サイオステクノロジー、新バージョン「LifeKeeper v10」を提供開始

~HAクラスターの選定から構築、運用までをシンプルにし、ユーザーの省力化に寄与~

サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper v10」を2025年11月11日(米国時間)より提供開始します。

                                      

【背景と目的】

経済産業省は、若年層の人口減少に伴って、2019年をピークにIT関連産業への入職者は退職者を下回り、IT人材は減少に向かうこと、また、IT人材の平均年齢は2030年まで上昇の一途をたどり、高齢化が進展することを予想しています。*1その一方で、「社会基盤」としてのデジタル領域が拡大する中、2022年に成立した「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律」(令和4年法律第43号)により創設された「特定社会基盤役務の安定的な提供の確保に関する制度」では、リスク管理措置として特定社会基盤事業者*2にシステムの冗長性や可用性が求められるようになってきているなど、今後は、これまで以上にITシステムに高い信頼性と確実な障害対策が要求される傾向にあることが予想されます。

「LifeKeeper」は、サービス開始以来、ビジネス基盤を支えるシステムの可用性を担保するとともに、「分かりやすさ」と「使いやすさ」を特長としたソリューションを提供してきました。今回、将来的なIT人材不足から後継者の育成やスムーズな世代交代に関わる課題を抱えるような状況が発生する場合においてもシステムを安定的に構築、運用できるよう、これまで以上に分かりやすく省力化に寄与するソフトウェアとして新バージョン「LifeKeeper v10」をリリースすることとしました。

【「LifeKeeper v10」の概要】

購入時の製品選択から構築、運用に至るまでのプロセスにおいて「全てをシンプルに、より分かりやすく、より使いやすく」するための機能拡張および製品体系の再編を行いました。これにより、ユーザーは容易な製品選択、短期間での構築、運用管理の負担を軽減することができるようになります。

<主な特長>

1.   Web Management Consoleの標準搭載

ウェブベースのGUI(Graphical User Interface)*3を採用したWeb Management Consoleを標準搭載します。Linux版・Windows版共通の見た目と操作性を備え、ユーザーがストレスなく使用できる環境を提供するとともに、操作ミスの防止や運用手順の共通化・標準化の実現にも寄与します。また、昨今クラウド環境でのシステム運用が進む中、ウェブベースのGUIはクラウド環境との親和性が高く、セキュアに利用することができます。

図1 Web Management Console 画面イメージ

2.   製品体系の再編

OSを問わない柔軟な製品体系に再編するとともに、オプション製品をミニマムなカテゴリーに整理し、これまで複雑だった製品ラインナップを分かりやすくすることで、容易に製品選択をすることが可能となります。また、ユーザーのニーズに応え全製品(DataKeeper Cluster Edition v10を除く)にサブスクリプション(1年単位)を設定します。ユーザーは、利用用途や状況、予算に応じてパーペチュアルライセンス*4またはサブスクリプションでの購入が可能となります。さらに、新設される「ライセンス取得サイト」からすべての納品物をダウンロードすることができるようになるため、ユーザーの利便性が向上します。

3.   Windows版・Linux版のプロダクトライフサイクルの共通化

Windows版とLinux版を同一タイミングでリリースし、バージョンの統一とプロダクトライフサイクルを共通化することにより、製品全体の整合性を高め、併用するユーザーの運用管理の負担を軽減します。さらに、サポート期間や更新タイミングが統一されるため、導入や検証、長期的な運用計画の策定が容易になります。

<製品体系>

「LifeKeeper v10」の製品体系詳細は、https://bccs.sios.jp/lifekeeper/v10-seihin.html をご覧ください。

<販売・提供開始日>

2025年11月11日(米国時間)

なお、旧バージョンを利用中で保守契約のあるユーザー企業は、無償で「LifeKeeper v10」へアップグレードする権利が用意されています。

サイオステクノロジーは、今後もビジネス基盤となるITシステムの安定運用が求められる社会において、企業がより一層安全・安心してITシステムを利用できるよう、信頼性の高い製品サービスの提供に努めてまいります。

*1 出典:経済産業省「第4次産業革命スキル習得講座認定制度(仮称)」について(報告)

https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/20170615_1.pdf

*2 特定社会基盤事業者

安定的な提供に支障が生じた場合に国家及び国民の安全を損なう事態を生ずるおそれがある役務の提供を行う事業者

*3 GUI(Graphical User Interface)

コンピューターの画面上に表示されるウィンドウやアイコン、ボタン、プルダウンメニューなどを使い、マウスなどのポインティングデバイスで操作できるインターフェース

*4 パーペチュアルライセンス

期限なくソフトウェアを利用する権利を購入する形態

■「LifeKeeper」について

「LifeKeeper」は、全世界で8万ライセンス以上の導入実績があるHAクラスター製品です。「LifeKeeper」を導入することで、アプリケーションレベルでの可用性担保の実現に加えて、データレプリケーション製品の「DataKeeper」と組み合わせることで共有ストレージを使用せずクラウド上でシステムを冗長化させ、システム全体の可用性が高められます。

詳細情報は、https://bccs.sios.jp/lifekeeper/ をご覧ください。

サイオステクノロジーについて

サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、自社開発ソフトウェアおよびSaaSの販売とサービスを行っています。直近では、クラウドをはじめとするDXの技術領域に注力し、AIの活用支援や次世代を支える製品とサービスを提供しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。

詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)

サイオステクノロジー株式会社

BC&CSサービスライン  担当:石部、五十嵐

TEL:03-6859-8630  Email:bc-mk@sios.com

お問い合わせフォーム:https://mk.sios.jp/BC_Web_Inquiry.html

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会社概要

URL
https://sios.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル
電話番号
03-6401-5111
代表者名
喜多 伸夫
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年02月