国産クラウドでデータを国内保管、法規制にも準拠し漏えいリスクを軽減する クラウド統合基盤『BizAxis』提供開始
株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:姫野 貴)は、当社データセンター上に構築するクラウド統合基盤『BizAxis(ビズアクシス)』を2025年3月3日(月)に提供開始します。
『BizAxis』は、日本の法律に基づいたデータ管理が可能となり、個人情報保護法への対応やデータ漏えいリスクを軽減します。
また、クラウド開発やAI開発時の認知負荷※1に悩む開発者を支援すべく、開発ポータル(IDP)やAPI開発実行基盤、コンテナ※2開発実行基盤、各種自動化機能も標準装備しており、「プラットフォームエンジニアリング※3」基盤としても利用可能です。
シーイーシーは、『BizAxis』を市場のニーズに合わせて機能拡充していき、2028年1月末までに900社への利用を目指します。
・製品サイト: https://service.cec-ltd.co.jp/cloud/bizaxis
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※1:既存の知識領域を超えた大量の情報のインプットが必要となり、情報処理が追いつかない状態。
※2:アプリケーションと実行環境をパッケージ化した技術。
※3:開発者と運用者の認知負荷を軽減し、開発/提供のサイクルを加速させる開発手法の1つ。
■開発背景
近年、事業のグローバル化に伴い、企業が抱える膨大な重要情報が国境を越えて流通しています。利便性が高まる一方、経済安全保障の観点での「重要情報の保護」や、データ活用時の「日本企業特有の文化への対応」が課題となっています。また、多様化する開発現場では、異なる領域の開発者同士の連携や、ツールの多様化が進行するなど、「開発者の認知負荷」も課題の1つです。
このような多角的な課題を解決すべく、シーイーシーはこれまで国内大手企業のデータセンターやクラウドサービスの開発/提供を通して培ってきた知見を生かし、データ漏えいリスクを軽減するクラウド統合基盤『BizAxis』を開発しました。
■『BizAxis(ビズアクシス)』について
<主な特長>
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国産の基盤モデルでデータの安全性や、安定した運用コストと安心のサポート体制を実現!
国産の基盤モデルのため、データの安全性が高まり、外国の法規制やサーバー攻撃からのリスクを軽減できます。クラウド利用時にネックとなりやすい従量課金制も見直し、為替レートの影響を受けず、予測しやすい料金設定としました。
なお、専用のサポート体制で、急なトラブル時にも日本語で随時対応可能です。
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PaaSで社内の開発資産を一元管理、生産性向上をサポート!
「開発ポータル」を活用することで、社内の開発資産の一元管理と認知負荷の軽減を実現します。これにより、必要なドキュメントやソースコードが横断的に検索可能となり、生産性が大きく向上します。
(例)・社内の各部門や関連子会社で独自開発した開発資産の一元管理
・自部署に知見がない開発を行う際のナレッジ検索ツールとしての活用
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IaaS提供で、メガクラウドを含むマルチクラウドと接続!
独立系SIerという特長を生かし、メガクラウドを含むマルチクラウド接続が可能です。利用中のクラウドサービスはそのままに、一元管理のできる基盤としても利用できます。なお、各メガクラウドと当社データセンターは構内接続しており、高速で低遅延な環境での接続を実現しています。
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高水準のセキュリティ環境を標準提供!
クラウド利用時に不安要素となりやすいセキュリティ面をカバーするため、以下の主な機能を標準提供します。
・「APIゲートウェイ」機能:トークン発行などのセキュリティ設定を一元管理します。
・「統合認証」機能:プロジェクトごとの機密性や独立性を保持しつつ、開発資産を共有できます。
・「コンテナ管理」機能:コンテナアプリケーションのイメージ登録から発行、共有、実行、更新、削除までのライフサイクルを一貫してセキュアに管理します。
・「AI/MLデータ管理」機能:セキュアなオブジェクトストレージ、ベクトルDBなどAI/MLに必要な環境を利用可能です。(※6月以降提供予定)
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「可観測」と「自動収集」の機能を標準搭載し、遵法義務をサポート!
分散したシステムを横断的に把握できる「可観測」と、複数層を統合したシステムログ、セキュリティログなどの行動基礎データを「自動収集」する機能を標準搭載しており、自律型監視/状態把握が可能です。また、日本の法令改正にもスピーディーに対応可能な体制を構築しており、多様な遵法義務を支援します。
<価格>
・初期費用:なし
・月額費用:個別見積
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