特許の更新管理をスマートに─ 特許更新を効率化するフルマネージドサービス「Astria」が日本市場に登場
特許の更新管理をスマートに。Wellspringの次世代型特許更新サービス「Astria」を、大学・研究機関・企業向けに提供開始。
Wellspring Japan合同会社(本社:東京都港区、日本支部代表:足立 健太郎 以下、Wellspring)は、大学・研究機関・企業の知財管理を効率化する特許更新ソリューション「Astria」を日本市場向けに提供開始しました。
「Astria」は、特許更新に関わる全ての管理工程をオンラインで完結できるソリューションです。今まで発生してきた特許事務所との直接のやり取りがなくなります。年金の更新漏れの可能性があるケースもシステムで自動で検知し、データチェックも自動化。業務の効率化とリスク低減を実現します。
また、従来から提供している知財管理ソリューション(Sophia)と組み合わせることで、知財業務のデジタル化(知財DX)をさらに強力に推進することが可能です。
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■ 次世代型特許更新サービス「Astria」をご提供する背景
大学の技術移転部門や企業の知財管理部門では、特許の更新や年金管理の負担が年々増えています。これは特許を申請・維持する件数が年々増加しているためで、日本では毎年約35万件の特許が更新時期を迎えると言われます。特に国際出願(PCT出願)の場合、更新のタイミングが国ごとにバラバラなため、それぞれに対応しなければなりません。
さらに、多くの企業や大学では複数の特許事務所を利用しているケースも少なくありません。国毎にいくつもの事務所を使っているケースもあります。その場合、それぞれの事務所とメールでやり取りしながら更新手続きを進める必要があります。請求書のフォーマットが統一されていないことも多く、事務作業が煩雑になりがちです。こうした業務負担は知財担当者にとって大きな負担となっています。
また、特許更新には「更新漏れ」というリスクもつきものです。期限を過ぎてしまうと、せっかく取得した特許を失うことになりかねません。そのため、細かいスケジュール管理や正確なデータ管理が不可欠です。しかし、これらをすべて人手で行うのはますます難しくなっています。
こうした課題を解決し、知財管理をよりスムーズにするために開発されたのが「Astria」です。特許更新業務のデジタル化を進め、企業や大学の知財担当者がより効率的に業務を進められるようサポートします。
■ 次世代型特許更新サービス「Astria」とは
Astriaは大学や研究機関・企業の特許更新管理を効率化 する、次世代の特許更新ソリューションです。特許の更新期限の管理や年金支払いの自動管理、自動のデータチェック、特許申請費用のシミュレーションを機能としてカバーしており、更に全てオンライン上で操作することが可能です。
Wellspringが開発したこのプラットフォームは、世界中の大学や研究機関の知財管理を20年以上支援してきた実績・ノウハウを元に開発されました。リリース直後から世界中の大学や研究機関で導入されており、技術移転や知財戦略の推進を強力にサポートしています。
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■ 次世代型特許更新サービスAstriaの機能
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知財ダッシュボード
ダッシュボードでは、現在管理している特許を 国別・ファミリー別・担当者別 などで一覧表示でき、一目で状況を把握できます。また、支払いステータスを変更するだけで、特許庁への支払いが自動で完了 し、毎年の自動更新設定も可能です。手間を減らし、特許管理をよりスムーズに行えます。
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更新期限の管理機能/リマインダー機能
システムが特許の更新期限や年金支払いを自動で追跡し、適切なタイミングでリマインダーを通知します。さらに、システムによるデータチェックに加え、専門家による目視チェックも導入。これにより、更新漏れのリスクを大幅に低減します。万が一、システムの不具合で特許の更新漏れが発生した場合に備え、補償のための保険にも加入。安心して特許管理をお任せいただけます。
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世界の特許庁の最新データを元にしたデータ監査機能
特許庁(PTO)とのデータ照合機能を搭載し、最新の情報を自動取得。古いデータや誤った情報はリアルタイムで修正され、知財データの正確性を常に確保します。これにより、更新漏れや管理ミスのリスクを大幅に軽減できます。 -
IP管理システムと連携し、特許情報を自動更新
大学・研究機関のIP管理システム(Sophia)と統合し、年金の支払い状況や更新状況を知財管理システムに自動反映できます。また、ポートフォリオ全体の一括更新や、個別のカスタマイズ指示にも柔軟に対応。特許管理をよりスムーズに行えます。
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レポート機能
将来数年間に亘る特許更新コストを予測できるレポート機能を搭載。今後の特許更新にどれくらいの予算が必要かを一目で確認でき、計画的な知財管理が可能になります。
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■お問い合わせ先
詳細や画面デモ等は以下のページからお問い合わせください。
■ Wellspringについて
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Wellspringは技術移転、技術探索、イノベーション運用管理システムにおける世界を代表するソフトウェア企業です。世界中の企業、大学、研究機関の皆様が技術の検索、評価、ライセンシング、パートナー開拓、投資判断など幅広い分野やシナリオでご活用されています。
Wellspringのソフトウェアは、戦略エリアの定義、投資機会、更には商業化に至るまで全てのイノベーションプロセスをサポートしています。
2003年に米国カーネギーメロン大学からスピンアウトし創業いたしました。以降、600 以上の組織と協業をし、新技術の発掘、ライセンシング、商用化など、イノベーション推進のお手伝い続けてまいりました。
社名:Wellspring Japan合同会社
住所:東京都港区新橋2-11-10 Hulic & New Shinbashi
設立:2019年12月16日(米国本社設立:2003年)
日本支部:足立 健太郎
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