日本テトラパック、アルミ付き紙容器リサイクル率向上へ向けイオン・テラサイクルと連携
3R推進月間に合わせ、大阪と神戸でワークショップを実施
食品の加工処理機器および紙容器の充填包装システムの大手サプライヤーである日本テトラパック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ニルス・ホウゴー、以下、日本テトラパック)は、経済産業省などが定めるリデュース・リユース・リサイクル推進月間(3R推進月間)(10月)に合わせ、大阪と神戸で消費者向けのアルミ付き紙容器リサイクル啓発ワークショップを実施しました。
大阪と神戸で実施したワークショップは、それぞれイオンリテール株式会社、テラサイクルジャパン合同会社と連携の上、消費者にアルミ付き紙容器のリサイクルの重要性を伝え、積極的なリサイクル参加を促進することを目的としています。
◼️アルミ付き紙容器リサイクルの課題と回収拠点の拡大
アルミ付き紙容器は、主に豆乳や野菜ジュースなどに使われている紙容器で、内容物を光や酸素から守るため、板紙やポリエチレンコーティングのほか、アルミ層も張り合わされています。この紙容器は、牛乳パックのようにリサイクルが可能であるにもかかわらず、現在のリサイクル率は非常に低く、その多くが燃えるゴミとして焼却処分されています。この主な要因として、リサイクル拠点が地域限定的であったため、店頭や行政などの回収拠点が十分になかったことが挙げられます。
特に関西エリアでは、アルミ付き紙容器の回収・リサイクルルートがほとんどありませんでしたが、日本テトラパックは関係各所と協業し、関西エリアにおいてリサイクル拠点の強化と回収拠点の拡大に取り組んできました。その結果、2024年9月末時点で関西エリアにおいて、イオン83店舗、スーパーマツモト7店舗、ライフ約160店舗などでの回収が可能となっており、今後もさらに回収拠点を拡大していく予定です。
◼️3R推進月間とは
3R推進月間は、経済産業省をはじめとする8つの省庁が実施する全国的な啓発キャンペーンで、毎年10月に行われます。この期間中は、廃棄物の発生抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再生利用(Recycle)の3つの活動を促進し、循環型社会の形成を推進します。国民や事業者に対して、持続可能な社会に向けた3Rの実践を呼びかけるものです。
◼️消費者参加型ワークショップでリサイクルを促進
3R推進月間の期間中、日本テトラパックは以下の消費者参加型ワークショップを実施しました。ワークショップでは、アルミ付き紙容器のリサイクルを広く啓発し、関西エリアでアルミ付き紙容器の回収・リサイクルができることを消費者に伝えました。
①イオンモール大日(大阪府守口市)でのリサイクル体験ワークショップ
10月4日(金)から10月6日(日)にかけて、全国のイオングループ店舗で実施された「えらぼう。未来につながる今を」フェア(*1)に参加しました。日本テトラパックは10月4日(金)と5日(土)の2日間、イオンモール大日(大阪府守口市)にてテラサイクルジャパン合同会社と連携し、アルミ付き紙容器のリサイクル体験ワークショップを実施しました。
2日間にワークショップを訪れた約180名の参加者は、アルミ付き紙容器の構造やリサイクル方法について学び、リサイクルの重要性について理解を深めました。
②かんぱく2024(神戸市)でのリサイクル体験ワークショップ
10月19日(土)に神戸市で行われた、神戸市主催「こうべ環境博覧会『かんぱく2024』」(*2)では、テラサイクルジャパン合同会社と連携し、アルミ付き紙容器のリサイクル体験ワークショップを実施しました。
地球環境を楽しく学ぶ一日として、大人から子どもまで多くの市民の方々が来場され資源循環や自然環境について学びました。
ワークショップには80名以上が参加し、アルミ付き紙容器がリサイクルができることや資源循環について学びました。
◼️各社のコメント
イオンリテール株式会社 近畿カンパニー支社長 川本昌彦氏
「イオンモール大日での環境イベントでもアルミ付き紙容器リサイクル体験のワークショップを実施いただき、多くの消費者の方に「リサイクルできること」「回収場所があること」を知っていただくことができました。今後も協働しリサイクル啓発、回収拠点拡大に取り組んでいきたいと思います。」
テラサイクルジャパン合同会社 代表 エリック・カワバタ氏
「今回、幅広い世代の多くの方々にご参加いただくことができましたが、大半の方がアルミ付き紙パックがリサイクルできることをご存知なかったので、イベントを実施して本当に良かったと思います。また、過去にリサイクル便を使っていた方にも再度リサイクルへのアクセスを提供することができたことについても嬉しく思っています。今後もアルミ付き紙パックの回収拠点の拡大と認知度向上に取り組んでいくつもりです。」
日本テトラパック株式会社 サステナビリティディレクター 大森悠子
「今年からアルミ付き紙容器の回収を始めた大阪や神戸で、消費者へ直接コミュニケーションができる貴重な機会となりました。アルミ付き紙容器も段ボールやトイレットペーパーなどにリサイクルできること、店頭で回収していることを説明すると、「これからはリサイクルしよう」との声を多くいただきました。関係各所との連携により、回収拠点は着実に増えています。今後はさらに消費者コミュニケーションを強化し、リサイクル促進につとめてまいります。」
日本テトラパックは、今後もアルミ付き紙容器の回収拠点拡大や消費者への啓蒙活動を通じて、アルミ付き紙容器の回収・リサイクルを推進し、脱炭素、循環型社会の実現に貢献します。
◼️関連サイト:テトラパックのリサイクルについて
https://www.tetrapak.com/ja-jp/campaigns/go-nature-go-carton/explore/recycle-cartons
*1: 「えらぼう。未来につながる今を」フェアは、イオン株式会社が主催する環境配慮型商品や環境をテーマとした商品、サービスの価値をより多くの消費者に伝える取り組みです。
*2: こうべ環境博覧会『かんぱく2024』は、神戸市が主催する環境問題を楽しく学べる体験型イベントです。
◼️テトラパックについて
テトラパックは、食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディング・カンパニーです。世界160カ国以上のお客様のニーズを満たすため、安全かつ革新的で、環境に配慮した製品を提供しています。世界に約25,000名の従業員を擁し、業界での責任あるリーダーシップを果たすべく、持続的な事業経営に努めています。 「大切なものを包んでいます(PROTECTS WHAT’S GOOD)™」というモットーは、「私たちは、いつでもどこでも安全な食品を入手できることを約束します」というテトラパックのビジョンを反映しています。更に詳しい情報につきましては、下記をご覧ください。
ウェブサイト:www.tetrapak.com/ja-jp
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