長を続け、この10年で売上が5.3倍、経常利益が7.1倍になったほか、売上高経常利益率は8.3%と、建設業の業界平均(3.66%)*を大きく上回ります。
「地域密着×圧倒的一番化経営戦略」を掲げ、価格帯別でブランドとビジネスモデルを展開し、地域の「家を売る」マーケットを広範囲でカバー。価格帯別で運営会社を分けることで、グループ内で顧客の取り合いにならない仕組みを構築しています。
「社員の平均年収を5%以上毎年上げ続けること」を経営指標とし、売上、利益以外に生産性指標も追うべき数字としているほか、教育を仕組み化して若手社員を早期戦力化することで高い利益率を達成し、還元することで社員満足度を高めています。企業としての姿勢が評価され、経済産業省が制度設計を行っている「健康経営優良法人2022」の上位法人「ブライト500」や「熊本県SDGs登録事業者」に認定されました。
地域貢献にも力を入れ、野球、サッカー、バスケットボールなどのスポーツ団体や096k熊本歌劇団、公共施設のネーミングライツを通じた文化団体への支援をしています。
2022年3月には鹿児島県へ進出するなど成長のための歩みを止めず、社員に還元する、地域に貢献するための取り組みを続ける同社に『グレートカンパニー大賞』をお贈りします。
*建設業情報管理センター「建設業の経営分析(令和2年度)」

 『顧客感動賞』
医療法人社団マザー・キー ファミール産院グループ(産科・婦人科、産後ケア事業)

同法人は「しあわせなお産をしよう」を経営理念とし、「しあわせなお産」の実現のために「地域のお産を守り、社会インフラの一助となる」ことを目指しています。「お産」を出産だけでなく妊娠初期から産後までと定義し、産婦人科クリニックが産前から産後まで一貫して母親をフォローする体制を構築しています。少子化の進む地域においても安心して2人目、3人目の出産を考えられるようにと、母親同士の交流や助け合いを促すイベントを実施してきました。また、産後に限らず、地域の小中学校での性教育授業を年間40校ほど実施しています。
行政からの依頼や後継者不在などの診療所を引き継いで分院とし、多施設運営開始後わずか7年の間にグループ全体で5つのクリニックを運営。2021年の医業収入は約22億円となっています。
出産後のケアを考えて、妊婦1人ひとりを尊重する「創(きず)のないお産」や、妊婦、母親を総合的にサポートするための美容メニューの付加、産前産後の骨盤矯正、鍼灸メニューの提供も行っています。施設に隣接する広場は子どもの遊び場として、遊具を移設し活用しているほか、産後にサポートを必要とする母親のために、産後ケアセンターなのはなフィフティーンを採算度外視で運営しており、2021年度の同施設の利用者数は約200名、延べ利用者日数は約650日でした。グループ全体の年間分娩数は約2,000件です。
医療と経営のバランスを取りながら地域のお産を守り、年間1万分娩を目指してさらなる分院の展開を進めている同法人に、『顧客感動賞』をお贈りします。

『働く社員が誇りを感じる会社賞』
株式会社関家具(家具・インテリア・住関連商品企画販売業)

1968年の創業以来、53年黒字を続ける同社の成長の理由は「社員に任せる経営」です。
「楽しくなければ仕事じゃない、やりたい事を任す、失敗しても文句は言わぬ、責任は全て社長が取るから思いっ切りやって下さい」と明文化し、失敗をしても再挑戦して成功できる企業文化を確立。
これまでに社員による発案の新規事業が60以上立ち上がり、30を超える商品ブランドが誕生しています。
新規事業では天然木材の一枚板テーブルや生地から開発したソファなど、オンリーワンの高価格商材を開発し、ラグジュアリーホテルや高級ブランドの販売店などに販売。社員発の新規事業が始まった2005年の売上比率は家具販売店向けが約9割だったのが、2021年は5割弱になり、現在は異業種、法人向け、直営店、ECでの売上割合が増えています。新規事業が会社の屋台骨を支える大きな存在になり、2021年5月期の売上高は195億円と、過去最高を更新しました。同社は入社年次に関係なく、意欲のある社員は国内、海外での展示会や工場へ積極的に派遣し、商品開発を推進。その結果、今まで市場になかった製品の独占販売や、関家具独自のプライベートブランドを生み出すなど、現場社員発信のイノベーションがたくさん生まれています。
社員の自由な挑戦と収益を両立している同社に、『働く社員が誇りを感じる会社賞』をお贈りします。

『ユニークビジネスモデル賞』
47ホールディングス株式会社(ワークプレイスの総合コンサルティング事業)

同社は賃貸オフィス情報・仲介サービスの「officee」や、国内最大級の約70万点のオフィス家具を扱う通販サイト「Kagg.jp」などを運営し、企業がオフィス移転をする際に必要な物件探し、内装デザイン、家具選定などをトータルサポートしているワークプレイスの総合コンサルティング企業です。売上高は直近10年で1164%アップと急成長しています。
同社の大きな強みはデータベースです。「officee」では、データベース構築チームが地道に集めた正確なオフィス物件情報をWEB上で公開。非公開情報が多かったオフィス不動産業界を変革し、顧客は物件を選びやすくなりました。「Kagg.jp」では、業界横断型の商品データベースを独自に構築。「Kagg.jpを見れば各オフィス家具メーカーの製品を比較検討して購入できる」環境を整えました。
また、同社は各事業のデータベースを統合し、顧客のオフィスの状況についても継続的に更新・管理をしています。入居しているオフィスの面積、家具の発注履歴や各サイトの閲覧頻度などから、オフィス移転やリニューアルの時期を把握し、適切なタイミングで営業を実施。販売して終了ではなくリピートを発生させ、ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)を最大化する仕組みを確立しています。
旧来からの業界特性である「人」を通じた営業活動だけでなく、自社で蓄積した「データベース」を活用して顧客に役立つ情報を届け、また顧客の状況を正確に把握することで長期的にサポートし、収益を上げていく同社に、『ユニークビジネスモデル賞』をお贈りします。

 『社会貢献賞』
株式会社はたらクリエイト(オフィス業務代行、コンテンツ制作業)

同社は「“働きたいけど働けない”人材を活かし地域社会に貢献する企業」として、採用の対象を「未経験者、働く時間に制限がある地域の人」を中心にしています。従業員の 95.9%が女性、84.6%が小学生以下の子どもを育てており、同社は託児所の運営、ライフステージに合わせて選べる雇用形態などの「安心して働ける環境」を整備。「タスクと進捗の常時可視化」で、子どもの発熱など急なトラブルの際はチーム、組織で対応する形を整えています。
同社は「環境や属性を理由に仕事を楽しむことを諦めなくていいように」と2015年に託児所付きオフィスを開設。補助金などを活用して従業員と業務委託契約し、近隣企業から難度の低い業務を受注していましたが、「持続可能な形にするためには収益を上げていくべき」と、2017年に一般社団法人から株式会社へ会社形態を変更しました。従業員も雇用に変え、首都圏の中堅·大手企業を対象に付加価値の高いオフィス業務を代行し、ビジネスとして価値を出す形に変えました。
株式会社化後の年平均成長率は約16%で、顧客満足度は高く、契約更新率が約96%と、ほぼすべてのクライアントが継続利用しています。宮下一郎内閣府副大臣(当時)などこれまでに 40以上の視察を受け入れているほか、厚生労働省「グッドキャリア企業アワード 2020」イノベーション賞(厚生労働省人材開発統括官表彰)など数多くの受賞をしています。
社会課題の解決と収益を両立させる同社に、『社会貢献賞』をお贈りします。

『業績アップ賞』
株式会社グリーンシステムコーポレーション(産業用と営農型太陽光発電所の企画・設計・販売業)

同社は2002年に創業し、2021年6月期の売上は64.3億円で前期比180.95%、経常利益は13.6億円です。
主力商品の土地付き太陽光物件を、販売するだけでなくその後の長期間にわたるメンテナンスも合わせて提案しているほか、「太陽光発電と農業の共存を目指す」とし、「ソーラーシェアリング」再生可能エネルギーを生成しながら太陽光パネルの下で栽培期間中節減対象農薬・化学肥料を使わずに、小麦や米、大豆などを栽培し、収穫した小麦でパンを作り日本全国のこども食堂に寄付するなどの活動に力を入れています。
昨今のESG、SDGsや再生可能エネルギーに対する社会的関心の高まりに加えて、同社の顧客や環境・社会と「長く付き合っていく」姿勢が投資家の信頼を集め、平均単価1,500万~2,000万円の「土地付き太陽光物件」を昨期は400件近く販売しました。
同社は「環境に、地域に優しい会社」として企業価値を高めており、来期はさらに売上100億円以上を見込んでいます。
太陽光物件の販売だけでなく、ESG、SDGsなど今の時代に求められる豊かな社会も追求しながら業績を伸ばしている同社に、『業績アップ賞』をお贈りします。

■株式会社船井総合研究所について
中堅・中小企業を対象に専門コンサルタントを擁する日本最大級の経営コンサルティング会社。業種・テーマ別に「月次支援」「経営研究会」を両輪で実施する独自の支援スタイルをとり、「成長実行支援」「人材開発支援」「企業価値向上支援」「DX(デジタルトランスフォーメーション)支援」を通じて、社会的価値の高い「グレートカンパニー」を多く創造することをミッションとする。その現場に密着し、経営者に寄り添った実践的コンサルティング活動は様々な業種・業界経営者から高い評価を得ている。

<株式会社船井総合研究所 オフィシャルサイト>
https://www.funaisoken.co.jp/

<グレートカンパニーアワード2022に関するお問い合わせ> 
グレートカンパニーアワード運営事務局
Mail. gca@funaisoken.co.jp
TEL. 03-6212-2931(9:45~17:30)

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区北浜4-4-10
電話番号
06-6232-0271
代表者名
真貝 大介
上場
未上場
資本金
30億円
設立
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