育休取得者の同僚への手当支給ほか、5つの新制度を導入

ジェンダーキャリアギャップ解消のため、解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』の「BeliEVE Project」が推進~育児・介護休業法の改正に合わせ2025年4月より開始~

エスエス製薬

 エスエス製薬株式会社(オペラ・グループ、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ニクヒレッシュ・カルラ)は、解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』が目標を掲げて生きる女性が、本来持つ力を発揮し、前へと進み続けられる未来をつくるために実施する「BeliEVE Project」の一環として、育児に携わる従業員やその同僚へのサポートを中心とした新たな社内制度の導入を2025年度より開始します。

エスエス製薬は自社の職場において、女性がさらに活躍できる環境の整備を進めており、現時点で経営陣の女性比率が53%と半数以上であるなどの改善を実現しています。そのような中で、日本における”ジェンダーキャリアギャップ”ゼロを目指し、解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』の「BeliEVE Project」を中心とした発信にも積極的に取り組んできました。プロジェクトの活動を通して、「物理的な制限(時間・体力)」「活用しにくい制度」「モチベーションに繋がるロールモデルの不在」という、働く女性を取り巻く環境において顕在化している課題が明らかに。そのような課題を解決するべく、まずは社内でアクションを起こし、働く環境を変えていこうと、新制度導入の検討が始まりました。

 当社は昨年、従業員を対象に制度導入に向けた社内アンケート*を実施しました。その結果、育児休業の取得について、多くの従業員が必要な制度だと感じる一方で、子供を持つ社員の中には職場に対する申し訳なさを感じていることが分かりました。また、育休後の仕事と家庭の両立のために外部サービスの利用を検討する声は多いものの、実際にシッターサービスを利用した経験がある方は15%にとどまり、家事代行サービスの利用率も同様に低いことが判明しました。その主な理由として、これらのサービスのコストの高さが挙げられています。

さらに、在宅勤務の普及により仕事と家庭のバランスが取りやすくなった一方で、同僚とのつながりが希薄になっていると感じる従業員もおり、上司以外との相談機会が限られているという意見も寄せられました。特に、女性社員の75%が上司以外の人からアドバイスを受けられる仕組みを求めていることが明らかになりました。

そのような社内の声も踏まえ、育休を取得する側の「取りづらい、言いづらい」という気持ちの軽減にも繋がるような制度の導入を検討しました。育休によって他の従業員への負担が増えることを考慮し、育休取得者がいるチームのメンバーへの手当の支給や、子供をもつ従業員に対するシッター補助制度の導入に加え、全社員に展開予定の家事代行サービスの補助を通じて社員全体へサポートも強化しています。その他、メンタリング制度などの育児当事者に対する新たな社内制度も拡充します。

これらの制度は、育児や介護に従事する社員の柔軟な働き方が実現しやすくなる「育児・介護休業法」の改正に合わせ、2025年4月より導入されます。「BeliEVE Project」の活動との連動により、まだ世の中にあまり浸透していないものを含めた、積極的かつスピーディーな制度改革が実現しました。

エスエス製薬は、解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』の「BeliEVE Project」を通し、これからも、誰もが痛みにとらわれず本来の力を発揮し、多様な人が羽ばたける健やかな社会をつくる原動力でありつづけます。

*調査について:2024年11月25日~27日、オンラインアンケートにてエスエス製薬社員対象

各制度の詳細

■ベビーシッターサービスクーポン

政府による補助制度を活用し、ベビーシッターサービスの支払いに充てられるクーポンを配布します。0歳から9歳の子供を育てる従業員は、1時間あたり2,200円、月間最大20時間の補助を受けることができます。

■家事代行サービス手当

掃除や料理などを含む家事代行サービスの利用をする従業員は、毎月1万円分のサポートを受けられるようになります。試験導入を経て、子育て中の方に限らず、すべての従業員に向けて展開予定です。

■育児休業を取得した社員がいるチームメンバーに対する手当の支給

​育児休業取得者が所属するチームのメンバーに対し、手当を支給します。​​チーム規模や育休取得期間に応じて、最大10万円が支給されます。チームメンバーが育児休業取得を喜んでサポートできる環境を整備することで、育休を取得することによって後ろめたさを感じる気持ちが軽減され、育児と仕事を両立しながら安心して仕事を続けることができます。​

■独自のキャリア支援メンタリングプログラム

女性が「ロールモデル」とつながり、キャリア展望を思い描く機会を作れるよう、メンタリングの知見を持つ株式会社Mentor For監修のもと開発した独自のメンタリング プログラム「BeliEVE Mentoring Program」を実施します。初年度は、メンティーのコアターゲットを社会人10年目前後までの女性に据え、彼女らが抱えやすい課題をテーマにした計6回のセッションと、悩みにフィットした女性社員をメンターとしてアサインすることで、「BeliEVE Project」で明らかになった”10年目の壁”の解決に取り組みます。また、メンターを初めて務める方でも自信をもって遂行できるよう、事前にメンター向け研修も実施します。

■ワーキングママ向け「ライフアドバイスクラブ」

自身の経験を共有し合うことで、仕事の効率とモチベーションを高められるよう、子育て中の従業員同士のコミュニティを立ち上げます。定期的なオフラインの集まりを実施することで、社内で同じような状況にある仲間とつながり、お互いをサポートできる体制を整えます。

エスエス製薬 人事部長コメント

この度、エスエス製薬では、育児や介護に従事する社員の働きやすい環境を整えるため、当社の解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』を起点に新たな社内制度を導入する運びとなりました。これにより、社員一人ひとりが安心して仕事と家庭を両立し、特にライフイベントでキャリアを中断せざるを得ない女性たちが“自分を信じて”輝ける体制を強化できることを大変嬉しく思っております。変化のスピードが速く、日々更なる進化が求められているOTC業界ですが、今後も社員の多様な働き方を尊重し、誰もが活躍できる企業を目指し、Opella.(オペラ)カルチャーの浸透を実現してまいります。

エスエス製薬について

エスエス製薬はOTC医薬品やヘルスケア製品に特化した製薬会社です。1765年の創業以来、260年にわたり健康へのニーズに応えるさまざまな製品を提供しています。2017年にはフランス・パリを本拠とし、グローバルヘルスケアリーダーとして100カ国以上で事業を展開し、幅広い医療ソリューションの創出・研究開発・販売を行っているサノフィ・グループの一員となり、日本市場でのコンシューマー・ヘルスケア事業「Opella.(オペラ)」を担っています。エスエス製薬は、今後も「スイッチOTC医薬品」など付加価値の高い医薬品の開発やセルフメディケーションの推進を通じて、人々の健康と生活の質の向上に貢献してまいります。

エスエス製薬株式会社の詳細は、https://www.ssp.co.jp/ をご参照ください。

関連リンク

「BeliEVE Project」特設サイト

https://www.ssp.co.jp/eve/BeliEVE/

MAT-JP-2501659-1.0-03/2025

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会社概要

エスエス製薬株式会社

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URL
https://www.ssp.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー
電話番号
03-6301-4511
代表者名
ニクヒレッシュ・カルラ
上場
海外市場
資本金
-
設立
1927年10月