廃棄予定のエゴマ葉から抽出された頭皮環境改善効果の高い新規原料を採用
~SDGs貢献と高効果の両立を実現~
美容室向けヘア化粧品メーカーの株式会社ミルボン(本社:東京都中央区 代表取締役社長・佐藤龍二)は、高い頭皮環境改善効果とSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を同時に実現する新規原料を企図し、廃棄予定のエゴマ葉から特殊な方法により抽出された「エゴマ葉エキス」を採用いたしました。このエゴマ葉エキスは「ロスマリン酸」を高濃度で含んでおり、2021年秋以降に発売の頭皮ケア製品に活用していく予定です。
- 【研究の背景】
https://www.milbon.co.jp/files/pdf/news/2021/05/20210520103159_1.pdf
一方で、世界が持続的に発展していくためには、人や環境に配慮した製品開発が必須です。ミルボンでは「サステナビリティ基本方針」に基づき、SDGs達成に向けた原料採用にも積極的に取り組んでいます。
今回ミルボンでは、SDGsへの貢献と高い頭皮環境改善効果の両方を期待できる素原料として、エゴマ葉に着目いたしました。シソ科植物の一つであるエゴマは、エゴマ油(食用油)生産用の種子の収穫過程において、多くの葉が間引かれ廃棄されている現状があります。この廃棄されているエゴマの若葉からロスマリン酸を高濃度で抽出したエゴマ葉エキスを製品原料として活用することが、ミルボンの取り組む「持続可能な資源の利⽤」に資するものと考え、採用に至りました。
なお次のグラフに示す通り、今回採用した新規エゴマ葉エキスはミルボンで製品に活用実績のあるシソ科植物エキス4種と比べて、ロスマリン酸を高濃度で含有することが確認されています。
- 【今後の展望】
ミルボンでは今後も、SDGs達成を目指しながらも高い機能性を持つ原料採用・原料開発を行い、サステナビリティの実現と魅力ある製品開発の両立を目指してまいります。
《用語解説》
* 頭皮常在菌
ヒトの身体に存在している細菌の中で、多くのヒトで共通して確認され、共生しているものを常在菌と呼ぶ。その中でも頭皮に存在しているものを頭皮常在菌と呼ぶ。
- ミルボンについて
ミルボンは2020年度「ポーター賞」を受賞しました。
ミルボンは1960年の創業以来、一貫して美容室・美容師に絞った事業を展開し着実な成長を続けています。こうした成⻑を⽀える事業戦略の独⾃性を評価いただき、第20回「ポーター賞」を受賞いたしました。
<ポーター賞について:https://www.porterprize.org/>
【会社概要】
※2020年12月31日現在
会社名 :株式会社ミルボン https://www.milbon.co.jp/
本社:東京都中央区京橋2丁目2番1号 京橋エドグラン
代表者名 :代表取締役社長 佐藤 龍二
設立:1960(昭和35)年7月
資本金 :20億円
売上高 :357億円
従業員数 :765名(連結975名)
事業内容 :美容室専売品のヘアケア商品やヘアカラー剤などの製造・販売を行う美容室向けヘア化粧品メーカー
株式:東証一部上場(証券コード4919)
事業所 :
■本社 :東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン
■中央研究所 :大阪市都島区善源寺町2-3-35
■工場 :ゆめが丘工場(三重県伊賀市)、タイ工場
■子会社 :
MILBON USA, INC./Milbon Trading(Shanghai)Co., Ltd./Milbon Korea Co., Ltd./MILBON(THAILAND)Co., LTD./MILBON MALAYSIA SDN. BHD./MILBON VIETNAM CO., LTD./MILBON SINGAPORE PTE. LTD./Milbon (Zhejiang) Cosmetics Co., Ltd.
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