一般財団法人KIBOW、新理事に川口加奈氏、白井智子氏、アレン・マイナー氏、藤沢久美氏が就任 社会変革を実践するリーダーたちを迎え、インパクト投資を強化
一般財団法人KIBOW(東京都千代田区、代表理事:堀義人、以下KIBOW)は、2025年10月より新たに理事として、認定NPO法人Homedoor 理事長の川口加奈氏、社会起業家/こども政策シンクタンク 代表取締役の白井智子氏、株式会社国際社会経済研究所 理事長の藤沢久美氏、およびサンブリッジ 代表取締役会長兼グループCEOのアレン・マイナー氏の4名が就任したことをお知らせします。
藤沢氏とアレン氏の両名は、これまでKIBOW社会投資ファンドのアドバイザリー・ボードのメンバーとしてKIBOWに関わっており、この度理事として正式に参画いただく運びとなりました。
新たにKIBOWに参画いただいた川口氏と白井氏はいずれも、社会課題の現場に深く関わりながら、政策提言や仕組みづくりを通じて変革を実現してきました。川口氏は、ホームレスを支援するNPOの代表として、現場支援と持続可能なビジネスモデルの構築を両立させています。白井氏は、困難な環境に身を置くこどもたちを支援し、社会制度の設計や政策推進に長年取り組んできました。近年は新公益連盟の代表理事として、2024年まで日本のソーシャルセクターのために貢献してこられました。両氏の知見と情熱をKIBOWの理事会に迎えることで、現場の実践と社会の変革をより緊密に結びつけ、社会変革を後押しする体制を構築することを目指します。
KIBOWは両氏の視点と経験を活かし、日本発の社会的インパクト投資のベストプラクティスを創出するファンドとして、さらなる挑戦を続けてまいります。
■白井智子氏 コメント

理事に就任して、注目していたスタートアップがことごとくKIBOWの投資先だったことを知り、丁寧なハンズオン支援がいかに有効か、改めて感じています。どの事業をみても今の日本の社会課題をクリティカルに解決するアイディアばかり。必要なサービスが必要な人に届くように、私も微力ながら貢献したいです。どうぞよろしくお願いいたします。
<白井智子氏 プロフィール>
平成 7 年 東京大学法学部卒業 松下政経塾入塾
平成 11 年 沖縄のフリースクール設立
平成 15 年 公設⺠営のフリースクール「スマイルファクトリー」設立
特定非営利活動法人トイボックス設立/代表理事
平成 24 年 「みなみそうまラーニングセンター」設立
令和 2 年 新公益連盟代表理事
令和 6 年 株式会社こども政策シンクタンク代表取締役
社会起業家/こども政策シンクタンク代表取締役。1972 年千葉県生まれ。
東大法学部、松下政経塾卒。日本初の公設民営フリースクールや被災地の保育施設などを設立・運営。
新公益連盟代表理事を 2 期務めたのち、現在はこども政策シンクタンク代表取締役として、
現場からの政策提言と新しい教育の選択肢をひろげる活動とを並行して行っている。
政府の審議会委員、TBS「ひるおび」コメンテーターなども務める。
著書『脱「学校」論:誰も取り残されない教育をつくる』(PLANETS 社)など。
■川口加奈氏 コメント

私は19歳でホームレス問題の解決を目指して起業して以来、多くの方々に応援をいただきながら活動してきました。その中で、すぐに結果が出ない挑戦でも、可能性を信じて支え続ける仕組みの大切さを実感しています。そうした想いを体現しているKIBOWの活動に深く共感しました。これまで現場で培ってきた経験を活かし、誰もが希望を持てる社会づくりに貢献していきたいと考えています。
<川口加奈氏 プロフィール>
14歳でホームレス問題に出合い、ホームレス襲撃事件の根絶をめざし、炊き出しなどの活動を開始。19歳でHomedoorを設立し、シェアサイクル「HUBchari」を開始。他にも、2棟42部屋のシェルターやカフェも運営し、生活困窮者ら累計7,000名以上に就労支援や生活支援を提供する。Googleインパクトチャレンジ グランプリ、人間力大賞グランプリ・内閣総理大臣賞等を受賞。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2022/3)に出演。大阪公立大学卒業。1991年 大阪府高石市生まれ。
■一般財団法人KIBOW 代表理事 堀義人 コメント

川口加奈氏と白井智子氏には、これまで日本をよくするプラットフォーム「G1*」の活動の中でも、社会課題とその解決策について貴重なご知見をいただいてきました。この度、一般財団法人KIBOWの理事としてご参加いただけることを嬉しく思います。またアレン・マイナー氏と藤沢久美氏には、これまでKIBOW社会投資ファンドのアドバイザリー・ボードのメンバーとして、ご支援とご知見をいただいてきました。今後は理事として、ファンドのみならずKIBOWの活動全体を見ていただき、以前から理事を務めていただいている寺田航平氏、佐藤大吾氏と共にKIBOWを応援していただけることを、心強く思います。
*参考:https://g1.org/
■KIBOW理事一覧
代表理事 堀義人 グロービス経営大学院 学長/グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
理事 アレン・マイナー サンブリッジ 代表取締役会長兼グループCEO
理事 寺田航平 寺田倉庫株式会社 代表取締役社長
理事 川口加奈 認定NPO法人Homedoor 理事長
理事 藤沢久美 株式会社国際社会経済研究所 理事長
理事 佐藤大吾 NPO法人ドットジェイピー 理事長/武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 教授
理事 白井智子 こども政策シンクタンク 代表取締役/社会起業家
◆KIBOW (http://kibowproject.jp)
東日本大震災の3日後に始動した救援・復興支援プロジェクト「Project KIBOW」は、「希望」と「Rainbow」から命名しました。長期的に被災地を支援していきたいという想いから、2012年2月に一般財団法人化し、以下の活動を行ってきました。
現在は、被災地に限定せず、全国の「社会を変える」志を持った社会起業家たちに投資し、事業の規模化を支援する「社会的インパクト投資」を中心に活動しています。
1)「場」の提供(イベント)
被災地各地で、地域の復興を願う人たちが集まる「場」を作っています。地域の内外のリーダーたちが集まり、交流を生むイベントを定期的に開催しています。
2)寄付
これまで、約1400名以上の方々にご協力いただき集めた資金約1億円を、被災地で活動しているNPOや各地のリーダー達に提供しています。
3)社会的インパクト投資(KIBOW社会投資ファンド)
2015年9月にKIBOW社会投資ファンドを設立、これまで8年間で合計22社のスタートアップ企業に投資を行いました。現在は「KIBOW社会投資ファンド3号」(総額10億円)を運営し、未知・未解決の社会課題にも挑戦し、社会的インパクト投資を通じて社会課題の解決を加速させています。
【参考】
当ファンドおよび投資先企業の社会的インパクトに関するレポート「IMPACT REPORT 2024」
URL:https://glob.is/impactreport2024
■本リリースに関するお問い合わせ先
グロービス 広報室 土橋涼
E-mail: pr-info@globis.com
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