英検®1級(CEFR-C1)向けWPMテスト公開、200語超の本格速読を厳密評価
大学上級レベルの英語もAIが正確判定、コピー不能でチートを完全排除
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スタディスタジオ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 鈴木孝一、以下「当社」)は、英検®1級(CEFR-C1相当)の英語力に対応するWPM(Words Per Minute)測定テストをWebサービス「スタスタApps」において新たに公開いたしました。先にリリースされた3級~準1級版に続き、最上級クラスの難度である1級レベルでも、読んだ英文が消える仕組みやコピー防止技術により、「速さ」だけではなく「しっかり理解しているか」を可視化できるよう設計しています。200語以上の文量を短時間で把握し、問題文(英語)に対する回答を日本語で行うため、単に英単語を拾い読みする“ズル”が通用しません。英検®1級は大学上級~社会人にも難関とされる試験ですが、本WPMテストを使うことでリーディングの高速処理能力を磨き、リスニング・スピーキングなど他技能の底上げを図ることが可能です。
【1】英検®1級(CEFR-C1)で求められる読解力
(1) 大学上級レベルにも匹敵する語彙と文構造
英検®1級は、英語資格試験の中でも最難関クラスとして広く知られており、高度な社会問題や抽象的なテーマを扱う英文が出題されます。複合構文や専門的な単語が頻出するため、読解量が多いだけでなく、内容の深さや複雑さへの対応が試されます。速く読めたとしても、本文が難解であるほど理解が追いつかない危険が高いため、一度読んだだけで正確に把握できる能力が求められます。
(2) リーディング速度が合否を左右する理由
英検®1級の一次試験では、リーディングセクションに加え、ライティングやリスニングも加わって総合力が判定されます。文章量が多いほど“時間管理能力”が合否を左右し、試験中「リーディングに時間をかけすぎてライティングやリスニングに割けなかった」というケースが珍しくありません。したがって、WPM(Words Per Minute)を高めて読解時間を短縮しつつ、内容を正しく理解する力を身に付けることが大きなアドバンテージとなります。
【2】WPMテストの仕組み:英語の設問に、日本語で回答
1. 英文を読み終えたら即画面から消える
テスト開始後、一定の文量(200語以上)の英検®1級レベル英語を提示。ユーザーはできるだけ速く読了し、「読了ボタン」を押すと本文が完全に消える仕組みです。これにより、「気になった部分をもう一度読み返す」「部分コピーして翻訳ソフトにかける」といった方法ができません。
2. 問題文は英語、回答は日本語で
読み終えた後に表示される設問は英語で書かれており、ユーザーは英語の質問を解釈した上で日本語で回答します。これは「単語を拾って安易に答える」ことを防ぎ、英文の要点を自分の言葉でまとめることを必須とするため、単なる単語コピーや推測回答がほぼ不可能となります。
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3. 答えが正解しないとWPMが算出されない
スピードを優先して読み飛ばしをした結果、設問回答で不正解の場合、WPM(1分間当たりの単語読了数)は表示されません。つまり、“速いだけ”ではスコアが出ないため、確実な内容理解が不可欠です。
4. コピー不可の技術的対策
テキスト部分をドラッグしてコピーしようとしても反応しない等、コピペを封じる技術を導入しており、外部の翻訳サイトにペーストして答えを得るといったチート行為もブロックしています。
【3】問題量アップ:200語超の英文
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1. 3級~準1級テストより長めの文章
1級レベルではCEFR-C1相当の難易度を想定し、概ね200語以上の英文を採用。これまでの下位級よりも文量が増え、高度なトピックや抽象的表現が多数含まれています。
2. より本格的な速読力を試す
英検®1級の合否を左右するリーディング力は、大量の英単語を短時間で処理できる能力と正確な理解の両立が要求されます。長文への取り組みで速読力を鍛えることは、英検®1級だけでなくTOEFL・IELTSなど他のハイレベル試験にも転用できる基礎スキルとなります。
【4】チート防止策のポイント
1. 読み終わった瞬間に本文が見られない
読了ボタンを押したら英語本文が画面から消えるため、回答段階で再参照が不可能。あらかじめ一度できちんと理解していなければ正解に到達できません。
2. 問題文は英語だが、解答は日本語
設問文が英語なので「表面的に単語を拾って推測」できそうに見えますが、答えを日本語で書く必要があるため、「英語の単語をそのままコピペして回答」はできません。正しい意味を理解し、自分の日本語に変換する工程が欠かせない仕掛けです。
3. コピー不可機能
技術的にテキストを選択して右クリック、またはキーボードショートカットでコピーする行為を無効化。翻訳サイトや辞書ソフトにコピペする抜け道を塞ぎ、ユーザーが本文を真剣に読むことを促します。
4. 不正解ならWPMは表示されない
速くボタンを押して時間短縮を狙っても、肝心の問題回答が誤っていればWPM(読解速度)は算出されず、テストとして成立しない仕組み。“読飛ばし”や“いい加減な速読”では結果が出ないよう工夫しています。
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【5】WPM算出とランク付け
1. Words Per Minute (WPM) の表示
問題に正解すると、“1分間に何語読めたか”を数値化して表示します。単語数(200語以上)と読了時間を基に計算。ほかの級でも用意しているランクシステム(全12段階)を導入し、自己ベスト更新を目指せるゲーム要素を含みます。
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2. 画像ダウンロード機能
結果画面はワンタップで画像化し、SNSや仲間同士で競い合うツールとしても利用可能。学習意欲を高める仕掛けとして好評です。
【6】学習メリットと狙い
1. 英検®1級合格への強力サポート
1級受験者は大学レベル以上の語彙・文法力が必要。WPMテストを何度も反復することで、速く読む力+正確理解を同時に育成し、厳しい試験時間内で効率よく問題をこなせるようになります。
2. 他のハイレベル試験にも転用可能
TOEFLやIELTS、海外大学入試など、長文を正確かつ高速で読む力が決め手となる英語試験は多々あります。今回の1級向けWPMテストはCEFR-C1相当の英文を扱うため、広範なハイレベル試験対策としてもメリットがあります。
3. 4技能すべてに好影響
読解スピードが向上すると、ライティングでの構成力や、リスニングでの情報処理速度、スピーキング時の頭の中の英文組立スピードなどにも好影響が期待されます。英語運用能力の底上げに資する総合的なトレーニングとして、WPMテストは大きな価値を持ちます。
【7】今後の拡張と連携
1. 連続測定・平均化機能
実装済みの級でも検討されている通り、1級版でも「3回連続測定→平均WPM算出」などの仕組みを導入予定。一度だけでは調子や運が絡む要素を減らし、より安定した指標を得られるようにします。
2. さらなる文量・トピックの追加
1級レベルでも、文章トピックやジャンルを拡充し、多角的なリーディング力を試せるよう進化させる計画。300語や400語など、さらに長い文章にも拡大する可能性を検討しています。
3. スタスタLIVE英検との連動
オンライン英検専門塾「スタスタLIVE英検」の受講生は、AIが測定したWPM結果を参考に講師が学習計画を提供し、読み飛ばしや苦手構文を狙って指導できる態勢が整います。AI×人の相乗効果で合格率アップを狙います。
4. 完全有料プランの検討
現在は無料で1日回数制限のあるモデルを提供していますが、無制限にWPMテストを使いたい1級受験者向けに、サブスクや法人向けプランの整備も視野に入れています。特に大学や予備校、海外大学受験対策の機関が一括導入できる形を模索中です。
本件に関するお問い合わせ先
スタディスタジオ株式会社
代表取締役 鈴木孝一
• 住所: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8b
• E-mail: info@studystudio.jp
• TEL: 050-3579-7479
公式サービスURL
• WPM計測テスト(英検®1級レベル / CEFR-C1): https://apps.studystudio.jp/wpm
• スタスタApps: https://apps.studystudio.jp/
• 合否判定(CSEスコア)ツール: https://apps.studystudio.jp/cse-calculator
• ライティングAI添削: https://apps.studystudio.jp/writing-review
• スタスタLIVE英検: https://studystudio.jp/contents/live_eiken
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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