2021年度グッドデザイン賞受賞！境界線を作らない器「UYUN」®

洋食器メーカーのニッコー株式会社（本社:石川県白山市、代表取締役社長:三谷明子）は、この度、UYUN（ウユン）シリーズが公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2021年度グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。

料理のジャンルにこだわらず、国内外のレストランに向けて自由な発想で盛り付けられる器のデザインに取り組み開発されたUYUN（ウユン）シリーズは、滑らかなデザイン、難易度の高い形状に対し歪みのない製造技術に加え、原料や環境のしっかりとした管理が評価され受賞となりました。

■ 受賞対象名：UYUN（ウユン）シリーズ
紹介サイト：https://www.g-mark.org/award/describe/51649

■ 審査委員による評価コメント：
滑らかで広がりのある曲面が美しく、製品の制作意図通り料理が美しく映えそうなプレートである。その柔らかなフォルムは独特な白色ともよくマッチしており、盛り付け時の上品な演出が目に浮かぶ。滑らかな盛面は一見製造が簡単そうにも見えるが、逆に逃げが許されない滑らかさが必須である。ヒケを最小限にするハマ形状の工夫もさることながら、タレや歪みについても決して一筋縄ではいかないデザイン。製造技術に加え、原料や環境のしっかりとした管理があってこその製品である。

 

■ 商品概要:

南米ボリビアにある塩の大地、ウユニ塩湖からインスピレーションを得て生まれました。ウユニ塩湖の、天と地の境界がなくなる「天空の鏡」と呼ばれる幻想的な景観をイメージした境界のないひと続きのなめらかなシェイプが特徴です。
2016年に発売以来、海外の星付きレストランや国内の有名レストランでも多数ご採用いただき、また2018年には、世界的な陶磁器の業界誌「テーブルウェア インターナショナル」が主催する『テーブルウェアインターナショナル・アワード ・ オブ・ エクセレンス2018』にてファイナリスト(上位3シリーズ)に選出されました。


■デザインポイント:

・プレート類はリムとディッシュ面を緩やかにつなぎ、境界線をなくすことで、盛り付けの自由度を高めました。
・カップ&ソーサーは、カップを置いたときに一体化して見えるユニークなデザイン。
・カップを持ち上げた時にスプーンが滑り落ちない設計です。
素材：ファインボーンチャイナ ※1

価格（一例）：兼用碗皿 3,817円、30.5cmプレート 5,500円、25cmプレート 3,817円、21.5cmプレート 2,475円、17cmプレート 1,793円（税込）
ニッコー公式オンラインショップ：
https://www.nikko-tabletop.jp/user_data/info_good-design-award-2021.php

※1 独自の製陶技術によって、ボーンアッシュの含有量を約50%にまで高めることができた最高輝度のニッコーファインボーンチャイナは、気品あふれる純白色が最大の特長です。群を抜いた透光性を持つため、陶磁器でありながら、透明感のある仕上がりとなっています。

■ 開発背景:

近年、西洋料理（洋食）や和食など料理のジャンルの境界が曖昧になりつつあります。そのような状況からシェフたちが料理のジャンルにこだわらず、自由な発想で盛り付けられる器を求める傾向が高まっていまし た。その要望に応えたいと検討した結果、基本のフォーマルなリム形状、もしくは丸みのあるクープ形状の二つの要素を融合させ、リム形状とクープ形状をなめらかにつなげていくという発想に辿り着きました。その結果、プレート表面のどの場所でも盛り付けが可能で料理のジャンルにとらわれないシンプルなデザインのUYUNが生まれました。

■グッドデザイン賞とは：
1957年設立のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「G マーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。http://www.g-mark.org/

■ ニッコーについて
ニッコー株式会社は、1908年に創業した陶磁器メーカーです。一流ホテル、一流レストラン、有名百貨店などで多数ご採用いただいております。最高の品質と品位を提供するため、原料加工から最終工程に至るまで、石川県の自社工場で一貫して製造を行なっています。大規模な製造量を誇る洋食器メーカーでは日本で唯一の存在です。現在、陶磁器の他、浄化槽や高級システムバスなどの住設環境機器や、機能性セラミック商品など幅広い商品を開発・製造しています。