福岡市のデジタルノマド誘致事業「Colive Fukuoka」、スタートアップ誘致と協業で3年目の進化へ

AI時代に拡大する『旅するソロプレナー』市場に注目──ビジネス機会の創出に注力した新たな観光プログラムを発表

株式会社 遊行

海外の起業家や投資家を中心とするグローバル市場「デジタルノマド市場」に向けて、事業開発・マーケティング支援を行う株式会社遊行(本社:福岡市、代表:大瀬良亮)は、福岡市と共同で実施するデジタルノマド誘致事業「Colive Fukuoka 2025」(開催期間:2025年10月1日〜10日)の詳細プログラムが決定したことをお知らせします。

本プログラムは、AI時代に拡大する「ひとり起業家=ソロプレナー」市場の潮流をいち早く捉え、観光事業とスタートアップ・起業家誘致事業を組み合わせることで、「アジアのゲートウェイ」という福岡市の国際ビジネス拠点としての存在感をさらに向上することを目的としています。

【背景】AI時代に生まれる“ひとりユニコーン企業”── ソロプレナーの台頭へ

AIエージェントをはじめとする技術の急速な進化により、ひとり起業家「ソロプレナー」がユニコーン企業を生み出すことが現実味を帯びています。英誌『The Economist』は8月、「How AI could create the first one-person unicorn」と題した記事を公開し、AIを活用して90分で企業を立ち上げるハーバード・ビジネス・スクールの講座や、わずか8名の組織で約8,000万ドルで買収されたAIコーディング企業「Base44」の事例を紹介しました。かつては企業規模や社員数がビジネス上のステータスでしたが、いまやAIを駆使する小規模チームやソロプレナーが生み出すインパクトこそが、成功の新たな指標となっています。(参照:The Economist, 2025年8月11日

なぜ福岡市は「ソロプレナー」に注目するのか?

これまで福岡市は、国内の他の自治体に先がけて、海外起業家支援に取り組んできました。2012年にはスタートアップ支援を地域成長戦略の柱に据え、2019年には日本初の海外起業家向け「スタートアップビザ」を発給するなど、積極的に海外に向けた施策を推進しています。しかし現在では、全国的に海外起業家向けビザを推進する自治体が多数存在。福岡市が「アジアのゲートウェイ」として引き続き独自の優位性を確立するためには、新たな戦略が不可欠です。

一方、観光分野においては、2023年に全国の自治体で初となるデジタルノマド誘致事業「Colive Fukuoka」を開催。2024年には45カ国から436名が参加し、約1.1億円の地域経済効果をもたらした他、参加者の3割以上が起業家であったことがわかっています。

こうした実績を踏まえ、福岡市は観光政策をスタートアップ政策の新たな取り組みと位置づけ、連携を開始しました。デジタルノマド誘致施策に参加する多数の「旅するソロプレナー」を、福岡市のスタートアップエコシステムに積極的誘致し、新たな活力を創出することを目指していきます。

「Colive Fukuoka 2025」プログラム発表── ピッチイベントから不動産ツアーまで、旅するソロプレナー向けイベントを開催

「Colive Fukuoka 2025」は海外で注目されている日本独自の「生きがい(Ikigai)」マインドの共有や、地域の自然・アート・音楽による五感体験、福岡市のスタートアップエコシステムとの共創プログラムなどを通じて、福岡市のアジアの国際スタートアップ拠点としての存在感を向上します。

10月1日〜3日:Colive Fukuoka Summit

「Envision Tomorrow Together」をテーマに、世界中から訪れるソロプレナーやデジタルノマドと、日本独自の「生きがい」や「道(DO)」などのマインドを共有しながら、新時代のキャリアやライフスタイルを共創する機会となります。

登壇者/テーマ(一部・敬称略):

  • 西山十海 (住職・DJ) / “Future of Ikigai: From Buddhism”

  •   「うきはの宝」75歳超のシニアプレナー / “The Truth of Ikigai”

  • 吉松育美 (日本人初のミス・インターナショナル世界大会優勝者) / "The Future of Women’s Empowerment"

10月4日〜5日:シグネチャー音楽&アートフェスティバル 

週末は福岡市内からフェリーで約10分の能古島を舞台に、アートや音楽などの五感体験を通じて、ソロプレナーの心を解放し、ビジネスの枠を超えた交流機会を創出します。昨年は人口約600人の島に331人が参加した実績があります。

10月6日〜9日:スタートアップ・グローバルなビジネス共創

  • RAMEN TECH - Global Summit 2025 -(10月8日〜9日)

西日本最大級のスタートアップ・カンファレンスとして、2024年には世界各国から約4,000名が参加。2025年はグローバルなピッチセッション・スタートアップブース展示、投資家や大手企業とのネットワーキングなど、国際的なビジネス創出の場を提供します。

  • 不動産内見ツアー(10月6日)

昨年、多くのメディアに取り上げられた「福岡不動産ツアー」を拡大開催。地域の不動産専門家が案内し、福岡の住まいや投資環境を、海外スタートアップ・ソロプレナーに体験してもらう機会を創出します。

  • Nomad University(10月7日)

Colive Fukuoka Co-Founderで、2024年10月にポルトガルで開催されたThe Nomad World Awardsで「世界一のデジタルノマド」に選出されたAkinaが主催するノマドフォーラムです。デジタルノマドという新しい働き方を学術的に分析し、研究と実践をつなぐユニークな機会です。グローバルなノマド起業家として活躍するための、実践的な戦略やノウハウも共有されます。

  • コワーキング・文化体験(10月6日・8日)

海辺や温泉リノベ施設でのコワーキング体験や、地域コミュニティとの交流を深めながら「生きがい(Ikigai)」を感じられる酒蔵ツアーなどを実施します。文化体験とネットワーキングを同時に楽しめるプログラムです。

  • ソーシャル・社会起業家プログラム(10月9日)

世界経済フォーラム(ダボス会議)にて「Social Innovation House」を主催し、持続可能な開発目標の達成に向けて、協働的アプローチを共創する社会起業家によるムーブメント「Catalyst Now」と連携し、世界の社会起業家・グローバルリーダーとのパネルディスカッションを無料で提供します。経済成長にとどまらず、社会課題解決やソーシャルイノベーションについての議論を深めます。

  • クロージング・キーノート(10月10日)

世界的ベストセラー『Happy Money』の著者であり、「禅のミリオネア」として知られる本田健氏が登壇。“成功”の概念を再定義し、自由な生き方を提唱してきた本田氏のメッセージは、本プログラムの締めくくりにふさわしい内容です。

参加・協力のご案内

  • 参加方法:無料登録後に各種イベントの有料チケットを購入するか、3日間・10日間のバンドルチケットを購入することで参加可能です

    • チケット価格:Colive Fukuoka Summit (3日間)のみの参加:€297.10*

  • スポンサーシップ:企業・団体向けに協賛枠をご用意しております

  • メディア取材:福岡市や参加者への取材・メディアパートナーとしての参加を承っております

詳細・お申し込みは公式サイトへ: https://colivefukuoka.com
*デジタルノマド起業家によって制作された決済サービス「entryticket」とのコラボにより、決済がユーロになっています。

株式会社 遊行について

「Be where you are meant to be.(いるべき場所に、いられる世界へ。)」をビジョンに、日本初となるデジタルノマド市場専門の商品開発・マーケティング支援事業を展開しています。

〈企業概要〉

  • 社名:株式会社 遊行(ゆぎょう)

  • 代表取締役CEO:大瀬良 亮(おおせら りょう)

  • 設立:2022年9月28日

  • 所在地:福岡県福岡市博多区祇園町8-13 第一プリンスビル The Company キャナルシティ博多

  • 企業HP:https://yugyo.work/

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会社概要

株式会社 遊行

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URL
https://www.yugyo.work
業種
サービス業
本社所在地
福岡県福岡市博多区祇園町8-13 第一プリンスビル1F・2F
電話番号
-
代表者名
大瀬良 亮
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2022年09月