海に浮かんで電気をつくる。地球で”最も優しい”再エネ発電システム「アヒル発電」を開発するYellow Duck株式会社が「HeCNOS AWARD」を受賞
二酸化炭素や放射性物質を排出せず、人や生き物を傷つけないアヒル発電は、地球の7割を占める海のエネルギーを最大限に活用することで、カーボンニュートラルな社会を目指します。
Yellow Duck株式会社について
イエローダックは、シンプルなアイデアを大切に、人と自然が互いに無理なく暮らすことのできる世界を目指しています。自然からかけ離れた複雑なアプローチは、短期的には効果があったとしても、なかなか長くは続きません。不自然なやり方は、必ずどこかでその反動がやってきます。イエローダックの目標は、世界が抱えるあらゆる課題を、自然の法則に則ったシンプルな方法で解決すること。そしてその持続可能な変化を通じて、よりよい世界を実現することです。
暮らしに欠かせないエネルギーを、もっとやさしくつくることができたら。人と自然に負担をかけないエネルギーを供給することができたら。そんな思いからイエローダックでは、自然のエネルギーだけで電気をつくる発電システム「アヒル発電(Wave-DAC*)」を開発しています。
アヒル発電(Wave-DAC)とは
大気中から二酸化炭素を直接回収する技術をDirect Air Capture、私達は略してDAC(ダック)と呼 んでいます。ウェーブ・ダックはその名のとおり、波のエネルギーを利用して大気中の二酸化炭素を回収するシステムです。さらにウェーブ・ダックは、CO2を回収する過程で水素も生成します。
仕組みはとてもシンプルです。ろ過した海水の電気分解により実現します。その電気分解に必要な電力を、再生可能エネルギーである波でまかなおうというのがウェーブ・ダックのコンセプトです。丸いたまご型*のシステムを海に浮かべ、波に揺られて傾くことで電力を生み出します。
再生可能エネルギーを用いて水素を生成し、さらに大気中のCO2を回収するウェーブ・ダックは、カーボンニュートラルの実現に向けた新しい技術です。(特許取得済み)
アヒル発電の特徴
<特徴①>海ならどこでも利用可能
アヒル発電は浮かべるだけの発電技術により、これらの課題を解決しました。海底や沿岸への固定が必要ないため、沿岸に限らず海全域をエネルギーとして有効に活用することができます。地球の7割を占める海が持つエネルギーを最大限利用するアヒル発電は、気候変動へ大きなインパクトを与えることが期待されます。
<特徴②>エネルギーを安定的に供給
波は天候や時間帯による影響を受けにくく、また風や太陽光に比べて予測がしやすい特徴があります。そのため発電量のコントロールが可能で、大きな出力低下の心配がありません。さらに既存の発電システムは、一度設置してしまうと動かすことができません。夜になったからといって、地球の裏側へソーラーパネルを運んでいくことはできませんが、浮かべるだけのアヒル発電なら発電場所を自由に変えることができます。
<特徴③>風力発電の1/2のコスト
アヒル発電は浮かべるだけの発電システムのため、建設工事が必要ありません。そのため建設コストを大幅に削減できるとともに、海底への固定による破損も避けることができます。さらにアヒル発電は、陸上でのメンテナンスが可能です。作業のために船に乗って海を往復したり、不安定な海上や海中で作業を行う必要はありません。アヒル発電は浮かべるだけの発電技術により、建設コストと維持コストを大幅に削減します。
開発状況について
現在、原理試作による動作確認を終え、高さ約2mの実験機を用いて海洋での基礎研究を行っている最中です。これまでの研究開発では、高さ30cm程度の弱い波によるCO2の回収と水素生成の実効性が確認されています。今後はより長期間の実証実験を行い、システムの効率化、安定化を目指します。その後、十分な検証により実用性が担保された段階で、商用へと踏み切る予定です。
これに伴い、現在資金調達を実施中。くわしくは、こちらのサイト(https://wave-dac.com/forvc/)を御覧ください。
「HeCNOS AWARD」受賞(2023年9月20日16:40更新)
万博出展候補企業を選定する、公益財団法人大阪産業局主催「HeCNOS AWARD(カーボンニュートラル分野)」において、アワードを受賞いたしました。
本プログラムは2025年大阪・ 関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン「展示・出展ゾーン」への出展支援事業「リボーンチャレンジ」の認定事業に選定されており、アワード受賞企業には、大阪・関西万博の地元館である「大阪ヘルスケアパビリオン」への効果的な展示方法についてのアドバイスや社会実装に向けたビジネスサポートなどがあり、アワード受賞企業の中から出展企業が選定されます。(※公益財団法人大阪産業局発表資料より一部抜粋)
主な開発チーム
CEO|事業責任者
中山 繁生
2012年から未利用の再生可能エネルギーに関する研究開発を開始。波による姿勢変化を利用した発電システム「アヒル発電(システム名:ウェーブ・ダック)」(NEDO賞受賞)を開発中。
CTO|設計・開発担当
M'z Works
アイデアを完璧な図面に落とし込み、形にしてくれる工業用ロボットエンジニア。国内トップレベルのドローンレーサーの腕前を持つ。企業在籍中のため現在は匿名にて活動中。
CDO|デザイン・広報担当
中山 葉月
高校在学中にTOEIC950を取得後、英語のスキルを買われ海外情報の収集・精査を担当。そのほかサイト構築や資料作成を行う。
CMO|マーケティング担当
山岡 健人
世界最大級のコンサルファームにて、多数のビジネスを見てきた企業支援スペシャリスト。アヒル発電の事業開発や成長戦略、および企業・行政とのコネクション開拓を担当。
「Yellow Duck」立ち上げの背景
株式会社アドリブワークスでは、以下の事業に取り組むことで、誰の身にも「起業」を身近にする活動に取り組んでいます。
■起業家のためのマッチングサイト『triven®️』
起業アイデアを持った方が気軽に自分のアイデアを世に投げかけることができ、また、それを見て共感したサポーターと出会うことができる、起業家専用のマッチングコミュニティです。現在、全国各地から5,000名の会員が登録されており、400件のビジネスアイデアが掲載されています。
URL:https://trivenpass.com/triven-lp
■官民連携のスタートアップスタジオ『NOROSI』
triven®️に掲載されているビジネスアイデアの中から、それを実際に「形にする」ことを目的として、起業に必要なアレコレのインフラを全て提供するスタートアップスタジオ形式の支援組織です。
現在、全国より9地域の自治体会員・20社の法人会員・2つの協力団体により構成されており、ソーシャルグッドなアイデアを中心に人々が向き合い、地域や立場の垣根を超え、互いの能力を掛け合わせ、新たな価値を生み出すべく日々切磋琢磨されています。
URL:https://norosi-startup.com/
新設法人情報(YellowDuck)
会社名 :Yellow Duck 株式会社
代表者 :代表取締役 中山 繁生
本社 :〒651-1515 兵庫県神戸市北区上津台6丁目3番28号
設立日 :2023年8月
URL. :https://yellow-duck.jp/
企業情報(アドリブワークス)
私たちは、スタートアップ土壌に種を植える「耕作者」です。
暮らしている場所の近さではなく、抱いている想いの近さで、仲間と出会うことができたとしたら。世界はきっと、今よりもっと、前向きなチャレンジで満ちていくはず。
会社名 :株式会社アドリブワークス( 英文名 : adlibworks inc. )
代表者 :代表取締役 山岡健人
本社 :〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中6-9神戸ファッションマート8N-10
設立日 :2018年3月12日
URL. :https://adlibworks.co.jp/
事業内容 :
・起業家専用マッチングプラットフォーム「triven®️」の運営 ※特許取得済み
・全国の自治体や企業と共に起業を支援を行う官民連携スタートアップスタジオ「NOROSI」の主催
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進捗情報は、SNS・メディアで発信してまいりますので、どうぞご期待下さい!
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メディア : https://trivenpass.com/
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また、チャレンジャー登録は、公式サイトにて随時受付しております。
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