37年の生涯を駆け抜けた人間ゴッホの生きざまを、作品と書簡から読み解く。Pen11月1日号「ゴッホ、君は誰?」10月15日発売!
その名は誰もが知っている、けれど、彼のなにがこんなにも人の心を打つのか? フィンセント・ファン・ゴッホは、いったい何を考え、何を目指し、作品にどんな想いを込めたのか? 彼もまた、現代を生きる我々と変わらない、もがき続けるひとりの人間だったのだ――。遺された膨大な作品や書簡を「定説」にとらわれずに読み解き、ゴッホの人物像に迫る大特集、Pen11月1日号「ゴッホ、君は誰?」(CCCメディアハウス)は2016年10月15日発売です(一部地域は発売日が異なります)。
冒頭を飾るのは、ゴッホ作品の原風景を求めて、オランダとフランスを訪ねる旅。弟テオや友人に綴った書簡のフレーズと、彼が実際に見たであろう風景、そして彼の絵筆が写しとった風景画で、ゴッホの生きた時代に思いを馳せます。
次にキュレーター林綾野さんの解説。真面目ながらも破天荒で、優しくも厳しく、悲しげであり朗らかで、孤独なのに他者とのつながりを大事にした複雑なる人物像や、描くことが生きることだったという画家の生きざまを通じ、現代の自分探しをする若者たちへのメッセージを探ります。続いて、誰もが知っている多くの作品に、新たな光を当てます。時代とともに、モチーフや、筆のタッチが変わる様を、「初期作品」「女たち」「父と宗教」「じゃがいも」「オリーブ&糸杉」といったキーワードで解説し、作品の背景にあるものを徹底解剖します。森村泰昌さんによる「自画像」、安野光雅さんによる「風景」の視点からのゴッホ分析もあります。ゴッホ愛好家が語る「ゴッホ愛」のページも。精神科医の斎藤環さんから、女優で作家の酒井若菜さん、女優の鶴田真由さん、果てはお笑い芸人の永野さんまでが、それぞれの視点でゴッホを語ります。
ゴッホにまつわるエピソードや謎にも迫ります。「巨匠」と目されるようになった経緯や、生涯にわたり兄を支えた弟テオの役割、そのテオのひ孫ウィレムが語る一族の思い出、彼をとりまく人物相関図、いまなお議論を呼ぶ謎「なぜ作品の署名に苗字“ゴッホ”を使わなかったのか」「胸を撃った最期は、本当に自殺だったのか」も、新旧さまざまな説を紹介しながら専門家が推理します。
特集を読んで実際にゴッホの絵を見たくなったら、美術館へ。現在、上野の東京都美術館で開催中の『ゴッホとゴーギャン展』の紹介ページもご用意しました。ゴッホはずばり、Pen読者と同世代。あなたはどんなゴッホを、発見するでしょうか。
Pen最新号はこちら。→http://www.pen-online.jp/magazine/pen/pen-416-gogh/
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