松屋銀座が、キュリネス「IVIP-Commi」で中華圏の富裕層観光客をターゲットとしたCRMを開始!エンゲージメント強化でリピート推進
株式会社松屋が運営する(東京都中央区)百貨店の松屋銀座は、株式会社キュリネス(東京都港区)が開発したIVIP-Commiを導入、中華圏の富裕層観光客に特化したエンゲージメントサービスを3月より開始する
●背景
コロナ時期を乗り越え、2023年以降は来客数・売上高ともに好調を維持している松屋銀座。好調の要因はインバウンド需要であり、海外からの観光客が売上伸長を牽引していることは間違いない。特に中国でも富裕層と呼ばれる層が多く来日し、購入単価を底上げしている。
コロナ禍以降は一気に回復したインバウンド市場であるが、課題も見えてきた。1人あたりの消費額が高く、売上拡大に多大な貢献をしてくれる中華圏富裕層とのエンゲージメント不足である。
立地や高級感などから、とりわけ中華圏観光客からの人気が高い松屋銀座では、訪日客の中で、高額購入者であるVIP層の多くが中国人でありながら、お客様を顧客化する方法が見いだせず、機会損失を痛感していた。
今回、キュリネスの新サービス「IVIP-Commi(アイビップ-コミー)」を導入し、中華圏富裕層顧客の管理と、離日後もリピート促進に向けたプッシュ型コミュニケーションを実施、“高付加価値のサイクル化”を目指す。
●「IVIP- Commi」とは
多くの中華圏インバウンドを受入れる松屋銀座に対して、中華圏富裕層顧客のCRM基盤を構築し、情報発信はもちろん来店頻度・取引額などを可視化する。
来店したVIP顧客がIVIP- Commiにユーザー登録をすることで、ペルソナ情報を収集し、ターゲット層を絞った上で最適なプロモーションが可能となる。具体的には、収集した情報にタグ付けし、ターゲットへの一斉送信や、モーメンツ発信(画像・映像を交えた投稿機能)ができるだけでなく、1対1の個別チャットにより離日後であっても濃厚なコミュニケーションを継続できる。
これは、中国人スマホユーザーの97%が利用しているWechat(※)をユーザーインターフェースにしているためで、VIP顧客が使い慣れた環境でオープンなコミュニケーションを取ることが可能となる。
(※)Wechat:中国のTencentが提供する多機能なメッセージングアプリ。チャットや通話、SNS機能のほか、電子決済、ゲーム、ショッピングなども一つのアプリ内で利用でき、中華圏を中心に13億人超のユーザーをもつ
【IVIP-Commi概要】

●主な特徴
本サービスは、中華圏インバウンド市場に強みを持つキュリネスとコラボレーションする形でサービスを展開する。
・Wechatで、専用QRコードを読込むだけでIVIP- Commiに登録できる。
・顧客が日常的に使っているWechatを利用できるため操作性や安心感に優れる。
・顧客情報をもとに来日中はもちろん、離日後も継続的なエンゲージメントを継続できる。
・VIP顧客のペルソナ情報を収集し、ターゲット層を絞った上でのプロモーションが可能。
・1対アテンドチームでのチャットにより、より濃厚なコミュニケーションを取れる。
【IVIP-Commiイメージ】

●IVIP 今後の展開
今後は更なるエンゲージメント構築のため、株式会社日立ソリューションズ・クリエイト(本社:東京都品川区)が開発する「CRM基盤」の提供を受け、「IVIP-Card(アイビップ-カード)」としてIVIP-Commiにアドオンする予定。IVIP-Cardは、IVIP-Commiで収集した顧客情報を、会員管理やポイント管理などに拡張するサービスで、全国の百貨店に展開していく予定。
また、生成AIを活用し嗜好性や購入傾向などを詳細に自動分析。精度の高いレコメンドや、よりキメの細かなエンゲージメントをAIが実現。顧客の囲い込みだけでなく、業務効率化にも更なる貢献を目指す。
●関連サイト
松屋銀座
https://www.matsuya.com/ginza/
株式会社キュリネス
●お問合せ先

“訪日旅行者の幸せな体験づくりと観光業界の皆様のビジネスの発展に”
会社名:株式会社キュリネス
所在地:東京都港区虎ノ門 1丁目 17番 1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー5階
代表取締役:花 東江
事業内容
• インバウンド接客DXソリューション(QRシリーズサービス)
• インバウンド集客・送客プラットフォームサービス(環日遊シリーズサービス)
ホームページ:https://www.qriness.co.jp
公式note:https://note.com/qrines
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