中小企業、個人事業主の融資審査をAIで支援。株式会社SoLaboがAIツールを2021年中に販売
経営者支援を行う株式会社SoLaboの新サービス
資金調達の支援を行う株式会社SoLabo(本社・東京都千代田区 代表・田原広一/以下、ソラボ。)は、過去5年で対応した40,000件以上の融資相談データベースを基にしたAI融資審査ツールの開発(特許出願中)を進め、2021年中の販売開始を予定していることを発表した。
◆迫られる金融機関の改革
いま、DX(デジタルトランフォーメーション)があらゆる業種で注目されている。金融機関においても、大手や地方銀行を中心に、ローン審査の自動化やクラウド管理が進められている。昨年後半、日本経済新聞では横浜銀行、福岡銀行、広島銀行などの個別金融機関でのAI活用を取り上げ、今月2月5日の金融業界専門紙であるニッキン(日本金融通信社)では、小口融資の延滞管理への注目の高まりをピックアップしている。銀行界が注目するトピックとして、徐々にメディアに事例が取り上げられる頻度が高まっている状況にある。
経営者の資金調達支援を主要事業とするソラボでは、中小企業や個人事業主40,000件以上の融資相談データベースを保有しており、2020年12月末時点で累計3700件の融資成功事例を導いた実績を持つ。ソラボではその独自のデータベースから、顧客の特定の経営情報を入力することで経営スコアを表示することができるAIツール「AI創業スコア」「AI経営スコア」の開発(特許出願)を進めており、2021年中に販売を目指していることを発表した。
◆金融機関における融資市場の課題
金融機関においては、決算書の内容等の過去実績や金融機関利用状況を元に審査が行われるが、「創業融資」においては、起業家の資産・経歴・その他個人情報、事業内容といった不特定多数の要素が混ざり合い、総合的に判断が下されることになる。
資金を提供する立場の金融機関とすれば、過去の信用実績のない新規顧客の内、特に「創業融資」の場面では「貸し倒れ」のリスクを考慮して慎重にならざるを得ないことが多い。
現在、国内の融資市場では、無保証・無担保をウリにする政府系の日本政策金融公庫の創業融資制度が人気を集めており、令和元年度の新創業融資制度の貸付件数は32,276件*となり、10年前の約3倍の件数となっている。(*日本政策金融公庫 業務統計年報令和2年版より)
一方で、民間の金融機関による創業融資・信用保証協会の保証承諾件数は、令和元年度で27,176件*となり、よく比較対象とされる日本政策金融公庫の実績から15%以上も差を付けられている状況である(*中小企業庁 信用保証協会別の保証実績令和元年度より)。
ソラボでの対応状況を見ると、コロナ禍における月間の融資支援実行件数が180件を超える月もあり、 日本政策金融公庫だけでなく、各地の信用保証協会付の民間金融機関による融資を併用するケースが増加傾向にある。その背景は、各地の信用金庫や地方銀行の担当より「日本政策金融公庫の融資審査基準を満たせている顧客の背中を押したい」といった意見が多いためである。
なお、創業だけでなく、既存の事業者に対しても「口座開設してまずは入出金の取引実績を作ってから」「メインバンクが他にあり手を出せない」といった理由で、新規相談は門前払いを受ける事例も生じている。その場合、結果的には他の金融機関では融資を受けられたということも多く、「融資をしていれば新規の顧客獲得に繋がったはずだったが」というケースが多数含まれているのが現状だ。
本来新規顧客を獲得していく必要のある民間金融機関であるが、中小企業・個人事業向けの融資相談の現場の実態としては、日本政策金融公庫の補完的な扱いになってしまうケースが多数見られている。ソラボの開発するAIツールでは、これらの現状を変え、民間の金融機関が事業融資の市場をリードする立場になるように支援していくことを狙いとしている。
◆融資の現場へのAI導入で期待される効果
ソラボへの融資相談は、日本政策金融公庫の融資申請が半数以上であり「AI創業スコア」「AI経営スコア」では、公庫の融資が通る見込みを、データベースを元にスコアとして表示させる機能を搭載することが可能となる。
これにより、民間の金融機関においては、今までリスクヘッジをしてきたゆえに逃してしまった新規顧客を積極的に獲得することができるようになり、地域の金融機関の存在感が高まることに期待が持てる。
起業家側にとっては、公庫優先である現状よりも相談先の候補が増え、起業や事業拡大の好機を創出することが出来ると見ている。
また、金融機関の実務としても、過去のデータに裏付けされた客観的なスコアを参考にすることで、業務の効率化、均一化につなげることが期待できる。
【会社概要】
「関わる経営者全てに感謝される会社」を理念に、これまで3,700件以上の資金調達支援を実施しております。
会社名 : 株式会社SoLabo (ソラボ)
公式HP: https://so-labo.co.jp/
所在地 : 東京都千代田区外神田1-18-19新秋葉原ビル7階
電話番号: 03-6261-3512 (受付時間10:00‐19:00)
いま、DX(デジタルトランフォーメーション)があらゆる業種で注目されている。金融機関においても、大手や地方銀行を中心に、ローン審査の自動化やクラウド管理が進められている。昨年後半、日本経済新聞では横浜銀行、福岡銀行、広島銀行などの個別金融機関でのAI活用を取り上げ、今月2月5日の金融業界専門紙であるニッキン(日本金融通信社)では、小口融資の延滞管理への注目の高まりをピックアップしている。銀行界が注目するトピックとして、徐々にメディアに事例が取り上げられる頻度が高まっている状況にある。
経営者の資金調達支援を主要事業とするソラボでは、中小企業や個人事業主40,000件以上の融資相談データベースを保有しており、2020年12月末時点で累計3700件の融資成功事例を導いた実績を持つ。ソラボではその独自のデータベースから、顧客の特定の経営情報を入力することで経営スコアを表示することができるAIツール「AI創業スコア」「AI経営スコア」の開発(特許出願)を進めており、2021年中に販売を目指していることを発表した。
◆金融機関における融資市場の課題
金融機関においては、決算書の内容等の過去実績や金融機関利用状況を元に審査が行われるが、「創業融資」においては、起業家の資産・経歴・その他個人情報、事業内容といった不特定多数の要素が混ざり合い、総合的に判断が下されることになる。
資金を提供する立場の金融機関とすれば、過去の信用実績のない新規顧客の内、特に「創業融資」の場面では「貸し倒れ」のリスクを考慮して慎重にならざるを得ないことが多い。
現在、国内の融資市場では、無保証・無担保をウリにする政府系の日本政策金融公庫の創業融資制度が人気を集めており、令和元年度の新創業融資制度の貸付件数は32,276件*となり、10年前の約3倍の件数となっている。(*日本政策金融公庫 業務統計年報令和2年版より)
一方で、民間の金融機関による創業融資・信用保証協会の保証承諾件数は、令和元年度で27,176件*となり、よく比較対象とされる日本政策金融公庫の実績から15%以上も差を付けられている状況である(*中小企業庁 信用保証協会別の保証実績令和元年度より)。
ソラボでの対応状況を見ると、コロナ禍における月間の融資支援実行件数が180件を超える月もあり、 日本政策金融公庫だけでなく、各地の信用保証協会付の民間金融機関による融資を併用するケースが増加傾向にある。その背景は、各地の信用金庫や地方銀行の担当より「日本政策金融公庫の融資審査基準を満たせている顧客の背中を押したい」といった意見が多いためである。
なお、創業だけでなく、既存の事業者に対しても「口座開設してまずは入出金の取引実績を作ってから」「メインバンクが他にあり手を出せない」といった理由で、新規相談は門前払いを受ける事例も生じている。その場合、結果的には他の金融機関では融資を受けられたということも多く、「融資をしていれば新規の顧客獲得に繋がったはずだったが」というケースが多数含まれているのが現状だ。
本来新規顧客を獲得していく必要のある民間金融機関であるが、中小企業・個人事業向けの融資相談の現場の実態としては、日本政策金融公庫の補完的な扱いになってしまうケースが多数見られている。ソラボの開発するAIツールでは、これらの現状を変え、民間の金融機関が事業融資の市場をリードする立場になるように支援していくことを狙いとしている。
◆融資の現場へのAI導入で期待される効果
ソラボへの融資相談は、日本政策金融公庫の融資申請が半数以上であり「AI創業スコア」「AI経営スコア」では、公庫の融資が通る見込みを、データベースを元にスコアとして表示させる機能を搭載することが可能となる。
これにより、民間の金融機関においては、今までリスクヘッジをしてきたゆえに逃してしまった新規顧客を積極的に獲得することができるようになり、地域の金融機関の存在感が高まることに期待が持てる。
起業家側にとっては、公庫優先である現状よりも相談先の候補が増え、起業や事業拡大の好機を創出することが出来ると見ている。
また、金融機関の実務としても、過去のデータに裏付けされた客観的なスコアを参考にすることで、業務の効率化、均一化につなげることが期待できる。
【会社概要】
「関わる経営者全てに感謝される会社」を理念に、これまで3,700件以上の資金調達支援を実施しております。
会社名 : 株式会社SoLabo (ソラボ)
公式HP: https://so-labo.co.jp/
所在地 : 東京都千代田区外神田1-18-19新秋葉原ビル7階
電話番号: 03-6261-3512 (受付時間10:00‐19:00)
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