行動経済学×金融工学のDeep Techを牽引するベータインテグラル、代表の川上が独自開発した数理モデルを中核とする特許を出願。併せて一橋大学大学院の藤谷涼佑講師を技術顧問に選任
〜AI時代の次世代行動経済学FP&Aプラットフォームと金融マーケティングの社会実装を加速〜
米国法人Pensata, Inc.(本社:デラウェア州、CEO:川上泰弘)の日本子会社であるベータインテグラル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:川上泰弘、代表取締役:岡本陽平)は、当社が開発する「行動経済学AIエンジン」の中核となる独自技術について特許出願を完了したことをお知らせいたします。
併せて、本エンジンのアルゴリズムの学術的妥当性を実証するため、一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻の藤谷涼佑講師が2026年4月1日付けで当社の技術顧問に就任いたしました。
■ コア技術の特許出願について
当社は、人間の意思決定メカニズムや認知バイアスを定量化する独自の行動経済学アルゴリズムを開発し、2026年2月27日付で特許を出願いたしました。本技術は、代表の川上が世界銀行グループ(IFC)在籍時に着想・開発した数理モデルのプロトタイプを基礎理論としており、川上自身が単独発明者として特許出願を行っています 。
発明の名称: 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願番号: 特願2026-31732
出願日: 2026年2月27日
本特許技術は、独自のシミュレーション等を通じて取得される行動ログから、プロスペクト理論に基づくリスク感応度や損失回避性などの行動経済学パラメータを高度な数理モデルによって算出する情報処理技術です。算出した行動経済学パラメータを用いて、企業の将来計画に対する「主観的バイアス」を低減させ、客観的な財務予測へと自動補正する画期的な仕組みを包含しています。
さらに本特許には、直接的な投資行動データだけでなく、日常の生活行動データから独自のAI学習モデルを用いて個人の認知バイアスを推論する技術も含まれており、金融業界における幅広い応用が可能です。
■ 当社AIエンジンが解決する社会課題と事業展開
今回出願した特許技術により、人間の認知バイアスを定量化し、以下の2つの領域で次世代の金融インフラを構築します。
1. 次世代行動経済学FP&Aプラットフォーム
中小企業の倒産原因の多くは、経営者の「楽観バイアス」による資金ショートにあると言われています。当社は、経営者のバイアスを特許技術により補正し、事業計画を現実的なキャッシュフロー予測へと自動修正することで、予防可能な倒産を防ぐ金融エコシステムを提供します。
2. ファイナンシャルマーケティング(データエンリッチメント事業)
本特許に含まれる「生活行動データからのAI推論技術」は、リテール金融領域における次世代のマーケティングに革新をもたらします。消費行動データ等と当社のAIエンジンを掛け合わせることで、投資シミュレーションを経ずとも「認知バイアスに基づく次世代の顧客セグメンテーション」の提供を可能にします。
これにより、クレジットカード会社などの金融機関に対し、顧客一人ひとりに最適な金融サービスをご案内することによるLTV(顧客生涯価値)の向上と、適合性の高い顧客へのアプローチ絞り込みによる広告宣伝費の大幅な削減をもたらし、マーケティングROIを最大化します。
この度、会計学の専門家である藤谷講師を技術顧問に迎えることで、本エンジンのアルゴリズムの学術的妥当性をより強固なものとし、これらのDeep Techとしての社会実装をさらに加速させます。
■ 今後の産学連携による取り組み
本顧問契約により、川上が構築したアルゴリズムの基盤に対して、藤谷講師の学術的な知見を融合させ、以下の取り組みを推進いたします。
アルゴリズムの経済学的検証: 大手金融機関等での投資シミュレーションを通じて取得された行動パラメータデータを用い、分析手法や解釈の妥当性をアカデミックな視点から検証・強化します 。
学術論文の共同発表: 匿名化された行動データを活用した共同研究を実施し、その成果を藤谷講師との共著として、世界的な学術論文プラットフォームへ発表することを目指します 。
■ コメント

・一橋大学大学院 経営管理研究科 講師 藤谷 涼佑 氏
「企業のディスクロージャーや経営者の意思決定における短期主義を研究してきた立場から見て、ベータインテグラル社の『人間の認知バイアスを特許技術で定量化し、金融リスクとして評価する』というアプローチは学術的にも非常に野心的で意義深いものです。本共同研究を通じて、新しい金融工学モデルの社会実装に貢献できることを楽しみにしています。」

・ベータインテグラル株式会社 代表取締役CEO 川上 泰弘
「私がワシントンDCのIFC本部で国際金融の最前線に立っていた際、複雑な金融市場において最後に明暗を分けるのは『人間の認知バイアス』であるという確信に至りました 。その原体験から自ら研究・開発を進めてきたコア技術の特許出願完了という重要なマイルストーンを経て、この度、藤谷先生を当社の技術顧問としてお迎えできたことを大変心強く思います。弊社の行動経済学AIエンジンは、資本主義におけるバイアスを修正する世界共通の金融プロトコルを目指しています。先生の知見をお借りし、アルゴリズムの信頼性を国際的な学術水準へと引き上げ、今年4月に完了した米国親会社Pensata, Inc.への体制移行を足がかりに、本格的な米国展開およびグローバル展開を強力に推し進めてまいります。」
■ 技術顧問 藤谷 涼佑(ふじたに りょうすけ)氏 プロフィール
現職: 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 講師
略歴: 法政大学経営学部卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。同大学院で博士後期課程修了(博士(商学)取得)。2023年から現職。2022年から2023年まで東京経済大学准教授。2020年から2022年まで同専任講師。2017年から2020年まで、日本学術振興会特別研究員(DC1)。2018年から2019年まで、Darla Moore School of Business客員研究員。
研究分野: ディスクロージャー、コーポレート・ガバナンス、コーポレート・ファイナンス
■ ベータインテグラル株式会社について
「金融のプロトコルになる」をビジョンに掲げ、行動経済学 × 金融工学による次世代与信スコアリングエンジンを展開 。人工知能を活用した金融教育アプリの開発・金融教育サービスもご提供。
社名: ベータインテグラル株式会社
本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-15-4F
Webサイト:https://beta-integral.com/
設立: 2019年8月5日
役員: 代表取締役CEO 川上泰弘 / 代表取締役 岡本陽平
親会社:Pensata, Inc.(米国デラウェア州)


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