マカフィー、消費者のモバイル脅威に関するグローバル調査の結果を発表

AIの進歩によって新たなモバイルセキュリティの脅威が増加

マカフィー株式会社

米国時間2月27日に発表されたニュースリリースをもとに、日本向けに編集したものです。
マカフィー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、バルセロナで開催されたモバイルワールドコングレス(MWC)2023に先立ち、Consumer Mobile Threat Report(消費者のモバイル脅威に関するレポート)を発表しました。このレポートでは、注意すべきモバイルの脅威やサイバー詐欺の世界的な主要トレンドと、それらから保護する方法について詳しく説明しています。

2022年末には、OpenAIのチャットボット「ChatGPT」や画像生成ツール「DALL-E 2」などの画期的なアプリケーションが一般向けに公開されました。これらのツールは高品質の人工知能(AI)によって生産性を飛躍的に向上して世の中を驚かせました。その一方で、サイバー犯罪者も同様に高品質なAIツールを得たといえます。マカフィーの「2023 Consumer Mobile Threat Report」では、サイバー犯罪者がこれらのツールを活用して消費者を騙したり、詐欺にあったりする件数が増加している現状を明らかにしています。調査全体を通して共通することは、悪意のある携帯電話アプリケーションの普及です。

マカフィーの最高技術責任者のスティーブ・グロブマン(Steve Grobman)は次のように述べています。「モバイル端末は、いまや日常生活に欠かせない存在となっています。モバイル端末のおかげで、私たちは豊富な情報や娯楽にアクセスでき、ほとんどどこからでも生産的に活動できる自由を手に入れることができます。その一方で残念ながら、サイバー犯罪者による被害も増えています。マカフィーは調査結果を共有することで、皆様が自由で安全なデジタルライフを楽しめるよう支援したいと考えています」

アプリは合法に見えるからといって信用してはいけない
悪質なアプリは、人気のあるもの、使いやすいもの、一見無害に見えるものなど、いくつかのカテゴリーに分類される傾向があります。多くの悪意のあるアプリは、合法的な機能も提供していますが、無料のアプリが動作するからといって信用できるとは限りません。犯罪者は、暗号化して悪意のあるコードを隠したり、アプリが公開されるまで悪意あるコードが表示されないように設定したりします。写真をもとに芸術的な画像を作成できるOpenAIの「DALL-E 2」をはじめとする、最近のAIトレンドに便乗する悪質なアプリにも注意が必要です。  

レポートでは、サイバー犯罪者がどのように悪意のあるアプリを活用しているかを詳しく説明しています。
  • あなたのDMに滑り込ませる
マカフィーが2022年にGoogleで確認した脅威の6.2%は「コミュニケーション」カテゴリーで、主にSMSアプリを装ったマルウェアでした。しかし、正規のコミュニケーションアプリであっても、詐欺師にとっては好機となる可能性があります。詐欺師は、不正なメッセージを使って消費者を騙し、悪意のあるリンクをクリックさせ、ログイン情報、口座番号、個人情報などを共有させようとします。これらのメッセージにはスペルミスや文法ミスがあったり、奇妙な言い回しがあったりしますが、ChatGPTのようなAIツールの登場により、詐欺師はスペルミスや文法ミスを一掃でき、消費者は詐欺のメッセージを見破ることが難しくなっています。こうした脅威の深刻さは、ソーシャルメディア上で見知らぬ人からメッセージを受けたことがある成人(66%)のうち、55%が送金を依頼されたという結果にも表れています※。
  • Bring Your Own Device
調査の結果、脅威の 23% は「ツール」アプリであることが判明しました。モバイル端末向けの業務関連アプリは、PDFエディタ、VPN、メッセージングマネージャ、ドキュメントスキャナ、バッテリーブースター、メモリクリーナーといったカテゴリーで、生産性を向上させる素晴らしいものです。このような種類のアプリがマルウェアの標的になるのは、アプリが携帯電話へのアクセス許可を要求しても抵抗感が少ないからです。ストレージ、メッセージ、カレンダー、連絡先、位置情報、さらにはシステム設定へのアクセス許可を求めることは珍しくなく、詐欺師はあらゆる種類の情報を得ることが可能となります。
  • ターゲットはスマホを持つ10代、20代のゲーマー
マカフィーが確認した脅威の9%は、カジュアル、アーケード、アクションといったアプリのゲームでした。悪意のあるアプリは、ゲーム、動画作成、ソーシャルメディアの管理など、子どもや若者が好きなものに潜んでいます。2022年にゲームカテゴリー内で検出された脅威の中で最も多かったのは、アグレッシブアドウェア(アプリ使用中はもちろん、使用していないときにも広告を表示するアプリ)でした。子どものスマホには、新しいアプリのダウンロードを制限するか、子どもに不正なアプリを見分ける情報を与えることが重要です。

このレポートは、マカフィーがオンライン保護のリーダーであることを示すとともに、オンライン保護の未来を実現するコンシューマ向けソリューションに特化したビジネス戦略を裏付けるものです。

フルレポート(英語)は、リンク(https://www.mcafee.com/content/dam/consumer/en-us/docs/reports/rp-mobile-threat-report-feb-2023.pdf)よりご覧いただけます。

マカフィーは消費者に役立つ情報をブログで定期的に発信しております。安全なオンライン生活のためのヒントについては、ブログ(https://www.mcafee.com/blogs/ja-jp/)をご覧ください。

※出典:「McAfee ‘s Modern Love Research Report」(https://www.mcafee.com/content/dam/consumer/en-us/docs/reports/rp-mcafee-modernlove-report.pdf)より一部抜粋。本リリースに掲載されているその他の統計は「2023 McAfee Consumer Mobile Threat Report」(https://www.mcafee.com/content/dam/consumer/en-us/docs/reports/rp-mobile-threat-report-feb-2023.pdf)より引用。

マカフィーについて
マカフィー(Nasdaq:MCFE)は、消費者向けオンライン保護のグローバル・リーダーです。デバイスだけでなく人を保護することにも重点を置いているマカフィーの消費者向けソリューションは、常時オンラインの世界でのユーザーのニーズに適応し、適切なタイミングとセキュリティで家族や地域社会を保護する総合的で直感的なソリューションであり、ユーザーが安全な生活を送れるようにします。詳細情報については、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.htmlをご覧ください。

*McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国およびその他の国における米国法人 McAfee, LLCまたはその関連会社の商標又は登録商標です。

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会社概要

マカフィー株式会社

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https://www.mcafee.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-13-2 第一生命日比谷ファースト12階
電話番号
03-6892-5524
代表者名
栗山憲子
上場
未上場
資本金
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設立
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