アドダイス、愛媛県において牛の転倒事故死をAIで検知・防止する取り組みを実施!
独自のAIソリューションで畜産業の生産性向上に貢献
1.畜産業が抱える課題「牛の転倒事故死」
畜産業が抱える課題のひとつに、牛の転倒事故死があります。体調不良などで転倒した牛が自力で起き上がれない場合、放置すると腹部にガスがたまり数時間で死に至る危険があります。
転倒の発生確率は約1〜2%。転倒に気づかず牛が死に至ると、一頭あたり数10万から100万円の損失となります。転倒は24時間起こる可能性がありますが、数百頭の牛を休日夜間問わず人の目で見守ることは難しく、畜産業にとって大きな負担になっています。
愛媛県西予市で牧場経営、肉加工品の製造・販売等を手掛ける株式会社ゆうぼく様は、この課題をテクノロジーで解決すべく、2022年10月より愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「TRY ANGLE EHIME」の支援を受け、アドダイスのAIによる牛の事故死防止ソリューションを試験的に導入し、実証実験を行っています。
2.AIで転倒を早期発見、アラートで事故死を回避
ゆうぼく様では、畜舎内の各所に牛を見守るIoTカメラを設置。数分間隔で牛の画像データをサーバーに送信し、アドダイスのAIプラットフォームで画像の解析とリスク分析を行います。
そしてAIが牛の転倒を検知すると、ただちにスタッフのスマートフォンなどにアラートを発報しますので、現場にすみやかに駆けつけることができ、事故死の回避が可能になります。
3.独自の特許技術に基づく「自律型AI」で実現
牛の見守りにアドダイスがご提供しているAIは、独自のAI基盤技術「SoLoMoN® Technology(特許第6302954号)」に基づく「自律型AI」です。自律型AIは、以下のような特長があります。
1)稼働しながらAIモデルをアップデート
自律型AIは、稼働しながら、収集したデータから再学習する特許技術によりAIモデルをアップデートします。日々収集するデータから、牛の行動パターンや姿勢を繰り返し再学習しますので、転倒事故につながる行動や姿勢を検知する精度が向上します。
2)レトロフィットなAI
アドダイスの自律型AIは、新たなサーバー等の導入やデータサイエンティストなどAI専門家は不要です。ゆうぼく様においても、現場のスタッフの方だけで導入、運用いただいております。自律型AIは、既存の設備・施設を活かして「あとづけ」できるレトロフィットなAIです。
※必要な設備はお客様により異なります。
アドダイスは今後も、SoLoMoN® Technologyに基づくAIソリューションを通じて、畜産業はじめ農業、製造業、施設管理業など多様な産業分野における生産性向上、カーボンニュートラル推進などWell-beingな社会の実現に取り組んで参ります。
以上
<参考資料>
SoLoMoN Technology
専門家の勘と経験による「環境+習慣=ライフスタイル」への評価・介入をAIで学習し、予兆制御®を可能とするアドダイスの特許技術です。アドダイスは、今後もSoLoMoN Technologyによって様々な社会課題の解決に挑戦して参ります。
<会社概要>
株式会社アドダイス
代表者:伊東大輔 代表取締役CEO
住所:本社 〒110-0005 東京都台東区上野5-4-2 IT秋葉原ビル1F
SoLoMoN Labo 〒101-0021 東京都千代田区外神田6-3-6 MKビル3F
設立:2005年(平成17年)
事業内容:人工知能を用いた業務管理サービスの提供・導入支援コンサルティング
アドダイスのAIソリューションについて、お問い合わせは以下からお気軽にお送りください。
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