LINE活用による障がい者の職場定着支援サービス「SocialRetain」を提供開始
週次パルスサーベイと専門員によるチャットサポートで、障がいのある従業員の変化を早期に捉え、職場への定着をサポート
「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの特例子会社である株式会社綜合キャリアトラスト(以下綜合キャリアトラスト、本社:東京都新宿区、代表取締役:伊藤努)は、株式会社ブレイン・ラボ(以下ブレイン・ラボ、本社:東京都港区、代表取締役社長:中江典博)が提供する人材特化型LINE公式アカウント拡張ツール「マイリク」の仕組みと、綜合キャリアトラストの障がい者雇用支援のノウハウをかけ合わせた障がい者の職場定着支援サービス「SocialRetain(ソーシャルリテイン)」の提供を開始しました。
「マイリク」のパルスサーベイ機能をベースに、障がいのある従業員のコンディションやモチベーションの変化を可視化。さらに、障がい者支援の経験を持つ専門員によるチャットサポートを組み合わせることで、離職リスクの兆候を早期に把握。データと人的支援の両面から、本人と企業の双方を支援します。

開発の背景1:障がい者雇用における「変化の兆し」を捉える重要性
障がい者雇用においては、採用後の定着支援が重要なテーマとなっています。障害者職業総合センターの調査では、一般企業への就職後1年時点の定着率は、身体障害者60.8%、知的障害者68.0%、精神障害者49.3%、発達障害者71.5%とされており、特に精神障害のある方の職場定着には継続的な支援が求められています(*)。
一方で、職場で本人が体調不安や業務負荷、人間関係の悩みを抱えていても、相談することへの遠慮や、人事評価・相談内容の取り扱いに対する不安といった心理的なハードルから、本音を伝えにくいケースがあります。また、生活リズムや業務負荷などの小さな変化が、就業コンディションに影響する場合もあります。
そのため、本人や周囲が見落としがちな変化の兆しを早期に捉え、問題が顕在化する前に適切な支援につなげる仕組みが求められています。
*障害者職業総合センター「調査研究報告書No.137 障害者の就業状況等に関する調査研究」
開発の背景2:対面支援とは異なるLINE活用の有効性
こうした背景から、綜合キャリアトラストでは、問題が顕在化する前に状況を察知して対応する支援の在り方を模索。人材特化型LINE公式アカウント拡張ツール「マイリク」との出会いにより、継続的かつ定量的に従業員のコンディションを可視化する方法に可能性を感じ、まずは自社の障がい者雇用において運用を開始しました。
自社では、週次のパルスサーベイに睡眠状況などの独自項目を追加し、チャットサポートを組み合わせて運用。その結果、従来の見守りや業務日報だけでは把握しづらかった体調変化、人間関係の不安、仕事上の悩みなどを早期に捉えやすくなり、問題が顕在化する前の声がけや面談につなげることができました。
綜合キャリアトラストでは、精神・発達障がいのある社員が87.6%を占める中、入社3年後の定着率 80%を維持してきました。その現場で蓄積してきた人的な定着支援ノウハウと、「マイリク」のデータによる可視化をかけ合わせることにより、変化の兆しを早期に捉える手応えを得ました。この取組みをもとに、企業向けの障がい者定着支援サービスとして開発したのが「SocialRetain」です。
綜合キャリアトラストの「マイリク」導入事例はこちら

「SocialRetain」の主な特徴:「データ」と「人」の両面から、離職を未然に防ぐ
「SocialRetain」は、こうした変化の兆しを、LINE公式アカウントを活用したサーベイと専門員による伴走支援によって可視化し、早期対応につなげるサービスです。障がいのある従業員には、困ったときに相談できる安心感を、企業には、採用後の定着課題を早期に把握し、適切な対応につなげる仕組みを提供します。
1. 週次パルスサーベイで、状態変化を継続的に可視化
障がいのある従業員に対して、週1回のパルスサーベイを実施します。体調、疲労感、業務への適応感、達成感、ストレス、職場環境などの変化を継続的に可視化することで、本人や周囲が見落としがちな小さな兆候を捉えやすくなります。
2. 障がい者雇用に合わせた設問・スコアリングで、離職リスクを早期に把握
障がい者雇用において本人の心身のコンディションに影響する要素を整理し、設問への回答を独自ロジックでスコア化。属人的な判断に偏らず、一貫した基準で状態変化を把握することが可能です。
3. LINEを活用した専門員フォローで、相談しやすい支援導線を提供
PCやメールを日常的に使用しない職種・現場でも利用しやすいよう、LINEを活用。社外の専門員に非対面のテキストコミュニケーションで相談できる導線を設けることで、相談の心理的ハードルを下げ、本人の小さな違和感や不安を拾いやすくします。専門員のチャットサポートで本人の不安や悩みを整理し、必要に応じて企業との状況共有や対応検討につなげます。データの可視化にとどまらず、本人の声を受け止め、必要な支援につなげる点が「SocialRetain」の特徴です。
なお、オプションとして、企業担当者向けチャットサポート、当事者向けオンライン面談、他己評価にも対応します。
*LINEは、LINEヤフー株式会社の商標または登録商標です。
代表者メッセージ
ブレイン・ラボ 代表取締役社長 中江典博
私たちは、人材業界を中心にしたテクノロジーサービスの提供を通じて、働く人と企業のより良い関係づくりを支援してまいりました。このたび、綜合キャリアトラスト様が長年培ってこられた障がい者雇用の専門性と、当社の「マイリク」の人材定着支援の仕組みを組み合わせ、「SocialRetain」として提供を開始するにあたり、障がいのある方々が安心して働き続け、それぞれの力を発揮できる職場づくりに貢献し、企業における障がい者雇用のさらなる推進を支援してまいります。
*本件に関するブレイン・ラボ プレスリリース
綜合キャリアトラスト 代表取締役 伊藤努
私たちは、障がいのある方々が「事業を支える人材」として安定して力を発揮できる社会の実現をめざし、障がい者雇用に取り組んでまいりました。一方で、一人ひとりが持てる力を発揮し続けるためには、本人が安心して働ける環境が整っていることが欠かせません。私たちは、障がい者雇用の現場に向き合う中で、日々の小さな変化を早期に捉え、適切な支援につなげることの重要性を実感してきました。このたび、ブレイン・ラボ様のご協力のもと、「マイリク」の仕組みを活かし、当社が培ってきた企業と障がいのある従業員の双方を支えるノウハウをかけ合わせ、「SocialRetain」が生まれました。障がいのある方々が安心して働き続け、組織の中で力を発揮できる職場づくりを、一社でも多くの企業様とともに実現してまいります。
<本事業に関する問合せ先・支援依頼のご相談>
綜合キャリアトラスト SocialRetain担当:中西
お問合せフォームはこちら
Tel: 03-6837-4517
Mail: info@socat.jp
会社概要

綜合キャリアトラストは、キャムコムグループの特例子会社として、障がいのある社員とともにグループ内外の企業から多様な業務を受託しています。そのノウハウをもとに、障がい者雇用支援・コンサルティングサービスや障がい者就労移行支援事業を展開しています。また、保育所「ofuIKU」も運営しています。
本社: 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 新宿センタービル41階
代表者: 伊藤努
設立: 2012年2月
資本金: 5,000万円
事業内容:障害者雇用に関わる有料職業紹介事業・コンサルティング事業、就労移行支援事業、
特例子会社設立支援

「働く」に関する社会課題をビジネスで解決する会社として、HRテックをはじめ、人材紹介・製造派遣・外国人雇用支援・事務アウトソーシングなど多様なサービスを展開しています。
代表者: 創業者 神保紀秀
創業: 2001年8⽉
売上⾼: 1,288 億円
資本⾦: 6.4 億円
従業員数:2,817 名(派遣スタッフ除く)
拠点数: 143 拠点
*2026 年3 月31 日現在(グループ合計)
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