UiPathの調査で、エージェンティックAIは、より複雑な業務プロセスを改善するための企業投資を促進していることが判明
米企業IT部門の経営幹部の90%がエージェンティックAIによってビジネスプロセスが改善すると回答
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エンタープライズ自動化・AIソフトウェアのリーディングカンパニーUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:南 哲夫、以下「UiPath」)は、レポート「2025年エージェンティックAIレポート」(英語原版題名:UiPath 2025 Agentic AI Research Report)を発表しました。調査の結果、IT部門の経営幹部の90%がエージェンティックAIによってビジネスプロセスが改善すると考えており、77%が今年中にエージェンティックAIに投資する準備ができていると回答したことが判明しました。
UiPathの「2025年エージェンティックAIレポート」では、売上高10億ドル以上の企業で働くIT部門の経営幹部252人を対象とした調査と、IT部門のシニアリーダーへのインタビューによる質的分析を実施しました。結果として、回答者の37%がエージェンティックAIを既に使用していると答え、93%がエージェンティックAI活用への投資に極めて高い関心または高い関心を示していることが分かりました。AIエージェントとは、AI技術を使って環境を認識し、情報を処理し、特定の目標や目的を達成するために行動するソフトウェアエンティティです。AIエージェントは、自律的または半自律的に動作することができ、対象のドメイン内で人間のような意思決定や問題解決が行えるように設計されています。
ほとんどのITリーダーが、これまでに自動化とAIの実装に価値を見出している一方で、セキュリティ、開発の複雑さ、統合、データ品質といった課題にも直面しています。企業にとって最も魅力的なエージェンティックAIの利点としては、ワークフロー管理の改善(58%)、アプリケーション同士の統合性向上(53%)、複雑なワークフローの自動化(52%)が挙げられました。本レポートから、異なるビジネスアプリケーションとの統合性の欠如が既存のAIツールの重大な制限事項になっており、回答者の87%が複数のAIテクノロジー間の互換性が組織にとって必要不可欠または重要であると答えていることが分かりました。
特にさまざまなシステムにまたがる複雑なワークフローに対処する場合、企業はAIトランスフォーメーションを推進する上で重要な課題に直面し続けています。企業の大半で、本来期待される生産性向上がまだ実現しておらず、最も重要なビジネスプロセスにおいてはAIが信用されていません。
実際、エージェンティックAIに対する最大の懸念事項として、ITセキュリティの問題(56%)、既存システムとの統合(35%)が、導入コスト(37%)と並んで挙げられました。エージェンティックAIのワークフローを効果的に導入するために最も重要な機能は何かという質問に対して、最も多かった答えは「安全性とプライバシー」で、その次に「既存システムとのシームレスな統合」が続きました。IT部門の経営幹部は、ガバナンスが有効で、安全性が高く、信頼できるものであれば、自律型エージェントにビジネス上の価値があると考えていることが明らかになりました。
ITリーダーがエージェントに対して抱いている安全性、プライバシー、倫理、規制上の懸念を払拭するためには、自動化によるオーケストレーションが必要不可欠となります。
UiPath株式会社のプロダクトマーケティング部 部長の夏目 健は次のように述べています。
「エージェンティックAIは、より大規模で複雑なビジネスプロセスの自動化能力を大幅に拡大し、強化する画期的なアプローチです。エージェンティックAIが有意義な影響をもたらすために、組織は、エンタープライズグレードのガバナンスとセキュリティの中で、ロボット、エージェント、従業員、システム全体にわたって、インテリジェントに計画を立てて行動を同期化するために必要な基盤を、エージェントに提供する必要があります。エージェントの最も強力なユースケースは、企業のシステム全体にわたってオーケストレーションできるものです。AIシステムがより自律性を高めるにつれ、企業は、予期せぬ結果を回避し、AI主導の行動が倫理的かつコンプライアンスや法的基準に沿うことを保証するために、自律性と人間による監督のバランスを取らなければなりません。エージェンティックオートメーションの新時代は、オーケストレーション、ガバナンス、そしてエージェンティックAIによってもたらされる価値に関する課題に取り組むことになるでしょう。」
ウェスコディストリビューションのグローバル・インテリジェント・オートメーション・センター・オブ・エクセレンスのディレクターを務めるMax Ioffe(マックス・イオフェ)氏は次のように述べています。
「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)によって、エージェントのオーケストレーションができるようになることを期待しています。大規模なプロセスには、明確なオーケストレーションとガバナンスが欠かせないため、RPAのような再現性のある動作をする技術が必要なのです。」
調査レポート「UiPath 2025 Agentic AI Report」は、こちら(英語)から全文をダウンロードしてご覧いただけます。
調査概要
UiPathは、2024年10月にIT部門の経営幹部252人を対象とした調査を実施し、その調査結果に基づいて本レポートを作成しました。対象者の全員が売上高10億ドル以上の企業に勤務し、IT部門のバイスプレジデントやディレクタークラスの役職に就いており、回答者の100%がAIおよび自動化に精通していると答えています。また、同分野に特に精通しているITおよびAIのリーダー8人をインタビューし、エージェンティックAIに対する考えについて詳しく調査しました。
UiPath社について
UiPath(NYSE:PATH)は、人間の知能をより一層高度に模倣するAIテクノロジーを開発し、企業の運営、革新、競争の方法を変革しています。UiPath Platform™は、エージェント、ロボット、人間、モデルがシームレスに統合され、自律性とよりスマートな意思決定を促進する、エージェンティックオートメーションの新時代への移行を加速します。UiPathは、セキュリティ、精度、レジリエンスを重視し、AIが人間の可能性を高めて業界に革命を起こす世界の構築に取り組んでいます。詳細については、www.uipath.com/ja をご覧ください。
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