6月環境月間から全国約300の花店で「well-blooming project」推進! 環境アクション宣言&実行スタート

自然も、人も、健やかに。花業界初、「環境アクション」&「#ビタミンF」を伝える活動「ウェルブルーミングプロジェクト」https://homeuse-hana.jp/wellblooming/

 一般社団法人花の国日本協議会(東京都港区・理事長 井上英明、以下花の国日本協議会)は、農林水産省「持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」の助成支援を受けて、事務局をつとめる「国産花き需要拡大推進協議会」の活動の中で、令和5年度より準備をしてきました「サステナブル」と「ウェルビーイング」の2つを柱とする花業界のSDGs活動を「well-blooming project(ウェルブルーミングプロジェクト)」と総称し、2024年4月より活動を開始しました。

<ご参照:4/23ニュースリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000054763.html
 
 花業界全体で「環境アクション」を本格的に推進、かつ、花や植物が人間の「ウェルビーイング」に与える好影響を「#ビタミンF」 (造語、FはFlowerのF)という言葉とともに、社会に広めていくことを目指す本プロジェクトのうち、6月の「環境月間」をきっかけに、より具体的な「環境アクション」を各花店・各企業で考え、宣言し、実行していくものとします。

 

「well-blooming project」参加花店・企業共通ステッカー「well-blooming project」参加花店・企業共通ステッカー

 スタートとなる本年度の「環境月間」では、全国の約300の花小売店(チェーン店を含む)に加え、ラッピング資材メーカー・卸売市場・加工流通・花生産者・種苗会社など23社が活動に参画します。


 花店店頭には「well-blooming project」の共通ステッカーや「環境アクション」宣言内容を記したPOPなどが掲出され、社内啓発やお客様(消費者)へご理解・ご協力を促すものとします。

「環境アクション」宣言POP例「環境アクション」宣言POP例



これらの活動は今後、毎年6月の「環境月間」や9月の「SDGs週間」を活用しつつ盛り上がりを創出し、全国の花店・企業がそれぞれに、毎年独自の「環境アクション」を宣言・実行し、成果を年々積み上げながら、共に花業界全体の大きなムーブメントに育てていきます。いずれは本プロジェクトが当たり前のこととして定着し、10年後20年後の次世代に誇れる花業界でいられるよう、仲間を増やしながら推進してまいります。


「well-blooming project」説明POP「well-blooming project」説明POP






「well-blooming project」参加花店・企業用サイトバナー「well-blooming project」参加花店・企業用サイトバナー
















◆全国の花店・資材メーカーにおける、具体的な「環境アクション」事例紹介

花エコ資材カタログ vol.1 より「4R」とその優先順位花エコ資材カタログ vol.1 より「4R」とその優先順位

 

 花の商流それぞれの過程で向き合うべき課題はありますが、お客様(消費者)との最終接点である「花店における環境アクション」を先行して推進していきます。特に花のラッピングに関わる資材については、資材メーカーとの連携も非常に重要につき、現状は開発の過渡期と思われる環境配慮素材についても、その利点や弱点を理解しながら、よりよい選択肢を増やしていけるよう、共に努力してまいります。


 また、この「well-blooming project」への参画を通じて、「SDGsは自店で何から取り組めばよいかわからずにいたが、このプロジェクトを通じて取り組みがわかりやすく提示されありがたかった。これを皮きりに、意識を変えていければと思います。」(山形県鶴岡市・ファンシーフラワー)といった声も寄せられており、花店の行動変容の一つのきっかけになっていることがわかります。

花業界向け環境啓発冊子より「花屋さんの環境アクション」花業界向け環境啓発冊子より「花屋さんの環境アクション」


  • お客様の手元でごみになるプラスチックの問題から取り組む宣言(一部抜粋)

※「セロハン」は、OPPフィルムのことを指します。


●花専門店

【北海道札幌市】 フルーロン花佳

①お客様からのフラワーベースの回収と再利用。

②フラワーフォームは生分解するエコフォームを使用。

③セロハンの使用を抑え、使用する場合も生分解するタイプへと徐々に変更。

すべてを一気に変えるのは無理ですが、少しづつ取り組んでいきます。


【青森県青森市】 花と雑貨の店 Y's Style

私たちは、ラッピング資材としてのセロハン使用を極力、別の素材へ移行させ、プラスチックを減らすことを目指します。店のスタッフと一緒に取り組み、学んでいきたいと思っています。


【茨城県つくば市】 ウィズガーデン つくば

私たちウィズガーデンは、切花処理時や花束アレンジ作成時に出る茎葉をゴミとして自治体へ出さず、畑に処理し土への循環を目指します。


【静岡県熱海市】 花と緑のキタザワ

セロハンラッピングを減らす(プラスチック使用を減らす)。

「本当にそのラッピンング必要ですか?」を合言葉に、紙で良いものは紙に変更していきます。


【三重県桑名市】 平田花園

2024年、わたしたち「平田花園」は、「セロハン」の使用を減らし、ギフトラッピングには「紙素材のリボン」を取り入れ、プラスチックを減らすことを目指します。


【奈良県橿原市】 karendo (チェーン展開)

新しいショッパーを環境に配慮した生分解性素材で開発を進めます。


【広島県広島市】 花好きみなと・フラワーショップみなと

2024年、私たちフラワーショップみなとは、

①包装紙・セロハン・袋などの過剰使用を低減します

②環境にやさしい資材を導入します

③流通資材をリサイクル・リユースします

大切な最初の1歩を確実に行動に移し、近い未来の成功をイメージしながら日々の取組を継続させていきます。


【福岡県北九州市】 フローラルポート

ラッピングなど、できる限り石油由来の資材を天然素材に変更し、セロハンなどの過剰包装を減らします。


●資材メーカー

【東京都東大和市】 インパック株式会社

インパック株式会社は環境にやさしい商品の開発と販売を促進します。脱プラスチックの取り組みとして、植物由来の原料の使用や紙素材の商品のラインナップを充実させるなど環境にやさしい商品の提供に積極的に取り組みます。


【東京都新宿区】 東京リボン株式会社

当社の環境保全への取り組みや環境に配慮した商品を、積極的にアピールしていきます。

※東京リボンでは、自社のエコ資材を集めたWEBカタログを公開(2024年5月):

https://tokyoribbon.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjo0NDc3NDN9&detailFlg=0&pNo=2



  • より具体的な環境配慮商品の提案や、MPS認証の花※のフェア開催など

 全国チェーンの大手花店では、より具体的な環境配慮商品提案を始めます。青山フラワーマーケットは、創業から早い段階から紙製のラッピング資材が中心で、もともとプラスチックの使用量が少ないブランドですが、今年は環境月間にあわせて社内の意識づけ強化とともに新素材の紙製花器を開発。また、日比谷花壇では2年ほど前からセロハン(OPPフィルム)の使用を削減しており、現在は店頭でほぼ使用しないことが実現できており、社内啓発とお客様理解が進んでいる状況です。ラッピングにおける減プラスチックの取り組みが先行している2社の、一歩踏み込んだ活動内容をご紹介します。


【全国チェーン】 青山フラワーマーケット

新素材の器を使用したアレンジメント新素材の器を使用したアレンジメント

環境⽉間である6⽉に、サステナブルな取り組みを進めるべく、日本初上陸の新素材を使ったアレンジメント⽤容器の取り扱いを開始。新素材は、リサイクルパルプをハンドメイドで成形し、内側に天然ゴムで防水コーティングを施した、サステナブルな素材です。国際的な認証を受けているスリランカの工場で製造され、製造⼯程でも化学物質や⾊素を⼀切使⽤せず、製造中に出る端材もさらにリサイクルして使⽤しています。


さらに、6⽉3⽇(⽉)〜6⽉9⽇(⽇)にMPS環境認証を取得されている産地さんの花を取り揃えたフェアを開催。フェアを通して、環境に配慮した持続可能な⽣産が⾏われている産地さんや、MPS認証を知っていただきたいという想いから開催します。


*取り組みの詳細は、青山フラワーマーケットニュースリリースをご参照ください。

URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000007230.html

青山フラワーマーケット環境月間店頭POP青山フラワーマーケット環境月間店頭POP


【全国チェーン】 日比谷花壇

父の日や夏のフラワーギフト向けの「シュシュフルール」父の日や夏のフラワーギフト向けの「シュシュフルール」

日比谷花壇の店頭では 6月4日(火)〜6月30日(日)の期間に、環境に配慮して生産されたMPS認証を取得している生花を販売します。


同時に、エシカルなラッピング※を採用した置き型の花束「シュシュフルール」において、ブルーを基調とした新柄のラッピングペーパーを展開します。ラッピングペーパーのデザインは、日比谷花壇のデザイナー石井千花が監修。ポジティブで美しい花言葉を持つデルフィニウムやクレマチスといった花々をオリジナルで描き下ろしています。


当社のエシカルな取り組みだけでなく、環境に配慮して生花を生産する全国の産地さん、そして花き業界全体での環境問題に対する意識や課題解決への取り組みを知っていただき、共に環境にやさしい選択をする機会としていただきたいと考えます。


※「シュシュフルール」のエシカルなラッピングとは

2023年8月にラッピング資材を全面リニューアル。花束の保水部分をプラスチックのカップから無漂白の紙製カップに変更するなど、プラスチックを削減する工夫を重ねています。


*取り組みの詳細は、⽇⽐⾕花壇ニュースリリースをご参照ください。
URL: https://www.atpress.ne.jp/news/396511


  • ※MPS認証の花とは

 「MPS」とは、人にも環境にも配慮した花き認証システムです。危険な農薬を使用せず、環境負荷の低減に取り組んでいることを、国際認証機関「MPS」より証明された生産者が作った花のことです。 


*生産者情報は、「最新の認証資格リスト」をご参照ください

URL: http://www.mps-jfma.net/member/ 



◆MPS認証を取得している生産者の「環境アクション」宣言事例

【栃木県宇都宮市】 有限会社エフ.エフ.ヒライデ(ユリ生産者)

施設園芸農家としては、冷房などを導入し、花を届ける努力をしています。一方で、これらの技術にもエネルギーは必要であるため、土壌消毒などを負荷の少ないものに変更するなどして、使用するエネルギー使用総量を減らしながらも、花の生産を継続する努力をしています。



  • 卸売市場などの「環境アクション」宣言事例

 「well-blooming project」では、生産地→卸売市場・仲卸→花店に切り花を輸送する際に利用されているプラスチック製保水バケツ(ダルマ)や、鉢物の輸送に利用されているプラステック製の鉢トレーなど、現在使い捨てや壊れて廃棄となる資材に着目し、将来的な水平リサイクルを目指した2つの分科会、「産地由来包材プラ資源サーキュラープロジェクト」「鉢物トレープラ資源サーキュラープロジェクト」を推進中。それらの分科会に参画中の企業他、花業界のさまざまな企業の「環境アクション」宣言をご紹介します。また、東京都の世田谷市場内の仲卸・株式会社フローラルコレクションでは、花の仕入れに通う花店に「環境啓発冊子」を積極的に配布。手にする花店の反響から「今後の活動の広がりに期待。活動を通して花業界に貢献するとともに、これからの時代に向けて多くの方に触れてほしい。」との声が寄せられています。


●卸売市場

【東京都大田区】 株式会社大田花き

市場におけるダルマの回収から、水平リサイクルに繋げるチャレンジをしていきます。

前年度より電気使用量を5%削減します。市場に到着するトラック・自動車のアイドリングストップを呼びかけます。買参人(花店)にwell-blooming projectへの参加を呼びかけます。


【東京都板橋区】 株式会社東日本板橋花き

市場から出る廃棄物の再資源化を検討。6月に環境認証である「MPS」の特別競りレーンを設置します。


【東京都江戸川区】 東京フラワーポート株式会社

可燃物や不燃物、プラごみなどの重量計量実証実験に参加します。


【愛知県豊明市】 株式会社豊明花き

私たち豊明花き株式会社は通年で、プラスチックトレーを回収しリユースする取り組みを行います。


●加工流通

【東京都大田区】 株式会社ゼントクコーポレーション

納品、流通させる段ボールを削減し、通い箱を使用する事で、今まで使い捨てだった段ボールを出来る限り無くします。


●種苗会社

【広島県府中市】 イノチオ精興園株式会社

 苗やカタログなど出荷の際、環境負荷低減に資する環境マーク付き資材を使用します。



◆花業界向け well-blooming project 環境啓発冊子と「花エコ資材カタログ vol.1」の刊行            

花業界の一人でも多くの人に環境にまつわる諸問題に関心を持ってもらい、行動変容につながるよう、今知っておきたい情報を集め、解説する冊子を刊行。さらに、資材メーカー各社推奨の環境に配慮して企画・製造されているラッピング資材などをピックアップした「花エコ資材カタログ vol.1」を同時発行、現在配布中。

「well-blooming project」環境啓発冊子PDF「well-blooming project」環境啓発冊子PDF

花エコ資材カタログvol.1(2024年版)花エコ資材カタログvol.1(2024年版)





















*「well-blooming project」環境啓発冊子PDF

URL: https://homeuse-hana.jp/wp-content/themes/homeusehana2020/img_wellblooming/saisyu_0501.pdf

*花エコ資材カタログ vol.1(2024年版)

URL: https://homeuse-hana.jp/wp-content/themes/homeusehana2020/img_wellblooming/hanaecoshizaicatalog_vol1.pdf


◇一般社団法人花の国日本協議会とは

花き業界の有志により編成され、2010年に発足した「フラワーバレンタイン推進委員会」が、2014年10月に一般社団法人花の国日本協議会に発展。2011年にスタートした花贈りを啓発するプロモーション「フラワーバレンタイン」をはじめ、年間を通じ、花き業界および異業種との連携によって、花や緑が身近にある日本人のライフスタイルを実現させるプロモーションを実施。2015年秋より、ホームユースの消費拡大を推進する「WEEKEND FLOWER」企画を全国で本格展開。


現在は、農林水産省「令和5年度ジャパンフラワー強化プロジェクト推進」の全国事業の一環で「国産花き需要拡大推進協議会」の事務局を担いながら、ホームユース需要拡大・定着を目指す花初心者向け「#花のABCワークショップ」や、観葉植物を枯らさないノウハウを啓蒙する「GREENS RESCUE」、ウェディングの新しいスタイルを提案する「#花とフォト」を展開。さらに、ジェンダー平等を考える「国際女性デー」や「花業界の環境アクション」「花とウェルビーイング=#ビタミンF」など、SDGs課題にも積極的に取り組み中。


なお、本活動は花の国日本協議会が事務局をつとめる「国産花き需要拡大推進協議会」にて全国展開、農林水産省令和5年度「持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」を活用して進めています。


名称:  一般社団法人 花の国日本協議会   Flowering Japan Council

理事長: 井上 英明 (株式会社パーク・コーポレーション 代表取締役)

事務局: 東京都港区南麻布1-6-30 5F


花の国日本協議会公式サイト:     https://hananokuni.jp/

国産花き需要拡大推進協議会公式サイト:https://homeuse-hana.jp/

フラワーバレンタイン公式サイト:     https://www.flower-valentine.com/

国際女性デー公式サイト:                     https://happywoman-flower.com/

WEEKEND FLOWER公式サイト:   https://weekendflower.jp/

花初心者向けサイト『はじめて花屋』:  https://hajimetehanaya.jp/

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会社概要

URL
https://hananokuni.jp/
業種
水産・農林業
本社所在地
東京都港区南麻布1-6-30 5F
電話番号
03-6555-3839
代表者名
井上英明
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年10月