テックドクター、ロッテとウェアラブルデバイスを活用したPMS(月経前症候群)の研究を開始

株式会社テックドクター

「データで“調子”をよくする」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイス等で取得できるデータの分析・活用を行う株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修)は、株式会社ロッテ(代表取締役社長執行役員:牛膓 栄一)と2023年7月より、ロッテ社員及び社員の同居家族を中心に、PMS定量指標の構築を目指した研究をスタートいたします。ウェアラブルデバイス(Fitbit)を活用し、どのような症状の時にどのような生体指標が動くのかを明らかにすることを目標に、女性が抱える悩みの解決を目指して取り組んで参ります。

■今回の取り組みについて

PMSは女性の生理開始3~10日前にイライラ、頭痛、むくみなどの精神的・身体的症状が現れることです。毎月現れる症状が生活や労働に与える負担の大きさ、悩んでいる人の多さから、早期解決が望まれている分野でもあります。

しかしながら、PMSのメカニズムには未解明な部分が多く、どのような症状がどの程度現れるかは個人によって大きな違いがあります。


今回の研究では、現れる症状の種類やその強さを評価した主観アンケートのスコアと、ウェアラブルデバイス(Fitbit)を用いたヴァーチャル臨床試験方式で行います。テックドクターは「SelfBase(セルフベース)」を活用し、連続的に取得される脈拍、運動量、睡眠時間などのデータの可視化と主観アンケートのスコアから相関を分析します。PMSのどの症状がどの指標と関連しているのかを見出し、PMS症状の定量化を目指します。


また、ロッテ社員を含む研究参加者は、自分の毎日の運動量や睡眠データを確認することで、自身の健康管理に役立てられるような取り組みを目指します。



《監修医師 山梨大学産婦人科 吉野修先生によるコメント》

月経前症候群(PMS)、それは女性であればあって当たり前、は間違った認識です。どれほどご本人が辛い思いをされているか、なかなか想像できないと思いますが、PMSは苦しんでいる女性のQOLおよび労働生産性を著しく低下させ、日本の経済損失は年間6兆円を超える、との試算もあります。本研究はご本人の辛さを「見える化」する試みであり、周囲の正しい理解を引き出し、そしてPMSによる苦しみが、改善に繋がることを目指しています。今回、このような試みを一般企業がされること、PMSに対して社会で取り組もう、という思いの表れであり、本当に心強く感じます。

山梨大学 産婦人科 吉野 修



<研究の概要>

対象

株式会社ロッテの社員、及び同居されているご家族のうち、希望する方を中心とした、

18-60歳の女性。

方法

Fitbitなどのウェアラブルデバイスを約3か月間装着し生体指標を取得。

同時に、PMSの症状をスコア化する主観アンケートを実施。

評価

PMSの症状の重い人のデータと軽い人のデータを比較することで、PMS症状の主観評価と生体指標に相関が見られないか探索し、症状の定量化を目指す。

活用ソリューション

デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム

「SelfBase(セルフベース)」




■テックドクターが提供する「SelfBase(セルフベース)」について

「SelfBase」は、ウェアラブルデバイス等で取得できるモニタリングデータや医療関連データ等の解析に特化した、デジタルバイオマーカー(dBM ※)開発プラットフォームです。

大量のデータをリアルタイムで収集、一元管理し、解析レポートを作成することで、解析工数・コストを大幅に削減できます。

テックドクターは、医療・製薬・食品をはじめとする事業者や研究機関、また医療データ関連のサービス開発を行う事業者向けに、2020年から提供を行っております。なお、SelfBaseはCSVガイドライン(医薬品·医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン) に沿ったクラウド上で運用されています。

▶SelfBase紹介ページ https://www.selfbase.jp/


※デジタルバイオマーカー(dBM)とは

ウェアラブルデバイス等のデジタル機器のデータを活用し、疾患の有無や進行状態、治療や介入による中長期の変化などを客観的に確認するための指標のことです。

これまでは、医療機関にかかった際の ”点のデータ" が中心だったのに対し、デジタル技術の進歩により、負荷なく日常的に "線のデータ" が取得できるようになりました。 医療機関外の日常生活における、運動・睡眠・心拍などのデータが取得できれば、状態の変化をより細かく把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)も可能になります。

▶dBM紹介ページ https://www.technology-doctor.com/dbm/




【テックドクターについて】

株式会社テックドクターは、"データで調子をよくする時代へ"をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイス等で取得できるデータの企業・医療機関向けソリューション「SelfDoc.」と、医療・製薬・食品関連企業や研究機関向けのデジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」を展開しております。

医学部での研究活動を背景とした医学的視点と、各種ウェアラブルデバイス等のAPI開発パートナーとして培ったデータ解析の技術力とを組み合わせて、あらゆる人々の健康やウェルビーイング向上に貢献していきたいと考えております。


会社概要

会社名   :株式会社テックドクター

WEB       :https://www.technology-doctor.com/

設立日   :2019年6月21日

所在地   :東京都品川区上大崎3丁目2−1 目黒センタービル

代表者   :湊 和修

 問い合わせ:https://www.technology-doctor.com/contact/

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URL
https://www.technology-doctor.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン 4F
電話番号
-
代表者名
湊和修
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年06月