ゴア、MEMSマイクロフォン製造工程で歩留まりを向上する先進的なゴア® MEMSプロテクティブベントを発表
製造工程の過酷な環境からマイクロフォンを保護
日本ゴア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ピート・クビッツネ)は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)マイクロフォンの製造工程で過酷な環境から製品を保護し、歩留まりを最大限に向上するゴア® MEMSプロテクティブベント(https://www.gore.co.jp/news-events/news/gore-mems-protective-vents-style-100-200)の2つの新製品、プリント基板実装向け「Style 100」とマイクロフォン・メーカー向け「Style 200」を発表しました。
携帯電話、カメラなどの電子機器のプリント基板(PCB)の実装工程で発生するMEMSマイクロフォンの不良が技術的課題となっています。はんだリフロー工程中の超高温による圧力上昇、微粒子による汚染、はんだ液の飛沫などがMEMSマイクロフォンに損傷を与える可能性があり、これにより、音響性能の低下、大幅な歩留まり損失、製造コストの上昇が発生します。
ゴア® MEMSプロテクティブベント担当グローバル・プロダクト・マネージャーであるマイク・ジェイコブズは「汚染物質の侵入防止のために、現在多くのメーカーが製造工程で無孔テープを使用してマイクロフォンの音孔をカバーしています」と述べ、さらに「この方法は汚染防止には極めて有効ですが、残念なことに、マイクロフォンが圧力上昇による損傷の影響を受けやすくなるほか、製造工程での音響性能試験の実施を困難にします」と語っています。
パートナーとともに開発
ゴアの設計・エンジニアリングチームは、こうした課題に対するユニークなソリューションとして、新しいゴア® MEMSプロテクティブベントを発表しました。微粒子による汚染と圧力上昇を防止する厳格な試験を経た実証済みの性能を提供し、製造工程での音響性能試験を可能にするほか、自動供給、実装工程へのシームレスな統合を実現します。
ゴアがOEM企業、マイクロフォン・メーカー、契約メーカーと直接協力し、すでに1億個以上を製造しているゴア® MEMSプロテクティブベントは、量産時の高速実装で発生する非常に大きな負荷に耐えるよう設計されています。また「Style 200」は、最大280℃で40秒間の複数リフロー・サイクルにも対応します。
ゴア® MEMSプロテクティブベント担当グローバル・プロダクト・マネージャーであるマイク・ジェイコブズは「MEMSマイクロフォンが量産組み立ての工程で晒される環境は多くの場合、外界よりもはるかに過酷です」と述べ、さらに「わずかな微粒子や圧力差でさえも、MEMSマイクロフォンに対する修復不能な損傷や音響性能の大幅な低下をもたらす可能性があります」と語っています。
内側と外側からMEMSマイクロフォンを保護
ゴア® MEMSプロテクティブベントは微粒子に対する信頼性の高い保護を提供すると同時に、通気性の高いePTFEメンブレンによってマイクロフォン音孔の通気を可能にし、マイクロフォンの性能に影響を与える圧力上昇を抑制します。
プリント基板実装向けとマイクロフォン・メーカー向け、それぞれのニーズに応える「Style 100」と「Style 200」の2種類の製品を用意しています。
プリント基板実装向け「Style 100」:リフロー工程の前段で、トップポート・マイクロフォンの音孔、あるいはボトムポート・マイクロフォンの反対側の基板上に組み付けます。テープ&リールで提供され、高速SMTピック&プレース機器によるシームレスな組み付けが可能です。
マイクロフォン・メーカー向け「Style 200」:マイクロフォンのパッケージング工程でのMEMSマイクロフォン内部への組み付けが可能で、プリント基板実装工程中に特別な対策を行わなくても微粒子の侵入を防ぐことができます。部品はウェハ・フォーマットでデジタルマッピングされ、高速ダイアタッチ装置とも互換性があります。
ゴア® ポータブルエレクトロニックベントの詳細については、https://www.gore.co.jp/products/categories/venting?view=portable-electronic-ventsをご覧ください。紹介ビデオ(英語)はhttps://www.youtube.com/watch?v=qzPwLTTxpC0&feature=youtu.be でご覧いただけます。
このプレスリリースは、日本ゴアのウェブサイトhttps://www.gore.co.jp/news-events/press-release/gore-introduces-latest-advancement-in-improving-yields-through-the-mems-microphone-manufacturing-process でもご覧いただけます。
ゴアは、業界に変革をもたらすことで人々の生活の向上に全力を尽くしている、技術主導型の企業です。1958年の創業以来、私たちは要求レベルの高い環境における複雑な技術的課題を解決する企業として、その評判を築いてきました。― GORE-TEX® ファブリクスでアウターウエア業界に革命を起こしたのをはじめ、生活を改善し命を救う医療機器の開発、また航空宇宙、医薬品、モバイルエレクトロニクス、その他多くの分野で新たなレベルのパフォーマンスの実現に寄与してきました。またゴアは、チームワークを大切にする企業文化を持つことで知られており、意識調査機関Great Place to Work® Instituteから世界的な評価を得ています。デラウェア州ニューアークに本社を置き、9500人のアソシエートを擁し、年間35億ドルの売上を上げています。詳細は 、www.gore.com をご参照ください。
*日本ゴア株式会社は W. L. Gore & Associates(ゴア)の一員です。
パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン
ゴアは航空宇宙、自動車、製薬、モバイルエレクトロニクス、石油・ガス、その他さまざまな用途や産業向けに、複雑な製品やプロセスの課題を解決するための製品とテクノロジーを開発しています。ゴアは世界のさまざまな業界のリーディングカンパニーとの緊密なコラボレーションを通じて、要求が厳しい多種多様な環境下で、お客さまがより安全に、よりクリーンに、生産性・信頼性・耐久性・効率性の高い製品やプロセスを設計できるよう支援しています。
GORE, ゴア, GORE-TEXはW. L. Gore & Associatesの商標です。その他の商標に関する権利は、各権利者に帰属します。
<本件に関するお問い合わせ先>
日本ゴア株式会社 パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン 北原 亜紀子
TEL:03-6746-2570
E-mail:akitahar@wlgore.com
ゴア® MEMSプロテクティブベント担当グローバル・プロダクト・マネージャーであるマイク・ジェイコブズは「汚染物質の侵入防止のために、現在多くのメーカーが製造工程で無孔テープを使用してマイクロフォンの音孔をカバーしています」と述べ、さらに「この方法は汚染防止には極めて有効ですが、残念なことに、マイクロフォンが圧力上昇による損傷の影響を受けやすくなるほか、製造工程での音響性能試験の実施を困難にします」と語っています。
パートナーとともに開発
ゴアの設計・エンジニアリングチームは、こうした課題に対するユニークなソリューションとして、新しいゴア® MEMSプロテクティブベントを発表しました。微粒子による汚染と圧力上昇を防止する厳格な試験を経た実証済みの性能を提供し、製造工程での音響性能試験を可能にするほか、自動供給、実装工程へのシームレスな統合を実現します。
ゴアがOEM企業、マイクロフォン・メーカー、契約メーカーと直接協力し、すでに1億個以上を製造しているゴア® MEMSプロテクティブベントは、量産時の高速実装で発生する非常に大きな負荷に耐えるよう設計されています。また「Style 200」は、最大280℃で40秒間の複数リフロー・サイクルにも対応します。
ゴア® MEMSプロテクティブベント担当グローバル・プロダクト・マネージャーであるマイク・ジェイコブズは「MEMSマイクロフォンが量産組み立ての工程で晒される環境は多くの場合、外界よりもはるかに過酷です」と述べ、さらに「わずかな微粒子や圧力差でさえも、MEMSマイクロフォンに対する修復不能な損傷や音響性能の大幅な低下をもたらす可能性があります」と語っています。
内側と外側からMEMSマイクロフォンを保護
ゴア® MEMSプロテクティブベントは微粒子に対する信頼性の高い保護を提供すると同時に、通気性の高いePTFEメンブレンによってマイクロフォン音孔の通気を可能にし、マイクロフォンの性能に影響を与える圧力上昇を抑制します。
プリント基板実装向けとマイクロフォン・メーカー向け、それぞれのニーズに応える「Style 100」と「Style 200」の2種類の製品を用意しています。
プリント基板実装向け「Style 100」:リフロー工程の前段で、トップポート・マイクロフォンの音孔、あるいはボトムポート・マイクロフォンの反対側の基板上に組み付けます。テープ&リールで提供され、高速SMTピック&プレース機器によるシームレスな組み付けが可能です。
マイクロフォン・メーカー向け「Style 200」:マイクロフォンのパッケージング工程でのMEMSマイクロフォン内部への組み付けが可能で、プリント基板実装工程中に特別な対策を行わなくても微粒子の侵入を防ぐことができます。部品はウェハ・フォーマットでデジタルマッピングされ、高速ダイアタッチ装置とも互換性があります。
ゴア® ポータブルエレクトロニックベントの詳細については、https://www.gore.co.jp/products/categories/venting?view=portable-electronic-ventsをご覧ください。紹介ビデオ(英語)はhttps://www.youtube.com/watch?v=qzPwLTTxpC0&feature=youtu.be でご覧いただけます。
このプレスリリースは、日本ゴアのウェブサイトhttps://www.gore.co.jp/news-events/press-release/gore-introduces-latest-advancement-in-improving-yields-through-the-mems-microphone-manufacturing-process でもご覧いただけます。
W. L. Gore & Associates(ゴア)について
ゴアは、業界に変革をもたらすことで人々の生活の向上に全力を尽くしている、技術主導型の企業です。1958年の創業以来、私たちは要求レベルの高い環境における複雑な技術的課題を解決する企業として、その評判を築いてきました。― GORE-TEX® ファブリクスでアウターウエア業界に革命を起こしたのをはじめ、生活を改善し命を救う医療機器の開発、また航空宇宙、医薬品、モバイルエレクトロニクス、その他多くの分野で新たなレベルのパフォーマンスの実現に寄与してきました。またゴアは、チームワークを大切にする企業文化を持つことで知られており、意識調査機関Great Place to Work® Instituteから世界的な評価を得ています。デラウェア州ニューアークに本社を置き、9500人のアソシエートを擁し、年間35億ドルの売上を上げています。詳細は 、www.gore.com をご参照ください。
*日本ゴア株式会社は W. L. Gore & Associates(ゴア)の一員です。
パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン
ゴアは航空宇宙、自動車、製薬、モバイルエレクトロニクス、石油・ガス、その他さまざまな用途や産業向けに、複雑な製品やプロセスの課題を解決するための製品とテクノロジーを開発しています。ゴアは世界のさまざまな業界のリーディングカンパニーとの緊密なコラボレーションを通じて、要求が厳しい多種多様な環境下で、お客さまがより安全に、よりクリーンに、生産性・信頼性・耐久性・効率性の高い製品やプロセスを設計できるよう支援しています。
GORE, ゴア, GORE-TEXはW. L. Gore & Associatesの商標です。その他の商標に関する権利は、各権利者に帰属します。
<本件に関するお問い合わせ先>
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