【業界初】家庭紙製品、トイレットペーパーへ「セルロースナノファイバー(CNF)」を活用。芯なしトイレットペーパーの芯孔強度改善に関する特許を出願

〜CNF活用製品で環境負荷の軽減へ〜

丸富製紙株式会社(本社:静岡県富士市、社長:佐野 武男、以下:当社)は、芯なしトイレットペーパーの製造過程において、植物由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を芯孔へ活用する技術を開発し、特許を出願いたしました。
家庭紙メーカーである丸富製株式会社紙(静岡県富士市)は、植物由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を芯なしトイレットペーパーの中心部に使用して強度を20%高める技術を開発し、特許を出願いたしました。

◆開発の背景
芯なしトイレットペーパーは、多くの人が利用する公共・娯楽施設で重宝されており、近年のインバウンド需要が後押しすることで、年々需要は高まっています。また、取り替え頻度の削減といったメリットがあることで、一般家庭にも浸透しつつあります。当社は、創業当初から、芯なしトイレットペーパーへの製造・販売に注力しており、2015年には、超長尺と呼ばれる、通常の約5倍の長さ(※)を巻いた芯なしトイレットペーパーの販売始め、2019年には5年前の約1.8倍へ成長。現在では、自社内の全生産量の約35%を占める主力カテゴリーとなっております。

通常の5倍(※)超長尺250mシングルトイレットペーパー通常の5倍(※)超長尺250mシングルトイレットペーパー

芯なしトイレットペーパーは、巻き芯を使用しておらず省資源であり、また長尺仕様のため、物流時のCO2排出量の削減など環境へのメリットも大きい製品設計です。しかし、一方で、硬いため、製造や輸送の過程で力が加わり、つぶれると形を復元するのが難しく、また、変形するとホルダーに入らなくなったり、ペーパーを引き出すときにカラカラと音が鳴ったりしてしまう弱点があります。

針葉樹の繊維拡大図(11.7nm)針葉樹の繊維拡大図(11.7nm)

当社は、こうした弱点を補うため、植物由来の新素材「セルロースナノファイバー(CNF)」に着目。一般的に、芯なしトイレットペーパーは、鉄の棒に紙を巻き付け、水を吹いて芯孔を固めますが、当社はCNFを混ぜ合わせた水を採用し、芯孔の強度を20%高められることに成功。CNFの軽くて強い特長を生かし、中心部が変形しやすい芯なしトイレットペーパーの欠点を補う技術を開発し、合わせて、特許も出願いたしました。

 


◆展望
当社は、超長尺製品への新技術の本格採用に向け、CNFの生産設備を増強するため、トイレットペーパーの製造過程で出る端材(損紙)を原料にしてCNFを作る設備を3月に増設します。CNFの生産能力を現在の毎時2キログラムから15倍の毎時30キログラムに引き上げます。
また今後は、地元である富士市のものづくり戦略の一貫として、地域に根ざした原料の開発や、異業界との連携を通じた非木材原料の採用検討など、新原料の開発へも注力し、持続可能な社会の構築に積極的に取り組んでまいります。


◆特許出願の概要
特許番号 :2020-011509
発明の名称:芯無しトイレットペーパーロールとその製造方法



※一般的な芯有り50mシングルトイレットペーパーとの比較

 

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