6作品が『ウッドデザイン賞2022』を受賞　8年連続となる累計32点の受賞

「『ＷｏＷｏｏＤ™』木への『ときめき』で幸せを感じ、暮らしに彩りを添える空間提案～人と木と、ときめきをもっと。～」ほか

ナイス株式会社

2022年10月13日 12時02分

　ナイス株式会社（本社：神奈川県横浜市、社長：杉田理之）及びグループ会社である菊池建設株式会社（本社：神奈川県横浜市、社長：松本敏）は、(一社)日本ウッドデザイン協会（本社：東京都港区、会長：隈研吾）が主催する『ウッドデザイン賞2022』について、「『ＷｏＷｏｏＤ™』木への『ときめき』で幸せを感じ、暮らしに彩りを添える空間提案～人と木と、ときめきをもっと。～」「国産材プレミアムパッケージ」「洋光台南第一住宅集会所・管理事務所」「禅坊靖寧」「ＳＷＯＯＤＢＥＡＭＭＯＲＥ」「鈴木土建株式会社本社社屋」の全6作品が受賞いたしました。

　ウッドデザイン賞は、木の良さや価値をデザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。8回目の開催となる今回は、330点の応募作品の中から188点の受賞作品が決定しました。今後、受賞作品を対象に最終審査が実施され、最優秀賞（農林水産大臣賞、経済産業大臣賞など）5点、優秀賞（林野庁長官賞）数点、奨励賞（審査委員長賞）数点が11月9日（水）に発表される予定です。

　ナイスグループとしては、今回の受賞により、第1回『ウッドデザイン賞2015』における「住まいの耐震博覧会」の受賞から8年連続となる累計32点（うち林野庁長官賞受賞4点）の受賞となります。

『ウッドデザイン賞2022』　ナイス株式会社　受賞作品

WoWooD 木への「ときめき」で幸せを感じ、暮らしに彩りを添える空間提案～人と木と、ときめきをもっと。～【受賞部門：ハートフル】

　「ＷｏＷｏｏＤ™」とは、「Ｗｏｗ（ときめき）」＋「Ｗｏｏｄ（木）」の造語で、木をもっと身近なものにしていきたいとの想いから生まれた、ナイスグループの新たな木質空間コンセプトです。自然由来である木ならではの効能とデザイン性がもたらす、やすらぎ・ときめきで暮らしに彩りを添え、幸せを感じる空間を提案いたします。

　具体的には、ナイス㈱創立70周年記念企画として実施した本社ビル木質化　リノベーションをはじめ、ナイス㈱注文住宅事業部による住宅展示場のモデルハウス、ナイス㈱リフォーム事業部によるマンション内装木質化リノベーションなど、社員を含めたあらゆるステークホルダーに向け、木質化事業チャネルを展開しています。

木に魅せられ幸せを感じ、思わず「Ｗｏｗ」と口にしたくなるような「ひとときのときめきと、『彩りある未来』」の実現に向けて、木質化パッケージや木育活動、他業種との協業等、更なる「木へのときめき」を提案できる仕組みを構築してまいります。

ロゴ

マンション共用部リノベーション

本社ビルリノベーション

ｔｖｋハウジングプラザ横浜モデルハウス

マンション専有部リノベーション

国産材プレミアムパッケージ　【受賞部門：ソーシャル】

　国産材の安定した品質・価格・供給を実現する「国産材プレミアムパッケージ」は、ウッドショックによる材料の調達不安や価格の不安定さを背景に、工務店様や住宅会社様が安心して家づくりに専念できるよう構築されたものです。木造軸組住宅の部位別使用割合の中で、横架材は最も使用割合が大きい　　一方で、国産材比率が低いとされています。その横架材にも、スギ平角が使用できることを実証し、国産材比率を高めていることが特長で、躯体材や断熱材、内外装材まで家1棟分の木材を国産材でコーディネートします

　全国に木材流通拠点を展開するナイスグループが、70余年の歴史の中で培ってきた全国の製材業者様とのネットワークを生かし、工務店様や住宅会社様、販売店様ごとに年単位で決めた棟数の木材の供給、合意した期間の材料価格の取り決めを可能としています。

禅坊靖寧　【受賞部門：ハートフル】

株式会社パソナグループ様、株式会社坂茂建築設計様、前田建設工業株式会社様との共同応募

　「空中で座禅を組む」という新しい体験をテーマに、四季折々の景色、澄んだ空気、雄大な緑、夜空に輝く星を堪能できる座禅リトリート＆レストランです。ナイスグループは、同施設に「ＧｙｗｏｏｄⓇ」や「ＯｂｉＲＥＤⓇ」等のオリジナル木製品を納材しており、木をふんだんに使用した施設となっています。心身の癒しを求める全ての人を対象に、座禅やヨガのマインドフルネス体験、淡路島産食材を用いた身体に優しく健康的な料理を提供することで、人々が心身ともに健康で心豊かな生活を送ることができる社会の実現を目指しています。

洋光台南第一住宅集会所・管理事務所　【受賞部門：ハートフル】

株式会社スタジオ・クハラ・ヤギ様、洋光台南第一住宅管理組合様との共同応募

　横浜市にある団地（築50年・全699戸）の管理事務所棟を解体し、木造にて建て替えを実施いたしました。ＲＣ造の住棟が建ち並ぶ団地の風景の中で、独特な形状である木造の小さな連続折れ屋根が、住民に寄り添う心地良いスケールの集まり場を作り出しています。団地のシンボルとして住民から愛され、人々のコミュニケーションやＷｅｌｌ—ｂｅｉｎｇに寄与する「木の力」を最大限に引き出すべく、独創的な外観や、特徴のある平面計画を展開しました。完成から1年4カ月が経過しますが、コロナ禍でも本施設がハブとなり、住民同士交流が活性化し、幅広い世代から愛され、支持されています

ＳＷＯＯＤＢＥＡＭＭＯＲＥ　【受賞部門：ライフスタイル】　

ナイスプレカット株式会社、日鉄建材株式会社様との共同応募

　「ＳＷＯＯＤＢＥＡＭＭＯＲＥ」は、木材と角形鋼管を組み合わせた非住宅用の構造梁で、角形鋼管の上に木材を配した構造です。特に斜線や高さの制限が多い都市部では、ホテルや老健施設において、2階建てや3階建ての施設の一部に10メートル前後のスパンが必要となります。そのような箇所に同技術を使用することで、今まで鉄骨造でしか対応できなかった建物の木造化が可能となります。全体階高を抑えつつ、コストメリットを出すことができるため、都市部も含めた全国に、木材を使用した中大規模建築物を普及・促進することができます。

『ウッドデザイン賞2022』　菊池建設株式会社　受賞作品

鈴木土建株式会社本社社屋（菊池建設）　【受賞部門：ハートフル】

鈴木土建株式会社様との共同応募

　千葉県大網白里市の鈴木土建株式会社様の木造事務所について、構造材、内装仕上げ材にヒノキ無垢材をふんだんに使用し、木の香り溢れるオフィス空間を実現しました。地域住民から親しみを持ってもらえるような木質感溢れる建築物となっています。また、従業員にとっても、ヒノキの芳香による集中力の高まりや衛生健康面の向上が図られているほか、無垢材ならではの色つやの経年変化を体感することで、社屋への愛着と親しみを持てるような建築物となっています。