中性子線育種のクォンタムフラワーズ&フーズ(QFF)、JETRO主催「J‑StarX Global Growth for Climate Tech in Europe」に採択
―日本発クライメートテック/バイオテックの欧州展開を加速―
株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(QFF/本社:茨城県水戸市、代表取締役 CEO:菊池 伯夫)は、このたび、日本貿易振興機構(JETRO)および欧州を代表する気候イノベーション組織 Climate-KIC が共同運営する起業家育成プログラム「J‑StarX Global Growth for Climate Tech in Europe」に正式採択されました。
これにより、QFFは、国内で培ってきた独自バイオテック技術 “中性子線スピーディ育種”を携え、欧州市場への本格進出および事業拡大を加速してまいります。

■ プログラム採択の背景と意味
「J‑StarX Global Growth for Climate Tech in Europe」は、経済産業省が主導する起業家育成プログラムです。気候変動対策、脱炭素・循環型社会の実現、クライメートテック/バイオテック分野における先進技術・サービスを持つ日本発スタートアップ企業に対し、欧州市場進出とグローバル成長を後押しするものです。
選抜された5社に向け、ヨーロッパ主要国をカバーした専門家チームを形成し、現地メンタリング、現地の投資家・企業・研究機関とのネットワーク構築機会ならびに世界有数のクライメートテックイベントへの参加機会を提供し、欧州市場におけるプレゼンス向上と事業連携機会を創出します。
QFFが展開する 中性子線を用いた高速育種技術「中性子線スピーディ育種®」は、従来技術に比べ育種サイクルを大幅に短縮※します。環境負荷低減、新素材・バイオ素材、またバイオガス発電やバイオ燃料などの循環型バイオソリューション分野に広く応用性が期待できるもので、気候変動課題をはじめ様々な社会課題に突破口を見出すことができる革新的な技術です。
こうした技術特性とその成長性に、欧州におけるサステナビリティ/循環経済への社会的要請が合致し、高い期待を寄せられて今回採択に至りました。本採択を契機に、QFFはグローバル市場へのチャレンジを本格化します。
※植物は従来の約半分の1〜3年、微生物は従来の1/6程度の2ヶ月で新系統を創出。参照:5分でわかる スピーディ育種
■ QFF について
株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(QFF)は、独自の高速育種技術「中性子線スピーディ育種®」をコアとし、植物や微生物の改良、新素材・バイオソリューションの開発を行うバイオテックベンチャーです。本技術は、従来の育種技術に比べて育種サイクルを大幅に短縮できる点が特長で、とりわけ微生物の改良を活用した環境負荷の低減、循環型素材、バイオマテリアルなど多様な分野への応用が期待されています。

■ 今後の取り組みと展望
QFFは、本採択を起点に以下の取り組みを推進してまいります。
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欧州の投資家、企業、研究機関との協業推進およびパートナーシップ構築
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欧州市場向けバイオ技術・素材の実証/適合化および事業化ロードマップ策定
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欧州主要クライメートテック/サステナブル素材関連イベントへの参加・発信による認知拡大
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日本と欧州をつなぐバイオ/サステナビリティ領域での事業基盤構築
これにより、QFFは「日本発のバイオテック技術で世界のサステナブル課題に挑む」企業として、グローバルな社会実装を目指します。
■ 代表メッセージ(代表取締役 CEO/CTO 菊池 伯夫)
このたび J‑StarX プログラムに採択されたことを、大変光栄に思います。
QFFは、自社で培った革新的な育種/バイオ技術を通じて、環境・素材・サステナビリティ分野の社会課題に挑戦してきました。この日本発の技術を、J‑StarX を通して欧州市場に本格展開することで、地球規模の深刻な課題に直面する様々な開発現場に、今まで以上にこの技術を届けることができます。私たちの子孫が安心して暮らせる「持続可能な地球の未来」を創るため、QFFは技術で貢献してまいります。

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ 広報担当/ビジネスソリューション部:内藤
E-mail:info@qff.jp Tel:03-6661-1611

会社概要

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社名 |
株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ(QFF) |
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所在地(水戸オフィス) |
茨城県水戸市見川町 2563-77 ルレーブ見川 2-101 |
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代表取締役CEO |
菊池 伯夫 |
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事業内容 |
・中性子線スピーディ育種®を用いた植物・微生物改良 |
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設立 |
2018年7月 |
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HP |
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