eSOLとIntron Technology社中国市場における次世代SDVの実現で業務提携

~ eSOLが中国の有力パートナーと販売契約を締結し、中国の車載ビジネスに本格参入 ~

イーソル株式会社

イーソル株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:長谷川 勝敏、以下eSOL)は、中国における車載エレクトロニクスソリューションの主力プロバイダーであるIntron Technology Holdings Limited社(本拠地:上海、以下Intron Technology社)と中国市場における次世代ソフトウェアデファインドビークル(以下:SDV)の実現に向けて業務提携しました。

この提携により、eSOLは安全性と拡張性の高いリアルタイムOSプラットフォーム製品や効率的な開発ツールおよびその関連製品をIntron Technology社の車載エレクトロニクスソリューションとして同社の技術サポートやサービスと共に中国の顧客や自動車OEM企業に提供することができます。これによって、中国市場における車載ソフトウェアのイノベーションとアプリケーションエコシステムの構築を促し、中国での次世代SDVの実現と開発促進を目指します。

eSOLは、組込みシステムとエッジコンピューティング分野のグローバルなリーディングカンパニーであり、自動車業界に向け、コンセプトから設計、仕様策定、エンジニアリングまでの全開発サイクルに対応する、信頼性、柔軟性、拡張性に優れた組込みソフトウェア、システムプラットフォーム、技術サポートおよびサービスなどをSDVにおける開発を包括的に支援するFull Stack Engineeringで提供します。開発プロセスのシンプル化、安定的かつオープンな車載E/E(電気/電子)アーキテクチャの構築、開発品質の向上を支援することで、自動車分野の発展と革新を促すことを目指しています。

Intron Technology社は、中国有数の車載エレクトロニクスソリューション企業として、「オープン性と革新性、コラボレーションと包括性、価値の共創」の方針に基づいて、業界のエコロジカルリソースの上流と下流を包括的に結び付ける「中国車載エレクトロニクス業界向けサービスプラットフォーム」を構築してきました。さらに、車載エレクトロニクス業界におけるソフトウェア技術とハードウェア技術の統合を促進し、業界に見合う価値を創造し続けるため、構成部品、組込みソフトウェア、ツールチェーンを手掛ける国際的なトップサプライヤーやテクノロジー企業と共に、相互接続され、かつ高度に協働的な産業エコシステムを確立しています。

自動車業界におけるSDVの台頭やインテリジェンス(知能化)とコネクション(接続性)の急速な発展に伴い、車載E/E(電気/電子)アーキテクチャの一元化がさらに進んでいます。今や、高性能で安全なハードウェアだけでなく、ソフトウェアシステムを構築し、開発する能力は、自動車の性能を定義するカギとなっています。この度の提携により、車載エレクトロニクス、組込みシステム、ソフトウェアツールチェーン、新エネルギーといった各分野での技術およびリソースにおける両社の競争優位性を活かし、インテリジェント運転ソフトウェア、ツールチェーン、組込みシステムプラットフォームに注力することで、産業用ソフトウェアエコシステムと革新的なアプリケーションの構築を積極的に推進しながら、中国のEVをはじめとした新エネルギー自動車産業において急成長している巨大な市場機会と課題に共同で対応していきます。

イーソル株式会社 専務取締役 CTO 権藤正樹 のコメント

「中国の自動車市場は、EVや自動運転の分野で世界をリードしており、そのテクノロジーは世界最先端と言って過言ではありません。Intron Technology社が築いてきた市場は非常に広大で、そのブランドは中国の車載エレクトロニクス分野に強い影響力を及ぼしています。同社との提携は、eSOLが中国市場を積極的に開拓し、深く浸透していく上で重要なステップです。eSOLはIntron Technology社と協力し、中国のOEMやそのパートナー企業の研究開発の加速、製品開発サイクルの短縮、創造性の向上を支援することで、中国およびグローバルでのSDVの推進・発展に寄与していきます。」

Intron Technology Holdings Limited 会長 共同CEO 兼 エグゼクティブディレクター Davy Luk のコメント

「組込みソフトウェアプラットフォーム分野における世界屈指の企業であるeSOLが加わることは、当社の『車載エレクトロニクス業界サービスプラットフォーム』やツールチェーンパートナーシップネットワークの大幅な拡大、発展を意味します。自動車のインテリジェント化が急速に進む中、自動車にとってソフトウェアの重要性はますます高まっています。Intron Technology社は、業界サービスプラットフォームの強力な相乗効果とエコロジカルな効果を充分に発揮し、パートナーと協力し合いながら組込みソフトウェア技術の革新と応用を促進するとともに、車載組込み技術の研究開発の効率向上と変革の未来を探求していく所存です。」

補足資料

Intron Technology Holdings Limited について

Intron Technology Holdings Limitedは、中国有数の車載エレクトロニクスソリューション企業であり、新エネルギー、自動運転、コネクティビティ、ボディコントロール、安全、およびパワートレインシステムに用いられる重要な車載電子部品をターゲットとしたソリューションの提供に注力しています。当グループは、そのエンジニアリングと研究開発の専門技術を活かしながら、先進の半導体デバイスと組み合わせて、業界屈指の製品化されたソリューションを顧客に提供することで、中国における自動車産業の持続的な発展を促進しています。Intron Technology社は、MSCIチャイナインデックス銘柄およびFTSEグローバル株式インデックス(GEIS)銘柄に含まれています。(証券コード:1760)

▽ Intron Technology社 会社情報:https://www.intron-tech.com

eSOLについて

eSOLは、革新的なコンピュータテクノロジーによって安全で優れたコネクテッド社会の実現に貢献することを目指す、組込みシステムとエッジコンピューティング分野のグローバルなリーディングカンパニーですeSOL独自のマルチカーネルテクノロジー(特許取得)によって開発されたeMCOS®リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を中核とし、プラットフォーム、OS、アプリケーションの各層と、ツールチェーン、プロセスまでをトータルに提供する”Full Stack Engineering”でお客様のソフトウェア開発を支援します。eSOLの技術および高性能でスケーラブルなソフトウェアプラットフォーム製品と優れたプロフェッショナルサービスは、厳格な品質、安全性、セキュリティ基準が求められる車載システムをはじめ、FA、人工衛星、医療機器およびデジタル家電を含むあらゆる組込みアプリケーションの分野において世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、Autoware、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。2025年5月に創業50周年をむかえ、東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。(証券コード:4420)

▽ eSOL 会社情報:https://www.esol.co.jp

* Autowareは、自動運転のためにROS/ROS 2上に構築されたオープンソースソフトウェアです。

* イーソル、イーソル株式会社、eSOLおよびeMCOSは、イーソル株式会社の日本及びその他の国における登録商標または商標です。

* その他、記載された会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

イーソル株式会社

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URL
https://www.esol.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー
電話番号
03-5365-1560
代表者名
長谷川 勝敏
上場
東証1部
資本金
10億4181万円
設立
1975年05月