保育・教育・療育施設向け組織・人材育成クラウド『KatagrMa -カタグルマ-』 正式ローンチから3年8ヶ月で利用ユーザー数500施設を突破



株式会社カタグルマ(本社:東京都千代田区、代表取締役:大嶽 広展、以下当社)は、提供する「KatagrMa -カタグルマ-」について、2026年2月開始予定の契約を含めることで、正式ローンチから3年8ヶ月を経て有償導入数が500施設を突破する見込みです。この順調な拡大により、当社は事業の新たな成長フェーズを迎えております。
当社は、「子どもの育ちを支える仕事を子どもの憧れから社会の誇りへ。」をビジョンに、保育・教育・療育業界の施設運営や組織・人材における課題解決を行うバーティカルSaas企業として2021年より事業をスタートいたしました。
そして、2021年6月25日に「KatagrMa(カタグルマ)」(https://katagrma.jp/)のβ版ローンチをし、2021年11月より本格的にマーケティング・セールスを開始、その後順調にユーザーを増やし、2026年2月には「人財育成」正式ローンチから3年8ヶ月、「人事評価」正式ローンチから2年8ヶ月で有償導入数500施設を突破しますので、お知らせいたします。
◆保育・療育業界を取り巻く背景
過去10年、女性の就業率向上などを背景に保育・療育ニーズは急増し、それに伴って施設数も拡大しました。一方で、その結果として
・慢性的な人材不足
・サービス品質のばらつき
・子どもの事故や保育者による虐待などの深刻な業界課題
が顕在化しています。さらに、出生数の減少により一部地域では需給バランスが逆転し、「選ばれる施設づくり」や「職員の定着・育成」が経営の最重要テーマとなっています。
保育・療育施設は人件費率が売上高の70%を超えるケースも少なくない超労働集約型の産業構造であること、また保護者が施設を選ぶ理由の上位に「保育者の質」が挙げられることからも、人材の質=サービスの質となっています。しかしながら現場では「管理者の属人的・アナログなマネジメント」や「評価・育成の仕組み不足」といった課題が山積しており、組織のブラックボックス化によって、サービスの質を高めるためのマネジメント変革が困難な状況にあります。

〇KatagrMa人財育成
職員1人ひとりの
・個人面談履歴
・職員自己評価
・個人目標・行動計画
・研修履歴・キャリアアップ研修履歴
などをクラウド上で一元管理し、自動で相互連携することで、
・管理者のマネジメント業務負荷の削減
・職員の離職予防・定着支援
・本部と各園の情報共有・マネジメントの見える化
を実現するバーティカルSaaSです。

〇KatagrMa人事評価
人事評価業務に特化し、評価の準備〜面談〜査定・報酬決定までのプロセスを一気通貫で支援します。
・職務評価 / 能力評価 / 目標評価 / 360度評価(同僚評価)などを自由に組み合わせ可能
・評価実施〜集計〜査定の一連の流れをシステム上で完結
・KatagrMa 人財育成とのID・データ連携にも対応
これにより、紙・Excel中心だった評価運用から脱却し、公平性と納得感の高い評価の仕組みづくりを支援します。
◆500施設到達見込みの背景:現場からの主な評価ポイント
当社には、導入施設から日々多くのフィードバックが寄せられています。その中から、今回の500施設到達見込みの背景となっている代表的な声を抜粋してご紹介します。
〇個人面談・1on1が「離職防止」と「育成」の武器になった
「年1〜2回の面談では不平不満を聞くだけで終わってしまうことも多かったのですが、
KatagrMaの事前シートを使うことで、職員の目標や強みを踏まえた建設的な対話ができるようになりました。毎月1on1を続けた結果、この1年は引っ越しなどやむを得ない理由以外の退職が出ていません。」
「個人面談フォームで、これまで口では言いづらかったことも書いてもらえるようになり、
早い段階で『辞めようか迷っている』職員のサインに気づくことができました。
手遅れになる前にフォローできたことで、退職を防げたケースもあります。」
〇会議・研修・評価・事業計画の「ペーパーレス&一元管理」による業務効率化
「これまで職員会議の議事録や研修報告は紙でファイリングしており、監査前には書類探しと準備に追われていましたが、今はカタグルマの画面を見せるだけで監査対応が完了し、準備時間が大幅に削減されました。」
「職員会議の事前アジェンダをKatagrMaで共有し、会議中にそのまま議事録を入力できるようになったことで、1時間かかっていた会議が30分で終わるようになりました。その分、本当に話し合うべきテーマに時間を割けています。」
「保護者アンケートの集計を毎年手作業で行っていましたが、KatagrMaに移行してからは、配布〜回収〜集計〜レポート出力までをワンクリックで完結できるようになり、保護者からの率直な意見も増えました。」
〇本部⇔園長⇔職員の「見える化」でマネジメントが変わった
「職員情報や面談・自己評価・研修の履歴がカタグルマに集約されたことで、『この職員の情報はどこにあったっけ?』と探す時間がほぼゼロになりました。本部としても、各園の状況や次期リーダー候補が見えやすくなっています。」
「以前は園長一人が職員の悩みを抱え込みがちでしたが、個人面談や自己評価のアウトプットを本部でも見られるようになったことで、本部から園長へ早く声をかけられるようになり、離職防止につながっています。」
〇職員エンゲージメントと組織文化の変化
「自己評価や個人目標を通じて、自分の課題や成長に向き合う機会が増えたことで、以前は愚痴や不満が多かった職員間の会話が、『どう解決していくか』を話し合う建設的な対話に変わってきたと感じています。」
「個人目標機能を使い始めてから、パート職員の中からも『キャリアアップしたい』という声が上がり、新しいポジションや研修機会を用意するきっかけになりました。職員の“この園で働き続ける理由”を一緒に作っていけるツールだと感じています。」
◆今後の展望
現在展開中の「KatagrMa人財育成」「KatagrMa人事評価」のさらなるユーザー数拡大とともに、対象業界における採用、人事労務、離職防止・人材定着、健康管理、人員配置・人員計画、ワークエンゲージメントなど、HRバリューチェーン上の未開拓領域における課題解決に向け、プロダクトおよびソリューション開発を加速させてまいります。
その一環として、12月15日には、保育・教育・療育施設における「人員配置の検討」を支援する新プロダクト(β版)のリリースを予定しています。
本プロダクトは、職員の意向や資格要件、園児数などの複雑な変数を考慮し、年度途中の退職・産休等が発生しても“その場しのぎではない、最適な配置検討”を可能にするものです。
※詳細は、12月15日配信予定の専用プレスリリースにてご案内いたします。
併せて、今後は既存の保育園、認定こども園、幼稚園、学童保育、放課後等デイサービス、児童発達支援事業所に加え、今後は児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設などの児童福祉分野、障がい者グループホーム、就労継続支援事業所などの障がい福祉分野、さらには小学校、中学校、高校などの学校領域へと展開を進めてまいります。
これら「未来を担う子どもたちの育ち」に関わる領域全体へサービスを広げることで、業界横断的な「総合HRプラットフォーム」の構築を目指します。働く人々の成長支援と環境イノベーションを通じ、サービスの質向上と子どもたちの環境改善に貢献してまいります。
◆会社概要
会社名:株式会社カタグルマ
事業内容:保育・教育関連業界のSaas企画・開発・販売
所在地:東京都千代田区神田岩本町4番地9 トゥルム神田4階
※2025年1月より移転
代表者名:大嶽広展
従業員数:29名(業務委託・アルバイト含む)
資本金:3,500万円(資本準備金含む)
URL: https://katagrma.jp/
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