ESGの取組み強化持続可能な容器包装の実現に向けて「容器包装2030」を制定
【リサイクルPET、環境配慮素材について】
2030年までに、プラスチック製容器包装(PETボトル、ラベル、キャップ、プラスチックボトル)の全重量の60%にリサイクルPET、植物由来の環境配慮素材などを使用することを目指します。
【リデュースについて】
ラベルレスボトルを拡大するなどプラスチック製容器包装の重量削減を目指します。
【環境に配慮した新容器開発について】
プラスチック以外の容器や、新しい環境配慮素材の研究開発を目指します。
当社はこれまでも、「環境配慮商品の推進」を環境に関する重点課題として取り組んできました。2008年には資源の有効活用、枯渇性である石油系資源からの脱却、CO2排出抑制のため、業界で初めて小型容器で、とうもろこしを原料とした素材を50%使用した植物由来のラベルを採用しました。
また省資源、利便性を追及し、PETボトルやキャップなどの全資材に「らくエコボトル」や、業界最軽量クラスとなる「エコスタイルキャップ」の採用など、さまざまな環境に配慮した容器包装の取り組みを推進してきました。
直近では、国内最軽量となる炭酸飲料用PETボトルキャップの採用や、PETボトルに貼付しているロールラベルを削減し、「おいしい水」ブランドにおいてラベルレスボトルを発売しています。お客様からは、「剥がす手間を省けて捨てやすい」といった声も頂いています。
今回、「容器包装2030」を制定し、持続可能な社会の実現に向けての環境負荷低減、循環型社会を目指し、積極的に取り組んでいきます。
参考資料
環境負荷削減に関するこれまでの容器包装の取り組み
年月 内容
1994年 「十六茶」の缶340gに環境負荷の少ない容器(タルク缶)を導入。
2000年 コーヒー「ワンダ」の「ワンダフルブレンド」で環境負荷の少ない容器(タルク缶)へ仕様変更
2005年 植物由来の原料を使用したラベル(エコラベル)を「十六茶 愛知万博」PETボトル500ml、PETボトル2Lに採用(PETボトル飲料に日本で初めて採用)。「第35回食品産業技術功労賞(資材・機器・システム部門)」を受賞」。
2007年 ユニバーサルデザイン・環境負荷低減に基づくPETボトルの開発(くぼみボトル・感熱接着ラベル・エコグリップキャップ)。
2008年 お茶商品の小型容器で、とうもろこしを原料とした素材を50%使用した「バイオマスラベル」を国内で初めて採用。
2011年 2011年1月より「アサヒ十六茶」「アサヒ匠屋」をはじめとしたお茶飲料で「ハンディ・エコボトル」を採用。緑茶用小型PETボトルで国内最軽量。
2012年 ・「お茶」「水」カテゴリーにてPETボトル軽量ボトルと同樹脂量にて増量PETボトルを展開。
・「カルピス」のピースボトルで、さとうきび由来の原料を一部使用したバイオポリエチレンを使用。
2013年 ・お茶・水商品の容器で、業界最軽量クラスとなる「エコスタイルキャップ」を採用し、従来キャップに比べ約20%の省資源化を実現。
2014年 ・「三ツ矢サイダー」国内最軽量カートンの開発。
・「アサヒ おいしい水 六甲」、「アサヒ おいしい水 富士山」600mlPET ボトルを20.5gから15.4gへ軽量化し、約25%省資源化を行ったボトルを採用。
2015年 ・植物由来の原料を使用した大型PETを一部商品にて数量限定で展開。
・炭酸飲料ブランド「三ツ矢サイダー」「ウィルキンソン」の省資源化と環境負荷低減への取り組みが、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が実施する「平成27年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」において協議会会長賞を受賞。
2016年 飲料業界で初の容器資材全て(キャップ、PETボトル、ラベル)に植物由来の原料を一部使用した「三ツ矢サイダー」PET1.5Lを展開(数量限定約4万箱)
2017年 容器資材全てに植物由来の原料を一部使用した「三ツ矢サイダー」PET1.5Lにおいて、バイオ度75%のラベルを展開。(数量限定約4万箱)
2018年 ・自社工場製造品に国内最軽量となる炭酸飲料用PETボトルキャップを採用
・アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル 発売
・容器資材全てに植物由来原料を使用した「三ツ矢サイダー」PET1.5Lにおいて、 業界初となるライスインキを使用し、バイオ度80%のラベルを展開。(数量限定約4万箱)
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