丹波山村 少子化時代に児童数増で保育所を増築
―建設費に県人口減少対策補助金、ふるさと納税型クラウドファンディングを活用ー

山梨県丹波山村(木下喜人村長)は今年度、地域子育て支援力強化事業として、丹波山村保育所(丹波山村2554番地1)の敷地内に多目的スペースを増築します。完成は来年2月の予定で、総事業費は、11,273,171円。山梨県の補助金のほか、ふるさと納税型のクラウドファンディングを活用し、寄附を募ります。移住促進に取り組んできた結果、村の人口構造に若返りが見られ、保育所を利用する子どもの数も一時期より大幅に増加。保育・子育て環境の充実で、子育て世帯に選ばれる村づくりを目指します。
□■ クラウドファンディングの概要 ■□
◆寄附受付サイト:ガバメントクラウドファンディング®(運営:株式会社トラストバンク)
◆プロジェクト名:丹波山村地域子育て支援力強化事業
~人口500人の村が今、保育所の増築に挑む理由~
◆プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/5094
◆目標寄附額:200万円
◆募集期間:令和7年12月15日(月)から令和8年3月14日(土)まで(90日間)
◆寄附金の使い道:寄附金は、丹波山村が本年度、「地域子育て支援力強化事業」として実施する保育所の多目的スペースの建設費用に充てます。
◆お礼の品:通常のふるさと納税同様、お礼の品を受け取ることもできます。
山梨県が今年公表した「地域力向上調査」による市町村ごとの少子化要因・地域力の分析では、丹波山村は「移住・定住力」が突出しているものの、「子育て基盤力」が低いことが分かりました。この調査結果を踏まえ、少子化対策や人口減少緩和を目的に、山梨県が県内の市町村が行う事業を補助する「山梨県人口減少危機対策事業」に保育所の増築を提案し、補助金の交付が決まりました。

村唯一の保育施設である丹波山村保育所は、平成20年に現在の園舎が建設され、平成26年度にはわずか2人だった児童数は、移住者の増加を背景に翌年度から増加に転じ、今年度は11人が利用しています。施設の定数の上限には達していないものの、子どもたちが室内で思い切り動き回るには手狭になってきている状況です。

増築する多目的スペースの延べ床面積は、小児用トイレ、手洗い場などを含め、23.71㎡。工場で製造したパネル式の建築ユニットをトラックに積載して運び、現地で組み合わせる「モバイル建築」の工法を用いることで、工期を大幅に短縮し、耐震性や断熱性に優れた建築が可能になります。工事は12月中旬に開始し、既存の園舎で保育を行いながら、敷地内に多目的スペースを増築します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
