日本人の死因第3位、肺炎は侮れない病気です。なかでも「隠れ誤嚥」は肺炎の引き金に。40代から要注意!
『肺炎にならないためののどの鍛え方』この秋好評発売中!
呼吸器内科の専門医の立場から正しい予防策を具体的に指南。肺炎で死なないための新常識が早くも話題です。
就寝中の「隠れ誤嚥」にご用心‼
肺炎は、がん、心臓病に続く日本人の死因第3位となりました。年間およそ13万人が命を落とす深刻な病気です。その9割を占めるのが「誤嚥性肺炎」。本来食道に入るべき飲食物が誤って気道に入ってしまい、雑菌やウィルスなどが肺で炎症を起こすことにより発症します。
この誤嚥性肺炎の予防策は「のどを鍛える」こと。のどは40歳から衰え始めます。ですから、のどが正常に動くようにのどの筋力を鍛えることが基本です。また、誤って気道に入ったものを吐き出すためには呼吸筋を鍛えることも重要です。
そして、さらに忘れてはならないのが「隠れ誤嚥」対策です。誤嚥のタイプには「顕性誤嚥」と「不顕性誤嚥」の2つがあり、前者は自分で誤嚥に気づけるもの、後者は自分で誤嚥に気づかないものを指します。一般的には誤嚥というと前者をイメージする人が多いでしょう。耳鼻科の医師も前者に偏った情報を流しています。ところが、誤嚥性肺炎の7割が実は「不顕性誤嚥(=隠れ誤嚥)」。睡眠中などで意識がない中、気づかぬうちに唾液や胃酸などを誤って繰り返し気道に送り込んでしまうことで肺炎が引き起こされることが圧倒的に多いのです。この「不顕性誤嚥(=隠れ誤嚥)」を予防するには、「寝る直前に飲酒しない」「食後1時間半は横にならない」「1日に4回歯を磨く」「就寝前の口腔ケアを徹底させる」といったことも非常に大切になります。
また、不顕性誤嚥の最大のリスク要因は、「小さな脳梗塞(末梢の血管がつまる小さな脳梗塞)」であることが最近の研究で明らかになりました。これにより、ドーパミンの産生が抑えられ、サブスタンスPという物質が減少して、嚥下機能が低下してしまうのです。老化に伴い衰えるのどを鍛えるだけでなく、動脈硬化を予防する生活習慣も重要になってくるのです。
今すぐ始められる対策の数々をご紹介、
おうちでも楽しく長く続けられるトレーニングの数々です‼
●唾液腺マッサージ
●飲み込みおでこ体操
●あごもち上げ体操
●イィー体操
●シャキア法
●舌出し体操
●のど仏キープ体操
●30秒で3回唾液を飲み込む
●あえいうえお発声、ぱたか発声
●レバーやうなぎで葉酸をとる!
●誤嚥性肺炎にならないのはどっち? etc
■監修者プロフィール
大谷義夫(おおたに・よしお)
池袋大谷クリニック院長。1963年東京都生まれ。1989年群馬大学医学部卒業後、九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、同大学呼吸器内科兼任睡眠制御学講座准教授、米国ミシガン大学留学などを経て、2009年11月に池袋大谷クリニック開院。医学博士、日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医。呼吸器内科のスペシャリストとして、メディアへの出演も多い。
著者に『長引くセキはカゼではない』(KADOKAWA)、『マスクつけるだけダイエット』(扶桑社)がある。
■購入リンク
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https://www.amazon.co.jp/dp/4594612016/fusoshaoffici-22
楽天市場
https://books.rakuten.co.jp/rb/15098272/
■新刊概要
『肺炎にならないためののどの鍛え方』
監修者:池袋大谷クリニック院長 大谷義夫
扶桑社より好評発売中
定価:本体900円+税
判型:AB判(257×210mm)
頁数:64p
発行・発売:扶桑社
ISBN978-4-594-61201-6
URL:http://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594612016
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