Godot、ニューヨーク進出！日本で唯一、ニューヨーク大学スターン経営大学院スタートアップ支援プログラムに採択

株式会社Godot

2024年9月25日 11時00分

株式会社Godot（ゴドー/兵庫県神戸市、代表取締役森山健、以下「Godot」）は、ニューヨーク大学スターン経営大学院のスタートアップ支援プログラム Endless Frontier Labs（以下「EFL」）2024-2025期のデジタル・ヘルス部門に、世界各地の革新的な企業25社と共に選ばれました！ EFLのメンター、ニューヨーク大学スターン経営大学院のMBA生、そしてデジタル・ヘルス部門に選ばれた他の企業と共に成長を加速させます。

プログラム参加の目的について（代表取締役森山健のコメント）

この度、78カ国1617社の応募から、今期全体では唯一の日本企業、またデジタル・ヘルス部門では唯一のアジア企業としてGodotが採択されたことを嬉しく思います。米国は私が幼少時代から大学院までを過ごした国であり、スターン校のあるNYマンハッタンは社会人一年目に新人研修を受けた思い出深い場所です。

ニューヨークには、今のGodotに必要な要素が溢れています。まず、米国は英国と並ぶ行動科学先進国であり、中でもニューヨークは多様な民族・文化が複雑に混ざり合うため、「多様性を包摂する」という私たちの設計思想が活きる場所であること。次に、多くの文化運動の始まりの地であり、芸術文化の世界的な中心地には、「先端技術で創造性を育む」という私たちのミッションと共鳴する土壌があること。さらには、世界屈指のスタートアップ・エコシステム、国際金融センター、国連本部といった私たちのグローバル戦略を後押しする環境が整っていること。このように、Godotの成長に必要な要素である、アート、テクノロジー、ソサエティの世界最高峰が交差するのがニューヨークという場所です。

Godotはこれまで、Deep Techスタートアップとして、世界の先端技術研究コミュニティとの戦略的パートナーシップを発展させてきました。米国では、シリコンバレーSkyDeckへの参加やボストンAugmentation Labとの提携を通じ、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学、UCバークレー校等、一流学術機関の人材との連携を強化してきました。今回のEFLプログラムを機に、ヘルスケア領域での更なる多様性を包摂する課題解決に取り組みます。また、現地関係者との繋がりを深め、当社の基盤技術を現地市場に展開すると同時に、次の事業発展および技術発展に向けた戦略を具体化させていきます。

9カ月間というスタートアップにとっては長い期間、産業界とも強い繋がりを持つEFLの支援を受け、社会課題に真正面から取り組みながら成長を目指す機会を与えられたことに感謝します。今期唯一の日本企業として、モデルケースの一つになれるよう全力で取り組みます。引き続き応援のほど、よろしくお願いします。

＜略歴＞

神戸生まれ、シアトル育ち。ゴールドマン・サックス投資銀行部門に新卒入社。その後、3社の共同創業と売却、オックスフォード大学客員研究員などを経て現職。行動科学とデザイン思考で政策課題に挑む、特定非営利活動法人Policy Garageの創業理事も務める。

EFLについて

エンドレス・フロンティア・ラボ（EFL）は、ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスのプログラムで、アーリーステージの科学技術系スタートアップを対象に、目標に基づくメンタリング・プロセスを通じて、各企業が成功に向けて成長する可能性を最大限に高めるよう構成されています。EFLのメンターは、会社を設立して成功させた経験豊富な起業家、世界的に著名な科学者や技術専門家、ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家などです。

EFLのメンターは、9カ月間にわたり、採択企業の創業者とともに達成すべき目標を設定し、非公式な諮問委員会として、事業を拡大する最善の方法について手引きをします。このプログラムに参加する投資家から資金を調達することも可能です。

EFLは非営利としてのミッションに従い、起業家優先のプログラムであり、参加するスタートアップには出資金や手数料を求めません。また、参加に際してニューヨーク大学への所属やニューヨークへの転居も必要としません。成長するニューヨークのエコシステムや米国市場との深いつながりを求める世界中の起業家に適したプログラムです。

「私たちの使命は、科学と市場の橋渡しをすることです。科学的なブレークスルーの商業化を成功させるためには、ビジネス戦略、科学者間の検証、そして投資家との繋がりが不可欠だと考えています。そのためEFLは、ビジネスコーチ、科学者、投資家、スターンMBAの学生からなる比類ないネットワークを起業家に提供し、彼らのアイデアを高成長ビジネスへと転換させる手助けをしています」と、EFLの創設ディレクターであるニューヨーク大学スターン校のDeepak Hegde教授は語っています。

EFLに関する補足情報

EFLは、ニューヨーク大学スターン校で行われる、科学技術を基盤としたアーリーステージのスタートアップを対象とした9ヶ月間のプログラムです。スタートアップ創業者は、連続起業家、投資家、技術メンターから助言を受け、8週間ごとに個別のビジネス目標達成を目指します。これらの目標は、各企業が高成長ビジネスに成長する可能性を最大化するように設計されています。進捗が見られない企業は、優秀な企業に資源を最適化するため、メンターの判断でプログラムから除外されることがあります。目標を達成した企業は、EFLのメンターや、プログラムに参加している多くのベンチャーキャピタルから投資を受けることができます。EFLプログラムに参加する企業は、NYUに所属している必要はありませんが、NYUの科学者やスターンMBAの学生との交流やサポートを受けることができます。また、スタートアップはEFLの企業パートナーからのサービス（例えば、グローバル法律事務所であるGreenberg Traurig, LLPからの知的財産権や関連事項に関するアドバイスや、Amazon Web Serviceからのサーバークレジットなど）を受けることができます。EFLはニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスの非営利学術イニシアチブであるため、EFLは採択企業から出資を受けたり、手数料を受け取ったりすることはありません。さらに詳しい情報やFAQはEFLのウェブサイトをご覧ください。また、LinkedInやXで定期的に最新情報をお届けしています。

Godotについて

Godotは、ヒトの行動原理の解明と先端技術の活用を通じて、まだ解決されていないグローバルな課題に挑むため、2022年7月に設立されたスタートアップです。私たちは、先端テクノロジーでヒトが認知と身体性を拡張させ、自己理解と他者共感を深めることで、地球環境や人々のウェルビーイングに関する様々な問題解決につながる可能性を探求しています。それは、国境を超える人類普遍の真理の追究です。そのため設立当初から、国内の自治体や民間企業と並行して国際組織や海外機関との連携を進め、創業1年目でウィーンに研究開発拠点を開設するなど積極的なグローバル展開を図ってきました。今年度中に米国とASEANへの進出、将来的には米国での上場もめざしています。

【会社紹介】