株式会社Sanko IB、データセンターの次世代冷却技術の検証施設「Data Center Trial Field」の共同検証に参画
通信、IT、ビルディングオートメーション技術を提供する株式会社Sanko IB(本社:東京都港区、代表取締役社長 北川 省吾)は、データセンターの効率化と持続可能な未来の実現を目的とした検証施設「Data Center Trial Field」の共同検証に2025年10月より参画いたしました。
Sanko IBは、米国Tridium社が開発したビルマネジメントシステム「Niagara Framework®」での統合制御および監視を行い、次世代の冷却技術である液冷/液浸技術を導入したデータセンターの運用における中央監視が担う役割について検証します。
■ 「Data Center Trial Field」の概要
「Data Center Trial Field」は、株式会社NTT データと日比谷総合設備株式会社がデータセンター領域におけるコミュニティの拡大およびコラボレーションの促進と課題解決のための協同を目的に開設した、データセンターの次世代冷却技術を検証する施設です。
本施設では、データセンターを再現した環境下で液体冷却技術の実機稼働を行い、冷水温度や流量などの最適条件を検証します。さらに、既存データセンターへの導入を見据え、監視システム・施工・運用面での適用評価や、保守作業員のトレーニングも実施が可能です。
また、データセンター事業者や機器メーカー、ITベンダー、研究機関など多様な事業者が参加し、導入・運用上の課題を共同で検証する拠点として運用しています。



■ Sanko IBの参画内容
米国Tridium社が提供するビルディングオートメーションシステムのオープンプラットフォームである「Niagara Framework®」の提供を行い、各設備の統合監視、制御、データロギング、アラーム、ネットワーク監視等の構築を行います。液冷/液浸技術という新しい技術を導入したデータセンターでNiagaraを採用することのメリット、デメリット、起こり得るトラブル等について、予防保全の観点から検証を行います。また、関連する事業者と連携し、データセンター内のシステムを統合することにより、管理の効率化、運用コストの最適化、省電力化に寄与することで、データセンターのカーボンニュートラルの推進に貢献してまいります。
■Niagara Framework®について
Niagara Framework®は、建物のあらゆる機器やシステムを“ひとつにつなぐ”オープンプラットフォームです。
BACnet、Modbus、SNMP、MQTT、OPC UA、oBIX などの標準プロトコルに対応し、特定のメーカーや設備に限定されることなく、多様な設備を統合することができます。また、1拠点の単一設備から複数拠点の統合まで対応できるスケーラビリティを有しています。それらの多様な情報を統合し、ひとつの画面で直感的に見える化し、運用を最適化することができます。これにより、少人数で高品質な運用が可能となります。
■幹事会社IRのリンク
株式会社NTTデータ
https://www.nttdata.com/global/ja/news/topics/2024/112100/
日比谷総合設備株式会社
https://www.hibiya-eng.co.jp/ja/news/news-20241121dctf/main/0/link/20241121_news_DCTF.pdf

1986年設⽴。通信、IT、ビルディングオートメーション技術を中核としたビジネスを展開し、テクノロジーと現場をつなぐハブとして日本企業のスマート化やDXを支援。ビルやデータセンター、オフィスといった建物のスマート化に向けたシステム構築から、ネットワークインフラの基盤となるWi-Fiやケーブル、産業用イーサネットスイッチなどのトータルソリューションを提供しています。
詳細は https://sanko-ib.co.jp/ をご覧ください。
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