セールスフォース・ドットコムConsumer Goods Cloud の提供を開始。店頭施策を変革、現場担当者と小売店の結びつきを強化

世界No.1 CRMをベースに構築されたConsumer Goods Cloudで、最適なタイミングで、適切な店舗、適切な商品陳列をするリテール・エグゼキューションを実現
インテリジェントなCRM機能で、現場担当者の店舗訪問を最大限効果的に 顧客に関するより良い判断、売上増大を実現
株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下:セールスフォース・ドットコム)は本日、業界向けの新製品となる Consumer Goods Cloud を発表しました。この製品は消費財を扱う企業の店頭施策を変革し、収益増やROI最大化の推進を可能にします。消費財商品の95%が実店舗で販売されているため、適切な商品を適なタイミングで適切な店舗に届けることは、消費財を扱う企業が成功するために必要不可欠です(注1)。Consumer Goods Cloudを導入すれば、現場の営業担当者がデータの力を活用できるようになります。AIを活用することで主要タスクの最適化、プロモーション実施や注文管理の改善による収益増の推進、消費者の店頭体験向上を実現します。

消費財メーカーの現場担当者は、店舗に商品を届けるための最新システムへアクセスが制限されていることがよくあります。これは、最も効率の良い日々の交通ルートや商品を陳列すべき店内の場所、経営陣とのリアルタイムの情報共有ができていないことを意味します。実際に、消費財を扱う米国企業は、店舗でのマーチャンダイジングおよびマーケティングに毎年約2,000億ドルを費やしていますが(注2)、消費財業界リーダーの52%が、マーチャンダイジング・マーケティングの計画が店頭で意図した通りに実行されていないと考えています(注3)。つまり、店舗に対し年間1,000億ドルを超える販促費用が最適化されていないのです。
 
Consumer Goods Cloudの紹介
セールスフォース・ドットコムの業界最新製品であるConsumer Goods Cloudは、現場担当者へのインテリジェントなソリューション提供、業務の合理化、消費者の店内体験向上により、消費財を扱う企業の事業変革を支援します。在庫を切らさず、消費者の期待に応える価格設定と販売促進を実施しつつも、業務活動にかかる時間を短縮できるので、現場担当者は、小売チャネルパートナーとの関係構築や協同での販売促進に時間を費やすことができます。

Consumer Goods Cloudにより現場担当者ができることは以下の通りです。

・店舗訪問計画の改善 
訪問すべき店舗が、優先度順にリストアップされます。必要なアクティビティまたは推奨されるアクティビティが表示され、Salesforce Mapsを使ったアプリ内のマップ機能で訪問ルートを管理することもできます。また、担当店舗全体を通じてビジネスの状態を分析することが可能となり、自社製品の新たなチャンスが見えてきます。

・訪問実施の最適化 
訪問先の店舗から、店舗またはセグメントの種類に基づくテンプレートにアクセスきるので、在庫状況や棚割りのチェックから返品処理や調査まで、すべて手元のモバイルデバイスから、簡単に店舗ごとのニーズに対応できます。

・Einstein AIを活用したコンプライアンスや商品配置の最適化  
Einstein Visionが提供するビジュアルサーチ、ブランド検出、オブジェクト特定のソリューションにより、棚卸し・棚割り・マーチャンダイジングに関する実施状況の確認が容易になります。例えば、棚の写真を撮影するだけで、商品が正しく配置されているかどうかが直ちに分かるため、手動で商品を数えてシステムにデータを入力する必要がありません。確認作業にかける時間が短縮されることで、顧客との関係構築により多くの時間を割けるようになります。

・注文やデータの取り込みが容易に  
モバイルの注文取込機能が搭載されているので、店舗訪問中でも注文を受けられるほか、カテゴリ、製品、数量、価格設定、割引、販売促進、単位といった重要なデータを収集することもできます。これにより、与えられた全タスクの完了と正確な報告が確実に実施できるとともに、経営陣に対し、店舗訪問の全体像を提供することができます。

 Consumer Goods Cloudは、消費財を扱う企業が各店舗において、製品情報、価格設定、在庫管理などの全体像を把握するために役立つ幅広い製品ポートフォリオの一部であり、一元化されたプラットフォームを使用します。Consumer Goods CloudとSalesforce Customer 360を組み合わせれば、B2BコマースとB2Cコマースの両方で顧客エンゲージメントを強化するなど、ビジネス全体のデジタル変革が可能になります。また、「Einstein Analytics for Consumer Goods」が、在庫切れ情報や店舗訪問ごとの注文増加率等すぐに使えるKPIのほか、担当顧客用にAIが調整した具体的なインサイトや推奨事項なども現場担当者に提供することで、消費財を扱う企業のためにインテリジェントなエクスペリエンスを実現します。

カスタマー企業
花王株式会社では、各種Salesforceのクラウドアプリケーションを活用して顧客接点の強化を図ってきました。このたび、さらなる顧客満足度の向上を目指し、Consumer Goods Cloudのパイロットプログラムに参加いたしました。

パートナー企業
株式会社アグレックスでは、これまで様々な企業がSalesforceのクラウドアプリケーションを導入する際の支援活動を行ってきました。このたび新たに発表されたConsumer Goods Cloudの導入についても、パイロットパートナーとして導入支援を行います。

新製品に対するコメント
セールスフォース・ドットコムの小売・消費財担当ジェネラルマネージャー兼シニアバイスプレジデントであるジョン・ストレインは、次のようにコメントしています。
「店頭施策は、消費財ブランドの戦略において最も重要な要素のひとつですが、賢明な意思決定を行うために必要なデータやテクノロジーを現場担当者が持っていなければ、多くのチャンスが無駄になってしまいます。Consumer Goods Cloudは、現場担当者が現場で成果を挙げるために必要なツールを提供するだけでなく、企業が店舗の戦略強化や投資拡大を実現することも可能にします。」

プロモーション最適化研究所(POI)の最高責任者であるパム・ブラウンは、次のようにコメントしています。
「『実行すること』が全てです。企業はプロモーションの企画にかなりの時間を費やしますが、計画どおりに実行されることはほとんどありません。 2019年のPOI業界調査では、調査回答者の29%のみが、適切な意思決定を下すために必要なツールを持っていることに同意し、回答者の38%のみが店舗レベルで実行する能力に満足していると述べています。 Salesforce Consumer Goods Cloudは、メーカーが販売時点で十分な情報に基づいた意思決定を行い、『より多く販売する』ための機能を備えています。」

提供時期および価格
Consumer Goods Cloudの一般向けリリースは2019年10月15日を予定しており、価格は1ユーザーあたり月額50ドルからとなります。Einstein Analytics for Consumer Goodsは、2020年2月の一般向けリリースを予定しております。

Salesforceの情報およびSNSアカウント
・Salesforce Consumer Goods Cloudについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.salesforce.com/jp/products/consumer-goods-cloud/overview/
・Salesforce Consumer Goodsについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.salesforce.com/jp/solutions/industries/consumer-goods/overview/
・Salesforce Einstein Analyticsについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.salesforce.com/products/einstein-analytics/overview/ 
・Consumer Goods Cloudについて学習するためのトレイルはこちらから。
https://trailhead.salesforce.com/content/learn/modules/winter-20-release-highlights 
・SalesforceのFacebookページはこちら: http://facebook.com/salesforce
・Twitterアカウントはこちら:https://twitter.com/salesforce

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(注1) 参照:Omnichannel Fast Facts on the In-Store and Ecommerce Landscapes,” Nielsen, October 2018
(注2) 参照:Zero-Based Trade for CPG Leaders: Five Steps for Raising the Impact of Your Trade Promotions,” PwC, March 2017
(注3) 参照:2019 Salesforce Consumer Goods and the Battle for B2B & B2C Relationships Report

セールスフォース・ドットコムについて
CRM におけるグローバルリーダーであるセールスフォース・ドットコムは、企業が顧客と新しいカタチでつながることを支援します。詳細は、http://www.salesforce.com/jp/ をご覧ください。

本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。 サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。 セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボル CRM で取引されています。

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会社概要

URL
-
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-1-3  日本生命丸の内ガーデンタワー(Salesforce Tower)
電話番号
0120-733-257
代表者名
小出伸一
上場
海外市場
資本金
-
設立
1999年03月