テロワール日本酒「郷(GO)DINER」が世界最大規模のワイン品評会「IWC」2023のSAKE部門にて銅賞受賞
IWCとは
「IWC」は毎年ロンドンで行われる”世界でもっとも大きな影響力をもつ”といわれるワインのコンテストで、2007年より「SAKE部門」が誕生しました。厳格な IWC 審査プロセスにより、すべての酒が「ブラインド」で審査されます。
受賞に値するかどうか、ゴールド・シルバー・ブロンズのいずれに該当するかどうかの審査を経て、グループごとにテイスティングして、審査の最高責任者が結果を検証・確認します。ゴールドメダル受賞酒の中から、最も優れた酒、トロフィー酒が選抜されます。
今年は1601銘柄の日本酒がエントリーされ、14か国から総勢63名の審査員が審査を行いました。
「郷(GO)DINER」とは
銘柄「郷(GO)」シリーズは、酒蔵のある新潟県津南町の特殊な気象条件・地形・標高・造り手の特徴を活かして醸されたテロワール日本酒です。
新潟県は食事と一緒に飲むお酒、つまり食中酒が美味しい地域として有名です。この「郷(GO)DINER」は、まさに食事中に飲んでいただくことで最もその旨さを味わえる仕上がりにしました。 美味しい食事をより引き立て、雪国の純粋な水と米から生まれた最高に自然の状態で、素敵なディナーを楽しんでいただける一本です。
【郷(GO)DINER】
・純米大吟醸酒
・原材料/米・米こうじ
・原料米/五百万石(新潟県津南産)
・精⽶歩合/50%
・アルコール分/15.5度
・内容量/720ml、180ml、100ml
世界有数の豪雪地とも評される新潟県中魚沼郡津南町は縄文時代から古く人が住み続けた歴史が残っています。地形も特徴的で、40数万年前の氷河の時代から作られた日本最大級の河岸段丘の上に農村を築き、豊かな水と大地から作物が豊富な地域として営みを続けています。
津南醸造の酒造りは雪のシーズンにのみ行われます。山のブナや杉の森を切り開いて作られた酒蔵は、まるで雪の中に佇む森の家のよう。雪が空気中の塵を絡め取って落とすので、空気が澄んでいることや雪に包まれると、低温多湿を一定に保つことができ、微生物のコントロールがしやすいことで、良い酒が作れます。雪の蔵の中は低温で吟醸の酒造りに最適な環境が作り出されます。
津南醸造は全国でも珍しく、酒米の農家たちが酒米を守るために酒造りを始めた蔵です。その守るべき酒米は新潟を代表する酒造好適米「五百万石」。津南の水田は標高300メートル前後のところが多く昼夜の寒暖の差が大きいため心白が大きく粒も大きいのが特徴です。津南醸造は顔の見える五百万石の生産者とともに酒造りをすることで地域の味を守っていきます。
標高2000メートル級の山々に降り積もった雪が水源となり、名水百選にも選ばれた豊かで清冽な水に恵まれています。河岸段丘が水を少しずつ湧き出すことで安定した水資源に恵まれ大地の栄養を蓄えた優れた仕込水になります。この水は「超軟水」で粒子が細かくまろやかな水です。津南醸造の酒造りに基礎となる水となっています。
津南醸造の酒造りは、三段仕込みという手法でゆっくりと熟成しています。五百万石でつくる大吟醸酒など、他には類を見ないこだわりの酒造りを続け、これまで全国新酒鑑評会金賞を始め、IWCメダル、ロンドン酒チャレンジ3年連続金賞など数多くの受賞をいただきました。味は淡麗にしてふくらみのある旨み、のどごしがよくすっきりとしたあと味になり、料理に合う日本酒として高い評価を得ています。
▷受賞商品の購入ページ
https://tsunan-sake.stores.jp/items/5e7700ed9df16362740ab10a
▷IWC(International Wine Challenge)2023 審査結果
http://www.sakesamurai.jp/iwc23_medal.html
サスティナブルな酒蔵として津南醸造の役割
津南醸造は、地域で生産する酒米の価値を未来につなげるため、地域の生産者、JA、行政(津南町)が出資して設立した全国的にも珍しい酒蔵です。
地域に恵みを与える自然環境と共生してきた地域住民の思いを背負い、地域の自然と営みを未来につなげるため、持続可能な取り組みを進めています。
●津南醸造が掲げるサスティナブル戦略
【 Brew For Future 】共生する未来を醸成する。
01 Circular Economy
資源の価値が循環する持続可能な酒造り。
02 Local Optimization
地域の特性や営みと共存する。
03 Open to Diverse Values
多様な価値観との関わりを広げる。
醸造・販売元「津南醸造株式会社」
社 名 津南醸造株式会社
所在地 新潟県中魚沼郡津南町大字秋成7141番地
設立年月日 1996年1月
代表者 代表取締役 樺沢敦
https://tsunan-sake.com
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