「Arm Pelion IoT Platform」の国内提供を開始

柔軟性、セキュリティ、効率性に優れた、IoT向けのデバイス・データ間ソリューションを実現

アーム株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:内海 弦)は本日、デバイスからデータまで一貫して管理できる業界初のエンド・トゥ・エンドなIoTプラットフォーム「Arm Pelion IoT Platform(アーム・ぺリオンIoTプラットフォーム)」の国内における提供を開始しました。これにより企業は、IoTから得られるデータや企業内外のデータから、迅速かつセキュアに、また持続可能な形で、実行に移せる知見を得ることが可能になります。

モノのインターネット(Internet of Things: IoT)の本当の価値は、世界中のネットワークに接続されている数十億個ものIoTデバイスの内側に存在しながらも、未活用もしくは未知の状態にあるデータの中にあります。しかし、大規模なIoTソリューションを実際に導入することは、多種多様なテクノロジーとベンダーの複雑性、多様性の課題に直面していたため、これまでは構想にとどまっていました。たとえば、制約が非常に厳しいセンサー端末から高性能のエッジ・ゲートウェイ装置まであらゆる種別のデバイスが混在することや、Wi-FiやBluetooth、4G、LoRaなど複数のコネクティビティ・プロトコルが用いられること、オンプレミスやクラウドといった実装の選択肢が数多くあること、また、膨大な量の生データから直接ビジネス価値を抽出することはできず、データに対する事前処理が必要なことが挙げられます。

企業では現在、デバイスからデータにいたる全体のフローにわたって、こうした多様性と複雑性を全面的に管理できるIoTプラットフォームが必要とされています。こうした状況を受けArmは、IoTのコネクティビティ、デバイス、データを包括的に管理する業界初のプラットフォームであり、ハイブリッド環境での実装にも対応するArm Pelion IoT Platformを発表(*1)しました。これにより企業では、分断化し、時には苛立たしくもある環境に対応し、データからビジネスに役立つ価値を導き出すことが可能となります。同プラットフォームは、最近行われた米Treasure Data社(*2)と英Stream Technologies社(*3)の買収と、Arm社内の技術革新の組み合わせによって誕生しました。IoTデバイスとデータから価値を引き出す上で必要となる、柔軟性、セキュリティ、効率性をもたらします。
*1) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000022759.html
*2) https://www.treasuredata.co.jp/blog_jp/the-next-chapter/
*3) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000022759.html

エンド・トゥ・エンドなPelion IoT Platformは、IoTデバイスから得られる高信頼性データとエンタープライズシステム内のデータの組み合わせにより、顧客がIoTのデータから知見を得られるよう以下の機能を提供します。
  • デバイスの製造段階から、デバイスがフィールドで稼動した後のデータ転送、使用終了に至るまで、デバイスとデータのライフサイクルに組み込まれた統合型のセキュリティ・モデル
  • ネットワークに接続されたIoTデバイス群を単一のユーザーインターフェイスで包括的に管理することで、オペレーターにとっては、リアルタイムでの意思決定が可能 
    • すべてのコネクティビティ、デバイスの使用状況、コストを統合的に表示する、シンプルな管理・請求機能
    • コネクティビティ管理とデバイス管理の画面を切り替え
  • コネクティビティ・サービスを活用することで、制御プレーンとデータプレーン向けにデータ・トラフィックを最適化
  • 共通のプラットフォーム抽象化により、さまざまなハイブリッド環境での実装に対応
Arm Pelion IoT Platformが提供するコネクティビティ管理、デバイス管理、データ管理の各機能についての特長は以下の通りです。

コネクティビティ管理機能
  • IoTデバイスの実装場所に関わらず、ライフサイクル全体にわたってデバイスの接続と管理を実現
  • エンタープライズ、機器メーカー、システムインテグレータ、その他パートナーに向けて、単一のモビリティ契約でコスト効果に優れたフルマネージドのサービスとサポートをグローバルに提供
  • eSIMオーケストレーション機能により、セルラー、LoRa、衛星コネクティビティのプロトコルを通じ、600以上のプロバイダー・ネットワーク上で、デバイスのオンボーディングを容易に実現
  • 既存のインフラストラクチャやシステムのオーバーレイを使用した、初期設定不要のコネクティビティ管理機能
  • 単一インターフェイスによる、コネクティビティ管理、請求、コネクティビティ分析機能の提供

デバイス管理機能
  • 多種多様なIoTデバイスを効率的・柔軟に管理し、デバイス認証によって信頼関係を確立してセキュリティを管理、フィールド内でデバイスをアップデート
  • 制約が非常に厳しいデバイスから、制約のあるデバイス、制約が比較的緩やかなメインストリームのデバイス、制約が緩やかな高機能ノード/ゲートウェイ装置にいたるまで、あらゆる種類のデバイスを対象に、デバイスの多様性をサポートし、複雑性を解消
  • オンプレミス、パブリック、プライベートのクラウド環境とハイブリッド環境を対象とした、柔軟な実装オプション
  • セキュアなオンボーディング、プロビジョニング、OTAアップデート、ライフサイクル管理、クラス最高のセキュリティ機能により、デバイスの脆弱性を軽減 
    • 高信頼性のTLSセキュリティ通信により、デバイスとデータの信頼性を確保
    • ArmのPlatform Security Architecture(PSA)(*4)との連携により、デバイス・データ間のフローと製品ライフサイクル全体を通じ、セキュリティを実現
*4) https://developer.arm.com/products/architecture/security-architectures/platform-security-architecture

データ管理機能
  • 包括的なデータ・パイプラインを通じ、あらゆるソースからのデータ収集、フォーマットや期間を問わない、IoTデータとエンタープライズ・データの統合、BIツールとの直接的な連携による分析を実現
  • 異種混在のIoTデバイス(制約が非常に厳しいセンサーから高性能のエッジ・ゲートウェイまで)を対象とした、高信頼性データのスキーマレスな取り込み
  • 異なるソース(デバイス、エンタープライズ、サードパーティ)から得られる大量のエンタープライズ・データを統合・保存 
    • 1秒あたり200万件のイベントを処理、1日あたり数十万件のクエリと50兆件のレコードを処理することで、ビジネス上の価値につながる知見を大規模に取得可能
  • ストリーミングデータと保存されたデータの両方に対する暗号化に加え、データの許可とアクセス権のコントロールを通じ、実用的な高信頼性データをセキュアに提供

Pelion IoT Platformがもたらす、ArmのIoT戦略のさらなる進化
Pelion IoT PlatformとArmのIoTデバイスIP(*5)、Kigen(*6)、Mbed OS(*7)、およびPSAの組み合わせにより、デイバス・データ間のあらゆる要素を対象に、複雑性の問題をセキュアに解決する業界唯一のIoTソリューションが実現します。顧客企業にとっては、自社のデバイスをより迅速かつセキュアに実装、接続、アップデートしつつ、高信頼性の有用なIoTデータにより迅速にアクセスするためのテクノロジーが得られます。
*5) https://www.arm.com/products/iot/soc
*6) https://www.arm.com/products/iot/kigen-sim
*7) https://www.arm.com/products/iot/mbed-os

頂上を目指して
Armがエコシステムの一員として、IoTの導入とデバイス・データ間の使用に関する障壁を解消することで、今後は、多数の企業が自社のデータからより短期間で価値を実現できるようになります。Pelion IoT Platformによって、企業は自社のIoTデバイスとデータを管理し、データから知見を得るとともに、こうした知見を活用することで、自社のビジネスと顧客に対して価値を解き放つことができます。

企業各社におけるIoTの導入環境で得られたデータの実際の活用状況については、Forrester Consultingの調査「IoT Data Management Survey(IoTデータ管理調査)」から得られた洞察に基づく、Armの最新ホワイトペーパー「IoT and Data Gold Rush(IoTとデータのゴールドラッシュ)」を以下のリンク先(英語)よりご参照ください。
https://pages.arm.com/forrester-iot-data-management-survey.html

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,250億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。© 1995-2018 Arm Group.
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