氷感とスターゼンおよびスターゼンミートプロセッサーが商標独占的通常使用権に関する基本合意契約を締結

氷感技術による農産品の付加価値製品の拡販を目指す

クオンタムリープ株式会社

 クオンタムリープ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村智広)は、当社が出資し、事業支援を行っている株式会社 氷感(本社:東京都港区、代表取締役:中村智広)と、スターゼン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:横田和彦)およびスターゼンミートプロセッサー株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:三好円)は、氷感技術による低温熟成を食肉加工事業に活かし、同製品の拡販を目的とした、商標独占的通常使用権に関する基本合意契約を締結したことを発表いたします。


 本合意は、氷感が有する鮮度維持技術である「氷感」と、スターゼングループが有する経験豊富な食肉加工技術を融合することで、食肉分野における付加価値製品の開発と拡販を推し進める事で、共に技術および製品の知名度向上を目指し、消費者に美味しさを提供することを目的としております。


 氷感は、高電圧を安全かつ安定的に食品に付加することにより、通常であれば凍結する温度帯での食材保存を可能にする鮮度維持デバイス「氷感コア」の研究・開発を行っています。一次産業の課題解決と農業に関わる事業経営の向上を図る観点から、収穫直後の農産物の鮮度維持と保存期間の延長を目的とし、異なる産地間を移設できる「氷感Movable」を2021年に市場導入し、スターゼンミートプロセッサー様を始め、大手食品加工事業者、大手物流事業者、青果輸出事業者、国内青果流通事業者とのアライアンスにより、農家のみなさまと並走する新たなビジネスモデルの実証実験から事業化の実現に取り組んでいます。


 スターゼングループは、食肉の加工や食肉製品・加工食品の製造、そして食肉および加工食品の輸出入を行う食肉業界のトータルサプライヤーです。1948年の創立から、国内外の食の変化と共に成長してまいりました。食肉を取り巻く昨今の事業環境は非常に厳しくなっており対処すべき課題が多くあります。世界的にとりまく環境の変化が加速し続ける中、グループ一丸となって、企業としての社会的責任を果たしつつ、事業環境の変化に適切に対応してまいります。どのような環境下にあっても、人にとって「食」は欠かせないものであり、「食を通して人を幸せにするグローバルな生活関連企業を目指す」という当社の経営ビジョンは普遍的なものであると確信しております。


 氷感とスターゼンおよびスターゼンミートプロセッサーは、この度の商標独占的通常使用権の基本合意を起点に、氷感技術を利用したの「氷感熟成」を、既存の豚肉熟成品および同品を用いた加工品の拡販を推し進めるとともに、他の食肉加工にも応用していくことを、共同で取り組んでまいります。


 株式会社 氷感の代表取締役の中村智広は次のよう述べています。


「食肉加工事業について、スターゼン様の知見と技術が、弊社「氷感技術」と組み合わさり、新たな商品が生まれ、同社の主力製品の一つとして販売して頂くことは、弊社が20年取り組んでいた技術が、日本の農業の収益性を高め、農業の競争力向上に貢献できる証明と考えております。これは、他の日本の農産品においても、同様な可能性を示唆でき、国内の生産者や流通業者の手助けになると確信しております。」


 スターゼンミートプロセッサー株式会社の代表取締役社長の三好円は次のように述べています。


「氷感様の氷感庫を2017年4月に青森の施設に導入して以来、順調に製造量を伸ばしています。今では、九州の施設と合わせて2拠点体制とし、適時施設を拡張して来ました。お客様の評価も高く、今後も同技術を活用し、様々な製品を開発できれば、食肉業界の課題を解決する一つになるのではと期待しております。」


■株式会社 氷感について


2002年、島根県で創業。「氷感」という技術は、青果、食品に高電圧・微電流・一定周波数を安定的にかけることで通常よりも低温・高湿度の環境で鮮度維持機能を発揮する技術。創業後約20年の間に、大型倉庫、鉄道輸送用コンテナ、小型の冷蔵庫タイプを全国に約1,000台以上納品。2021年、クオンタムリープグループと、広告代理事業を全国で幅広く行い、顧客接点に強みを持つPLANAグループの傘下に入る。氷感技術は、半導体工場に設置されるハイテク製品である静電気除去装置の専業メーカーであるシシド静電気㈱と共同開発をしている。


■スターゼン株式会社について


スターゼングループは食のトータルサプライヤーとして、川上から川下までの安定供給を可能とする強固なサプライチェーンを競争力の源泉とし、多様な資本と、常に安全・安心な食肉をお客様のニーズに合わせ届けきるビジネスモデル(グループ事業)をもとに、豊富な食肉・加工食品などを通して新たな販売機会創出や商品提案をし続けている。国内外の食文化・地域経済の発展に寄与しながら安定的な株主還元をはじめ、ステークホルダーの皆様のご期待に応えることで、持続的な企業価値の向上を追求している。

企業URL:https://www.starzen.co.jp


■クオンタムリープ株式会社について


2006年にソニーグループの元会長兼グループCEO出井伸之が設立。スタートアップ・中小企業支援に特化した投資・コンサルティング事業を展開。差別化された技術またはオペレーションを持ち、国籍・規模の違いを超えた企業との資本・業務提携を通じて、アジア市場での速やかな成長を狙う企業に投資・支援することをミッションとする。成長戦略コンサルティング、投資、ステージに合わせたスタートアップ投資に特化するグループ会社7社との連携により、事業創出を具体的に支援している。

企業URL: https://qxl.jp/


【本件に関するお問い合わせ先】

クオンタムリープ株式会社 広報担当

 E-mail: info@qxl.jp

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会社概要

クオンタムリープ株式会社

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URL
https://qxl.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂9-5-12 パークサイドシックス502
電話番号
03-5785-3968
代表者名
中村智広
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2006年10月