マイナビとELYZA、大規模言語AIの実証実験に成功、実業務に実装へ
国産モデルを活用し一部業務において平均30%の業務効率化を実現
なお、今回の成果は、ELYZAが独自に開発する国産の大規模言語モデル「ELYZA Brain」を活用し、体験設計までを一気通貫して支援した結果、得られた成果となります。
※1 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000047565.html
成果詳細、今後の期待
・『マイナビバイト』の求人原稿の新規作成・書き換えに言語AIを活用
・現場検証の結果、一部の原稿作成業務において、平均30%の業務効率化の実現に成功し、月間で約500〜700時間の原稿作成工数の削減を想定・
・言語AI導入により、原稿作成の一部が業務効率化され、生みだされた時間によって、これまで以上に人が原稿品質の向上や均質化に掛けられる時間を創出し、採用情報の充実化が可能になる見込み
・原稿作成速度向上により、申し込みから掲載までの期間短縮につながり、求職者とのマッチング機会損失の低減にも期待
独自の国産大規模言語モデル(LLM)を活用し、実務活用に足る言語AIを構築
実証実験に利用した大規模言語AI「ELYZA Brain」は数少ない日本語特化の国産大規模言語モデル(LLM)です。精度・コスト・利用体験(出力スピード等)・セキュリティのバランスを鑑み、今回の『マイナビバイト』の要件においては国産LLMの利用が望ましいと考えました。
ELYZAはクライアント企業様の状況や要望を総合的に鑑みて、いち早く・高品質に・コスパよくDXを実現できることを第一義に据え、最適なモデル選択・学習プロセス・実装プロセス・改善プロセスを一貫して実現しています。
大手企業での豊富な成果実績を持つELYZAが考える、言語AI活用の要諦とは
単純なプロンプトエンジニアリングだけでは、専門性が高く高度な業務の代替、DX化は実現できません。LLMはあくまで1要素でしかなく、AI処理フロー・システム・ユーザー体験の設計も含めた総合企画があって初めて有益な活用が可能になります。この企画を、現場を巻き込みながらスピーディに行い、検証を回していくことが肝要です。
ELYZAは、要件から落としたデータ整理、初期・追加学習、AI処理フロー設計、UI/UX設計まで一気通貫して技術者をつけて伴走することで、言語AIを真に社会実装する会社をサポートしています。
株式会社マイナビ 執行役員 デジタルテクノロジー戦略本部 本部長 坂本一弘様 コメント
今回、共同で実施した実証実験から得られた結果は、既存の業務プロセスを大きく変えるものであり、DXの大きな成功事例かと思います。この間の失敗も含めた経験は、新たな技術への適用にも活かせ、よりアップデートされたイノベーションへの礎でもあります。
一方で、大きな成果であるとともに、より高いレベルに到達するための一つの通過点でもあると考えます。昨今ChatGPTの登場により、今後想像できないスピードでAIがあらゆる業務に適用されていくと確信しています。
マイナビは本結果を活かし、あらゆるシーンでAIを利用することでサービスの品質向上、イノベーションを実現し、より高いサービス体験価値を提供していけるよう努めてまいります。
ELYZAの展望
2028年における業務のあり方から逆算して構想を描く場合、最先端の言語AI技術の把握・技術選定は最重要です。2022年末より世の中をOpenAI のChatGPTが大きく騒がせ、2023年も引き続き先端的なAIがグローバルで多くリリースされることが想定されます。ELYZAは日進月歩でランドスケープが変化する言語AIの領域において、最先端技術の動向をいち早くキャッチし、自社の言語AIと先端的なグローバルモデルを組み合わせた社会実装を進めていきたいと考えています。
株式会社ELYZAは、「未踏の領域で、あたりまえを創る」という理念のもと、日本語の大規模言語AIに焦点を当てて企業との共同研究やクラウドサービスの開発を行なっております。「まとめる、書く、読む、話す」といったこれまで難しいとされていた自然言語処理を実用化し、ホワイトカラー業務のDX(※2)を推進して参ります。
※2 ホワイトカラー業務のDXとは、単純作業だけでなく、人間が言葉を使って行う高度な知能・知識・経験を伴う業務をデジタル化し変革する取り組みです。
<会社概要>
社名 :株式会社ELYZA
所在地 :〒113-0033 東京都文京区本郷3-15-9 SWTビル 6F
代表者 :代表取締役 曽根岡侑也
設立 :2018年9月
URL :https://elyza.ai/
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