WPT（ワイヤレス電力伝送システム）に関して、エイターリンクは6Gにおける国際規格統一に向けて、WRC-23(世界無線通信会議)に日本代表団として参加

エイターリンクCEO岩佐凌がWRC-23(世界無線通信会議)へ参加し、ITU(国際電気通信連合)の取材を受け、WPT（ワイヤレス電力伝送システム）の6Gにおける国際規格統一の重要性を訴えました

エイターリンク株式会社

2023年12月6日 18時00分

米・スタンフォード大学発のスタートアップ企業であり、ワイヤレス給電によって配線のない“デジタル世界”の実現を目指すエイターリンク株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：岩佐凌、田邉勇二以下エイターリンク）は、2023年11月20日(月)～12月15日(金)までの間に実施されるWRC-23(2023年世界無線通信会議)に日本代表団として参加。エイターリンクCEO岩佐凌はITU(国際電気通信連合)の公式インタビューを受け、WPT(ワイヤレス電力伝送システム)の標準規格の重要性を訴えました。

エイターリンクとは

エイターリンクは、電波による空間伝送型ワイヤレス給電技術を世界で初めてビルマネジメントで実用化した「IoE（Internet of Everything）社会」を牽引するスタートアップ企業です。

今年11月に「成長産業カンファレンス」（成長産業に特化した国内最大規模のグローバルカンファレンス）で行われた国内外から100名以上の審査員が揃い、世界の舞台でも成功の可能性があるスタートアップを審査する「GRIC PITCH」に登壇し、スポンサー賞である「株式会社AGSコンサルティング賞」と「UPRISING DIGITAL」部門におけるテーマ賞の2冠受賞を達成しました。

また、エイターリンクの空間伝送型ワイヤレス給電システム「AirPlug™」はグッドデザイン賞2023にてベスト100を受賞しました。IOT機器のバッテリーを不要とするワイヤレス給電技術を用いた、オフィスにおける空調低エネルギー化を実現するソリューションシステムとして従来では厳しい使用条件などにより商用化が極めて困難であったところから、具体的パッケージとして社会実装した点を高く評価されました。

現在、エイターリンク独自のワイヤレス給電技術を用いてFA領域、ビルマネジメント領域、バイオメディカル領域、さらに物流、リテールといった各領域にて社会実装を進めております。

ITU(国際電気通信連合)とは

ITU(国際電気通信連合、International Telecommunication Union 以下 ITU)は、国際連合の専門機関の一つとして、電気通信の良好な運用により諸国民の間の平和的関係及び国際協力並びに経済的及び社会的発展を円滑にする目的を持って設立されました。本部はジュネーブにあり、活動内容はすべての種類の電気通信の改善及び合理的利用のため、すべての構成国の間における国際協力を維持し及び増進することです。193の構成国が加盟しており、このほか、540の部門・準部門構成員、及び161の学術会員で構成されております。

出典:https://www.soumu.go.jp/g-ict/international_organization/itu/

ITU公式ページ:https://www.itu.int/en/Pages/default.aspx

WRC-23（世界無線通信会議）とは

WRC-23(2023年世界無線通信会議、World Radiocommunication Conference 以下WRC-23)は、ITU無線通信部門の3-4年ごとに開催される重要な会議です。周波数や衛星軌道の利用方法等に関する国際的な取決めを規定した無線通信規則の改正を行うことを目的としています。WRC-23は令和5年11月20日（月）から同年12月15日（金）までの間、アラブ首長国連邦（ドバイ）において開催されております。

出典:https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban10_02000041.html

WRC-23公式ページ:https://www.itu.int/wrc-23/

ITUインタビュー内容

ITUのインタビューでは、エイターリンクCEO岩佐は、資源エネルギーの持続可能な未来と人類社会の進歩に向けた社会に対して、WPT(ワイヤレス電⼒伝送システム、Wireless Power Transfer/ Transmission 以下WPT)の重要性について以下の通り提言しています。

WPTが、これからの6Gという枠組みの中で、デジタルツインを体現する多くのセンサーがインターネットにつながる社会を実装するうえで、ますます重要なテクノロジーの一画として成長していくと考えられます。この上で、6GにおけるWPT国際標準化を進める第一歩として、まずは認知度の低い、電波を利用したWPTのアプリケーション（工場やビルなどのセンサーソリューション）を幅広い人々に理解頂くことが、今回のWRC-23の参加の重要なミッションであると語っています。

詳細は下記のYouTube動画をご視聴ください。