バイエル、3人の若き農業リーダーを表彰、世界の食糧安定供給に貢献するプロジェクトを支援
Thrive for Change賞の受賞プロジェクトは、ボリビアでの食品廃棄物の削減、アフリカの農業従事者への野菜生産ツールの提供、微細藻類を利用した世界の水中の栄養素汚染除去
モンハイム、2022年4月4日 – バイエルの世界若者農業サミット(Youth Ag Summit :以下YAS)Thrive for Change(変革に向けた前進)賞の受賞者に、持続可能な世界の農業に積極的に取り組む3人の若きリーダーが選ばれました。ボリビアのブルーノ・フェレイラ氏、ナイジェリアのチディンマ・エゼ氏、アルゼンチンのエミリアーノ・バルベロ氏には、Thrive for Changeプロジェクトのアイデアを実行に移すための支援として、5,000ユーロの奨学金がそれぞれ授与されます。2021年9月から2022年3月にかけて、受賞者は食糧不足と気候変動との挑戦に変化をもたらすためのプロジェクト案を作成しました。
Thrive for Change賞は、2年に1度開催され今回で第5回目となるYASとそのアイデアインキュベーターであるYAS大学の集大成です。昨年秋にオンライン開催されたグローバルサミットでは、全大陸の45カ国、18歳から25歳の代表者100人が、世界中のソートリーダーから学び、地球上の最も差し迫ったいくつかの問題を解決するためのアイデアを交換しました。今回の参加者100人は2,000人を超える応募者から選出され、YAS大学のプログラムはこれらの若きリーダー一人ひとりに、Thrive for Changeプロジェクトのアイデアを実際に実行するための更なるトレーニングやメンタリングを提供しました。
ドイツ・バイエル社経営委員会委員でクロップサイエンス部門代表のロドリゴ・サントスは「この若きリーダーたちは、地域社会や世界全体の食糧安全保障の課題に取り組むにあたって大きな変化をもたらすために必要な情熱を持って、私たちのプログラムに参加しました。彼らは、農業を変革し、何百万人もの人々の生活を向上させるための具体的な計画を手にして、今、出発するのです」と述べました。
参加者は、最優秀賞を競うプロジェクトにノミネートし、イノベーションと農業の専門家で構成された審査委員会が、3つの最優秀賞を選出しました。エミリアーノ・バルベロ氏が受賞したThrive for Changeプロジェクトは、生命に最も重要な要素の1つである「水」の改善に取り組むものです。
「BluTechは、有用な微細藻類を利用して、人々の生活を危険にさらす水域の栄養素汚染を除去するものです。そうすることで、水質の改善に貢献すると同時に、飢えに苦しむ地球により多くの、そしてより良質な食糧を供給することができます」とバルベロ氏は述べました。
Thrive for Changeの受賞者であるチディンマ・エゼ氏は「特にアフリカにおける農業従事者の不平等は、農業生産に関する知識の大きな格差から生まれています。奨学金は、農業従事者に野菜の生産に必要なツールと技能のトレーニングを提供する私のプロジェクト、FarmCASの拡大に使われます」と述べました。
ブルーノ・フェレイラ氏は「私のプロジェクトProbáは、Food Bank of Bolivia(ボリビアフードバンク)のブランチプロジェクトです。これは、ボリビアの食品廃棄、栄養不良、農業従事者の貧困という問題を解決する、3つのインパクトをもたらすアップサイクリング生産工場です。栄養価の高い食品を必要としている人たちのために、この工場が動き出すのが楽しみです」と述べました。
今年の受賞プログラムでは、国連の「持続可能な開発目標」の達成に向けて変化をもたらそうとする参加者の情熱を共有する講演者が登場しました。Borlaug財団の会長ジュリー・ボーローグ氏とThirst財団のCEO ミナ・グリ氏は、この新世代のチェンジメーカーたちがより良い持続可能な世界を築き上げていく上で、どのような行動が必要なのかについて、それぞれの見識を語りました。
12人の最終候補者にはノートパソコンまたはタブレットが贈られました。これらは「すべての人に健康を、飢餓をゼロに」が実現する世界の構築に向けて、彼らのインパクトプロジェクトを創造する能力をさらに高めるために役立てられます。
詳細については、https://www.bayer.com/en/agriculture/youth-ag-summitをご覧ください。またはInstagramで世界若者農業サミット(@youthagsummit)のリーダーをフォローするか、ソーシャルメディアで#agvocateswithoutbordersおよび#YAS2021をご覧ください。
世界若者農業サミットについて
世界若者農業サミットは、持続可能な農業と食糧安全保障を支え、生産者と消費者との相互理解をサポートする若きグローバルリーダーのコミュニティです。2年に一度、100名の代表団が選出され、サミットに参加します。過去の開催国は、カナダ、オーストラリア、ベルギー、ブラジルです。今年のサミットは、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する規制の影響により、初の完全なバーチャルプログラムで開催されました。2021・2022年版のプログラムパートナーは、国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワークとそのデジタルプラットフォームおよびネットワークプロバイダーのBabele社です。
国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)について
国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は、国連事務総長の後援により、2012年に設立されました。SDSNは、世界の科学技術の専門知識を動員し、持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定の実現など、持続可能な開発に向けた実践的なソリューションを推進します。 詳細はwww.unsdsn.orgをご覧ください。
Babele社について
Babele社は集合知、ビジネスモデル、ソーシャルインパクトの分野を手がけるテクノロジーとコンサルティングの会社です。オープン戦略と協調型のビジネスプランニングに関するアプリケーションのパイオニアであり、これらのプログラムとオンラインプラットフォームを4大陸にわたる大学、インキュベーター、ネットワーク、企業に提供しています。詳細はこちらをご覧ください。www.babele.co
バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。その製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力します。同時に、収益力を高め、技術革新と成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。グループ全体の売上高は441億ユーロ、従業員数は約100,000名(2021年)。特別項目計上前の研究開発費は53億ユーロです。詳細はwww.bayer.comをご参照ください。
バイエル クロップサイエンス株式会社
2022年4月12日、東京
将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。
ドイツ・バイエル社経営委員会委員でクロップサイエンス部門代表のロドリゴ・サントスは「この若きリーダーたちは、地域社会や世界全体の食糧安全保障の課題に取り組むにあたって大きな変化をもたらすために必要な情熱を持って、私たちのプログラムに参加しました。彼らは、農業を変革し、何百万人もの人々の生活を向上させるための具体的な計画を手にして、今、出発するのです」と述べました。
参加者は、最優秀賞を競うプロジェクトにノミネートし、イノベーションと農業の専門家で構成された審査委員会が、3つの最優秀賞を選出しました。エミリアーノ・バルベロ氏が受賞したThrive for Changeプロジェクトは、生命に最も重要な要素の1つである「水」の改善に取り組むものです。
「BluTechは、有用な微細藻類を利用して、人々の生活を危険にさらす水域の栄養素汚染を除去するものです。そうすることで、水質の改善に貢献すると同時に、飢えに苦しむ地球により多くの、そしてより良質な食糧を供給することができます」とバルベロ氏は述べました。
Thrive for Changeの受賞者であるチディンマ・エゼ氏は「特にアフリカにおける農業従事者の不平等は、農業生産に関する知識の大きな格差から生まれています。奨学金は、農業従事者に野菜の生産に必要なツールと技能のトレーニングを提供する私のプロジェクト、FarmCASの拡大に使われます」と述べました。
ブルーノ・フェレイラ氏は「私のプロジェクトProbáは、Food Bank of Bolivia(ボリビアフードバンク)のブランチプロジェクトです。これは、ボリビアの食品廃棄、栄養不良、農業従事者の貧困という問題を解決する、3つのインパクトをもたらすアップサイクリング生産工場です。栄養価の高い食品を必要としている人たちのために、この工場が動き出すのが楽しみです」と述べました。
今年の受賞プログラムでは、国連の「持続可能な開発目標」の達成に向けて変化をもたらそうとする参加者の情熱を共有する講演者が登場しました。Borlaug財団の会長ジュリー・ボーローグ氏とThirst財団のCEO ミナ・グリ氏は、この新世代のチェンジメーカーたちがより良い持続可能な世界を築き上げていく上で、どのような行動が必要なのかについて、それぞれの見識を語りました。
12人の最終候補者にはノートパソコンまたはタブレットが贈られました。これらは「すべての人に健康を、飢餓をゼロに」が実現する世界の構築に向けて、彼らのインパクトプロジェクトを創造する能力をさらに高めるために役立てられます。
詳細については、https://www.bayer.com/en/agriculture/youth-ag-summitをご覧ください。またはInstagramで世界若者農業サミット(@youthagsummit)のリーダーをフォローするか、ソーシャルメディアで#agvocateswithoutbordersおよび#YAS2021をご覧ください。
世界若者農業サミットについて
世界若者農業サミットは、持続可能な農業と食糧安全保障を支え、生産者と消費者との相互理解をサポートする若きグローバルリーダーのコミュニティです。2年に一度、100名の代表団が選出され、サミットに参加します。過去の開催国は、カナダ、オーストラリア、ベルギー、ブラジルです。今年のサミットは、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する規制の影響により、初の完全なバーチャルプログラムで開催されました。2021・2022年版のプログラムパートナーは、国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワークとそのデジタルプラットフォームおよびネットワークプロバイダーのBabele社です。
国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)について
国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は、国連事務総長の後援により、2012年に設立されました。SDSNは、世界の科学技術の専門知識を動員し、持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定の実現など、持続可能な開発に向けた実践的なソリューションを推進します。 詳細はwww.unsdsn.orgをご覧ください。
Babele社について
Babele社は集合知、ビジネスモデル、ソーシャルインパクトの分野を手がけるテクノロジーとコンサルティングの会社です。オープン戦略と協調型のビジネスプランニングに関するアプリケーションのパイオニアであり、これらのプログラムとオンラインプラットフォームを4大陸にわたる大学、インキュベーター、ネットワーク、企業に提供しています。詳細はこちらをご覧ください。www.babele.co
バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。その製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力します。同時に、収益力を高め、技術革新と成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。グループ全体の売上高は441億ユーロ、従業員数は約100,000名(2021年)。特別項目計上前の研究開発費は53億ユーロです。詳細はwww.bayer.comをご参照ください。
バイエル クロップサイエンス株式会社
2022年4月12日、東京
将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。
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